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僕もジローもやっぱり似てる?

ジローの散歩もやっぱり僕の役目だ。

なぜか一番暇と思われているふしがある。


しかし、駄菓子屋に新しいゲーム機がある・・

やりたい・・・


友達と遊んでても、夕方こっそり筋トレしに公園に行っても僕の横にはジローがいた。


僕は、今も少し喘息が出たり肌が弱く服にも気を遣う。


兄たちみたいにガッツリ鍛えることはできないけど、なんだかんだと鉄棒を使って僕なりに鍛えて心も体も肌もいつか克服してやりって決めていた。


しかし・・たまにふと

「あいつ元気にしてるのかなぁ~っ」

違う学校でまたチビのやつ見つけて後ろから僕にしてたように振り回してるのだろうか・・・


遠い目線からジローのほうを見ると

ジローは近くにいるメス犬にくぎ付けだ。


「お前・・・・」

チビのくせに!!

「行くぞっ」と言って引っ張るが頑として動かない。


なぜか、そのメス犬がイヤな顔をしているように見えた。

「ジロー、ほら嫌がってるだろう!!」

飼い主のおばさんは「あ、大丈夫よ」って気を使った。


ジローは、おかまいなしにアピールしてるのか、すり寄っていく。

あぁ、飼い主に似てくるってきいたことあるけど・・・

お前は、僕に似たのか?

それとも僕がジローに似てしまったのか?

まさか・・顔まで・・いやいや

それは絶対困る!!!!

つづく


女好きめぇ~!!

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