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プロダクト主導型組織をめざして、LIFULLの現場がボトムアップで取り組んでいる事

本noteでは、LIFULLのサービス企画職の能力開発を担うワーキンググループ(以下、WG)の取り組みを共有させていただきます。
※サービス企画職は主にディレクションやプロダクトマネジメントを行う職種です
LIFULLの一メンバーがどのように組織に向き合っているのか。ぜひ、楽しんでいただけれ幸いです。
それでは、ご笑覧ください!!

「知る活(しるかつ)」が能力に取り組む出発点

きっかけ

冒頭にも記載したように、LIFULLのサービス企画職にはサービス企画職の能力開発を目的とするWGが存在します。
きっかけは職種長からの一言でした。「「知る活」としてLIFULLのサービス企画職の企画力を向上するために一緒に取り組みをしよう」
それまでの「知る活」は、社内で実施した施策を社内に共有するというWGでした。そのWGを私が引き継いたタイミングで、職種帳からLIFULLのサービス企画職の企画力を向上するための取り組みをして欲しいと声をかけてもらいました。
上記をうけて、「知る活」という組織は社内の知見を共有するだけではなく、より強い組織をつくるための能力開発の取り組みも同時に進めていこうと決めました。

ビジョンの策定

さて、LIFULLの企画職に求められる”企画力”とは何を指すのか。LIFULLではサービス企画職の役割を以下のように定義しています。

つまり、この役割の責任を全うする力を”企画力”と定義しました。
そして、その力を発揮するために必要な知識は以下のように定義しました。

「知る活」では、この領域の知識をつける機会やチーム全体に広げていく機会をつくることをミッションとしました。
これを踏まえて、「知る活」では以下のようなビジョンを掲げています。
「プロダクトを通じて未来をつくれる人を増やす」
LIFULLは、社会課題を事業を通して解決し続けることを目指すソーシャルエンタープライズです。
プロダクトの成功に責任を持つサービス企画職は、それをプロダクトを通じて実現したいと考えています。
この活動を通じてメンバーの企画力を上げることが、会社の成長にも繋がり、ひいては社会をより良くすることに繋がると考え、上記のようなビジョンになりました。

具体的に取り組んだこと

「知る活」で特に取り組みたいと考えたこと

前項で、メンバーに求められる必要知識を記載しました。
一人ひとりが自身のキャリアに添って考え、どの領域を伸ばしていきたいか、そこを明らかにしていきながら、サービス企画職のあらゆるメンバーが学び、それをメンバーに惜しみなく共有することが重要だと考えています。
「知る活」はそのような機会をつくることがミッションだと考えました。

3つのチームの設置

具体的には3つのチームを設置しました。
・キャリア相談チーム
・社内勉強会チーム
・社外交流会チーム
それぞれの役割は以下になります。

【キャリア相談チーム】

キャリア相談チームでは、メンバー一人ひとりが「この領域を伸ばしたい」を明確にすることが目的です。
メンバーの中には「自分の得意分野を見つけ、キャリアアップしていくためにどうすればいいのかわからない」という課題がありました。LIFULLのサービス企画職で求められるスキルセットは多岐に渡ります。また、実際の業務も多岐に渡るので、自ら機会をつくり学ばなければ、器用貧乏になりがちです。
そこで自分の得意分野(武器)をもっている方からキャリア形成の考え方について共有してもらい、自身のキャリアを描くヒントになるような機会を設けていました。

キャリアを考えるフレームワーク、有効ですよっていう話


【社内勉強会チーム】

社内勉強会チームは上述した4つの領域に関わる知識をみんなで学び、深めることが目的です。
必要とされる知識の広さと量は膨大ですが、一人ひとりが普段の生活をし、目の前の業務をする中で一人で全て学ぶのは現実的に難しいです。
そこで、メンバーがそれぞれの業務の中で得たことや本から学んだ知見を共有する場のセッティング、本を輪読する会の開催をこのチームが担当しました。各自の学びが深まり参加者は刺激をうけながら学びを深めることができます。

『INSPIRED』の輪読会の資料

【社外交流会チーム】

社外交流会チームでは他社の方と交流をし、知見を交換する会を企画し実行することが目的です。
社内のメンバーだけだと知見が固定化されてしまいます。チームとしてよりインパクトの大きい価値を出すために、固定観念に囚われないような発想が必要ではないかと考えていました。
同じような悩みや課題感を抱えている違う業界の他社の方と交流し、課題やその解決策などの事例を共有する会を開催していました。
※他社の情報が含まれているので、開催の画像はありませんm(_ _)m

各チームの役割

それぞれのチームが上記のような役割を果たすことで、以下のようなつながりが期待できると考えています。

※黄色い四角が3つのチーム
※オレンジが「知る活」が創出したいアウトカム
※白い四角が今後チームとしてつくっていきたい機能
※丸い四角が発生する事象

キャリア相談チームでメンバーが感じている課題感や個人の興味(伸ばしたい領域)の可視化をします。そこから、社外交流会チームや社内勉強会チームが開催してる交流会や勉強会の中で自身が興味あるものに参加してもらい、自身の業務へ応用してもらう。
それぞれのチームが上記のような機能を果たし、メンバーの知見の蓄積をプロダクトの共創をリードする力に転化していけるのではないかと考えました。

結果

昨年一年で様々な取り組みをしてきました。一緒に活動してるメンバーが本業務の傍ら、「知る活」のビジョン実現に向けてそれぞれいい方法を考えて企画し実行してくれました。
結果、多くの機会をつくり、多くの学びの場を提供しました。その機会に参加してくれた他のメンバーから「実際の業務に活きた」「今迷ってることがクリアになった」など、ポジティブな声をもらうことができました。少しずつではありますが、「プロダクトを通じて未来をつくれる人を増やす」のビジョン実現に向けて動き出した一年になったのではないかと思っています。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は、メンバーが組織にどう向き合っているか、という話を能力開発に取り組んでるWGの事例を用いてお話させていただきました。
私達の取り組みはまだまだ道半ばですが、少しでも参考になれば幸いです。
また、同じような取り組みをしている会社様があれば、ぜひ取り組みの事例共有などをしましょう!

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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