北村敏泰

北村敏泰(Kitamura Toshihiro) ジャーナリスト(現在はフリー)、元・…

北村敏泰

北村敏泰(Kitamura Toshihiro) ジャーナリスト(現在はフリー)、元・全国紙大阪本社編集局部長、元・宗教文化専門紙編集局長、現在は客員論説委員。最近は、宗教者による社会貢献、社会的諸問題への取り組みなどを主に取材、発信。

最近の記事

能登地震 宗教者たちの緊急支援情報

緊急報告 能登地震:宗教者らによる現地への緊急支援               ジャーナリスト 北村敏泰  現地の惨状については多くのメディアが伝えているのでそちらを。生き残った多くの被災者が厳寒の中で食糧も水もなく苦しんでいる。行政は、まずは人命救助・遺体捜索をということで、「私人の被災地入りは控えて」と言っているが、東日本大震災などこれまでの災害での豊富な支援経験・スキルのある宗教者たちは、当然のように瞬発力を発揮して、被災者の命を救うために現地へ駆け付けた。目の前の

    • 《論説アーカイブ + 》      東日本大震災月命日の供養  “名前”のある一人ひとりのいのち思う

      ※再び東日本大震災の話を投稿する。犠牲者数の大きな「数字」ではなく、顔と名前のある一人ひとりのいのち、という観点から。3月11日にもSNSで発信した事例だ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  東日本大震災から11日で12年3か月。被災地の寺院では、今春の十三回忌を過ぎても毎月命日ごとに深い祈りを捧げる僧侶たちがいる。岩手県陸前高田市の浄土宗荘厳寺では髙橋月麿住職が、全犠牲者の名前を半紙に毛筆で手書きし、それを本堂に掲げて全て読み上げるという供養をする。

      • 《論説アーカイブ+》 「いのち」への熱い思い 震災・原発事故の映画2作品から

         東日本大震災から12年を経て2作のドキュメンタリー映画が注目を集めている。原発事故で全村避難を強いられ、暮らしの全てを奪われた福島県飯舘村の酪農業の女性たちの奮闘を追ったのが、『飯舘村 べこやの母ちゃん』。 『生きる 大川小学校 津波裁判を闘った人たち』は児童74人が犠牲になった同小(宮城県石巻市)の遺族・親たちの物語。どちらも背景は自然災害ながら原発や学校の安全管理をめぐる人災が問題となっており、それに翻弄されたいのちへの思いが丁寧に描かれている。  飯舘村の中島信子

        • 《論説アーカイブ+》 東日本大震災 消えない悲嘆  サバイバーズギルトや「あいまいな喪失」へのケア

          自己紹介したように、様々な「苦」の現場での寄り添いについて、ぼちぼち投稿します。多くは、メディアに掲載された「論説」に少し加筆したもの。掲載時期はやや以前のもありますが、指摘する問題点は現在進行中のことばかりです。 まずは予告通りに東日本大震災について(今春のものの再録なので注意)。 ……………………………  東日本大震災の発生から今年で12年。夥しい犠牲者にとって仏教的な供養の上では十三回忌という区切りでもあり、各地で法要などが予定されている。中でも死者数が多い被災地で

        能登地震 宗教者たちの緊急支援情報

        • 《論説アーカイブ + 》      東日本大震災月命日の供養  “名前”のある一人ひとりのいのち思う

        • 《論説アーカイブ+》 「いのち」への熱い思い 震災・原発事故の映画2作品から

        • 《論説アーカイブ+》 東日本大震災 消えない悲嘆  サバイバーズギルトや「あいまいな喪失」へのケア

          投稿に当たっての自己紹介、スタンス

          最初の投稿にあたって、長いですが以下にコメントと自己紹介を 【スタンスについてのコメント】  ここ20年ほどは、東日本大震災をはじめとする災害や貧困、差別、自死問題、いのちのあり方が揺らぐいろんな事件事故、生命倫理が問われる諸課題と、それへの良き宗教者たちの取り組みやケアの現場を取材、報道しています。(以下のプロフィール参照)  私自身は宗教者ではありませんが、そのような社会の様々な「苦」の現場でのいろんな宗教者たちの寄り添い、「社会貢献」とも表現される行いは、虐げら

          投稿に当たっての自己紹介、スタンス