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【想いをカタチにするvlo.9】介護離職防止に取り組む団体紹介❸

 前回から介護離職について取り組む団体を紹介してきた。今回で最後となる。今回紹介する団体は、一般社団法人介護離職防止対策促進機構である。最後に、ぼくの分析を述べることとなる。これは分析というより、ぼくが取り組むビジネスモデルの優位性を主張するものである。自分勝手な主張であるため、気分を悪くしたら申し訳ない。
では始める。

一般社団法人介護離職防止対策促進機構

  • 設立理念:私たちは日本の介護離職をゼロに導きます。

  • 事業内容

    1. 介護離職防止対策評価基準の制定・普及促進・啓発

    2. 働く介護者・離職者の支援

    3. 介護離職防止対策コンサルタントの育成

    4. 介護離職防止対策啓発セミナー・イベントの企画運営

    5. 介護離職防止対策促進コンサルティング

介護離職防止対策アドバイザー

 介護離職防止対策アドバイザーとは、一般社団法人介護離職防止対策促進機構が主催する「介護離職防止対策アドバイザー養成講座」を受講し、登録をすることによって名乗ることのできる民間資格である。養成講座を受講後(登録料11,000円、有効期限1年間)、登録証の交付を受け、一回以上の勉強会への参加を経て、更新料(登録料11,000円、有効期限1年間)を支払う必要がある。

仕事と介護の両立支援対策推奨企業

 介護離職防止並びに仕事と介護の両立支援を目的に、介護離職防止対策アドバイザーが働く介護者に対して直接的に「相談援助・情報提供」する対策をとっている企業である。この活動は、株式会社ワーク&ケアバランス研究所(一般社団法人介護離職防止対策促進機構の代表理事が経営)によって行われている。サービス内容は以下の通りである:

  1. 仕事と介護の両立セミナー(講師が現役介護者、内容を対象者によってカスタマイズ、費用は相談)

  2. 仕事と介護の支援相談・情報提供窓口業務

  3. 仕事と介護の両立支援総合コンサルテティング(厚生労働省の「介護離職を予防するための両立支援対応モデル」を軸に計画)

  4.  ハンドブックの作成(仕事と介護の両立支援ハンドブックをカスタマイズ作成、カスタマイズは4ページのみの対応で、その他のページはオリジナルコンテンツを活用)

ケアラーズ・コンシェル

  • 月額プラン:企業規模に関わらず、個別相談利用回数制限プラン、初めて外部介護相談窓口を導入する企業向け、利用人数により料金変動する。

  • 中小企業限定プラン:従業員300人以下の企業限定プラン、月額3,300円から(企業規模による)導入できる仕事と介護の情報提供・介護相談ワンストップサービス、研修並みの動画コンテンツが見放題である。

  • その他:都度払いの介護相談(オンライン22,000円/60分)、出張型個別相談会(費用は相談)

  • 介護者向けのオンラインサロン:月額550円で提供される。

分析

活動実態が不明であるものの、「仕事と介護の両立支援対策推奨企業」マーク付与や介護離職防止対策アドバイザー養成講座を開催していることが確認されている。同機構の代表が経営する株式会社ワーク&ケアバランス研究所はより実務的な内容であり、厚生労働省の内容に沿ったサービス展開をしている。

強み

  • 介護当事者としての経験がある。

  • 書籍出版、テレビ出演等のメディア露出が多い。

弱み

  • サービス提供者が「介護経験者」であり専門性に欠ける。

以上が、一般社団法人介護離職防止対策促進機構及びその関連サービスに関するぼくの分析である。

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