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僕は自信というものが何かわかった気がした

僕は、チビはいつか克服するとして

体力は、自分から鍛えていかないとダメだと思った。


なにもかも怖かった自分がいたが走ることもその一つだった。


喘息が怖かったし、病院からも止められていた。


「タロー行くぞ」

僕は、近くの公園が閉められて入れなくなったことがいい機会となって道をただ歩くだけの散歩になってしまっていた。

だけど、軽くタローと走るようになっていた。


学校の先生に「喘息を持っているので激しい運動はできないけど、できることはやります」と言った。

「そうか、わかった!!もし、しんどくなったらすぐ言えよ」


僕は、今まで運動と呼べるものはしてこなかったけど、なんか楽しかった。

汗をかくと体が痒くなったりしてイヤだったけど・・

何故か今は気持ちがいい!


多分、できなかったことができていく自分に嬉しかったんだと思う。


少し辛そうな顔をすると

「おさる大丈夫か?」

友達が寄ってきてくれる。


「おさる無理しなくていいから」

女子も心配そうに顔を覗き込む。


先生が「よく頑張った!」と褒めてくれた。

「毎日、俺に体調を報告しろよ」

「はい」


たとえ、倒れても周りに人がいてくれるだけで、こんなにも安心して無茶ができてしまう。


これは魔法か?


よし、この夏はプールに挑戦だ!!!

つづく


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