見出し画像

【ブラックスワンへの対処法】~受験では不要だが必要な考え方~

突然だが、ブラックスワンという言葉をお聞きしたことがあるだろうか?

ブラックスワンとは、予測することが困難(もしくは予測したくないために考えない)だが起こってしまった場合は非常に大きな打撃を与える事象のことである。コロナ感染流行などのパンデミック、大災害や世界的な紛争の勃発がまさにそれに当たる。

受験で言うと、「試験中の不測の出来事」や「不合格」がそれにあたる。
この時期にこの言葉を出すのは、はばかられるが合否の判定が近づくこの時期だからこそ、あえて出そうと思う。

このブラックスワンに対する対処方法は主に二つある。

一つは、起こらないように似た環境下で事前の準備を万全にすることである。
試験範囲に即した勉強を毎日行い、模試を何度も受け、受験本番さながらの環境下の中、志望校の試験に慣れていく。
そうすることで想定されるリスク(受験中の不測の出来事など)を軽減していく。

受験勉強では、この一つに大きく時間を割き、合格に向けて突き進んでいく。

それで僕は十分だと思う。

しかし、もう一つの対処方法も検討しておいてもいいかもしれない。

もう一つの対処法とは、不測の事態が起こったらどうするのかを検討することである。
受験でいうと、不合格だった時に具体的に何をするのかを考えておくことである。(ちなみに経営では不測の事態に備えるために事業継続計画(BCP)を策定する。)

不合格の時!?そんなことなんて考えられないし、そんなこと考えて勉強していたらまともに勉強に集中できない。という声が聞こえてきそうだ。

確かにおっしゃる通り。

だが、これを考えるメリットもある。メリットは3つある。

一つは、不合格だった時のメンタルキープに役立つ。
不測の事態に対する対処をきちんと考えていれば、ずんと落ち込まなくても済む。受験の合否でメンタルを病んでしまい、人生が変わってしまう人もいることを考えると、意外と重要かもしれない。

二つ目は、次の一手を迅速に考えることができる。
事前に何をするかある程度行動指針があるので、それに沿って動くことができるため、悩んでいる時間を最小限にできる。

三つ目は、これが一番重要だと考えているが、合格に一歩近づくことである。
矛盾しているように思うが、不合格になった時のことをある程度検討しておけば、もし起こっても大丈夫さと平常心で受験に挑むことができ、むしろ集中することができる場合もある。そういう意味では合格に近づくためにも、「不合格」だった時のことを考えるのは必要なのかもしれない。


ブラックスワンに関しては以上です。
余談ですが、僕が旧帝大に入って感じたことは
編入生(3年次に他大学から入学する学生)は優秀な人材が多いということです。

旧帝大に入って遊びに夢中になっていた僕のような人間と
悔しさをバネに大学に入学後も地道に勉強してきた人。
蓋を開けてみると、信じられないくらいの雲泥の差ができていました。

結局、どれだけ地道にできたか
そして、勉強は受験が終わったからといって終わらせてはいけないな
その時にひしひしと感じました。

以上、ポンコツサラリーマンうめ太郎でした。

【おすすめ記事】以下のリンクから
・二浪宅浪体験記
どうしようもなかった僕が二年間の宅浪生活でどう変わっていき大学合格できたかを記しました。

・ポンコツと呼ばれた男の勉強法
自他ともに認めるポンコツの僕が、あれやこれやと試行錯誤しながら作り上げた勉強法体系について記しました。
かの有名な喜劇王チャップリンは言いました。「私の最高傑作は次回作だ」と。同じようにこの勉強法もつねにアップデートを重ねて最高傑作を作り上げたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?