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韓国式エキサイティング占い

私は占い師になりたい。
しかし、本命は占い師さんではない。
プロの占い師さんには失礼な話しでごめんなさい。なのだが、
占いをひとつのツールとして
ただ、「おしゃべりしたい」

2年かけて色々考えた。
「いくつになっても仕事がしたい。」
「一生、人と関わって生きたい」
「自分が老いて、外に出るのが困難になった時、人が訪ねて来てくれる環境がほしい」
「『きむみさんには、つい何でも話しちゃう』と言ってもらえる私を活かしたい」

おしゃべりして、元気になったり、悩んでいることをちょっと忘れたり、軽くなってほしい。元気になった人を見て自分も元気。
幸せ。

それらを考えた結果が占い師だった。
でも、有名にならない限り、
【占い師】という看板だけでは、老いた時に人が訪ねてくれるか分からない。
電話とかSNSの占いは私には使いこなせない。対面がいい!その人を見て話したい。

でも、占いだけでは来ることを躊躇しちゃう人もいるかもしれない。

なので、「喫茶店」もやりたい。
未来はきっとAIとかがもっと多いでしょ。
対面とか、触れ合いが恋しくなるかな。
アナログな私にピッタリだ。

もう家族ぐるみで喫茶店を営む計画を勝手に立てている。

旦那には既に
「ここでしか飲めないこだわりのコーヒーを
研究して作ってくれ。」と頼んである。
長女には嫁に行ってもたまには孫を連れて
接客を手伝ってね。と頼む。
次女とはずっと一緒にいられる。
息子には、必ずイケメンになって、大学の
空いた時間に手伝うように言う。
「今週は水曜日と金曜日が息子さんが来るって!もう絶対来よう♡」と売り上げに貢献できるイケメンでありながら人々を魅了する人柄であることが必須だ。現在、高校1年生。間に合わせるんだぞ!イケメン。
仲良しのすぐ上の姉に得意な料理を聞いてみた。「あたし、ハンバーグ得意だよ!」と
言うので、調理師免許(条件だけは既にあるから試験頑張って!)と、ワンプレートでハンバーグメインの食事を頼む。
そして私はその時の気分で「気まぐれデザート」を作る。衛生責任者の資格は私が持っているのでこれでオープンできるぞ。

喫茶店の評判が先か?占いの評判が先か?
どっちも「人と関わる」からどちらでもオッケーだよ。

占いを待つ長蛇の列には、旦那こだわりの美味しいコーヒーを一杯提供しますよ。
飲みながらお待ち下さい。
占いのみのお客さんは、小学生でも中学生でもいいの。50円か100円でいいよ。何か悩みがあったり、夢があったら話してみてね。
おばちゃん、なんでも聞くし、占うよ。
あと、なんかお菓子あげる!

ってやりたいのだ!
あー、楽しい。



先週末、私が育った地元で、市が開催した
「占いフェア」があった。
訪問看護師さんに4時間も次女をお任せして
恋の悩み真っ最中の長女と出掛けた。
私の地元は住まいから車で30分くらいなので往復1時間見立てて3時間は気兼ねなく占いに専念できる。

正直、それほど混んで居ないだろう。と思っていたが、思いのほかすごく賑わっていた。

実は私、開催されているこの場所で、タロット占いのレッスンを受けている。
4ヵ月くらいたつ。
先月のレッスンで先生が今回のチラシをくれた。10名ほどのプロの占い師さんが載っていて、得意とする占いと、プロフィール的なものが数行書かれていた。
タロット占いや手相はもちろん、中には
オーラや前世が視えるとか、何テレビの何のCMかはわからないが、CM出演有り。と書かれてある占い師さんもいた。

その中に「韓国式四柱推命」
「少し辛口。エキサイティングな占い」と書いてある占い師さんがいて、少し気になった。

長女は初めての占いで、ドキドキワクワクしていたようだ。彼とのことで悩んでいることもあって少し緊張していた。
私は特に何もなかったが、先生以外のプロの占い師さんの出だしはどんな感じか?
どのように話しを繰り広げたり、カードの解釈を話してくれるのか?等を体験したかった。

会場のアチコチに占い師さんがいるのだが、
5人程まとまって占い師さんのいる場所の
お客さんはズラーっと並んでいた。
どこで前情報を得ているのか?
みんな、「絶対みてほしい!」と思う占い師さんがいるらしかった。

試しに前世を視てもらおうかな。と並んでみたものの一向に進まない。
私には時間がない。

ふと見ると、韓国の占い師さんは単独で構えていて、並んでる人は二人だった。
狭い会場の一角なため、占ってもらってる方の内容も、まあまあ聞こえてしまうが、そのおかげで心の準備もできた。たまたま、私たちの前に並んでいた人はすごくオープンな方で、
「あなた、あげまんなんだから婚活!」と
占い師さんの声が聞こえてきた。すると、
その方はくるっと私たちに振り向き、
「私、あげまんだって!婚活だって!」と
爆笑して言ってきた。
娘と二人、彼女に向かって親指をたてた。
高校生の息子さんがいて、ずっとシングルで頑張ってきてる彼女は、待ってる人たちも
参加させる体験型占いみたいな場にしてから
満面の笑顔で帰っていった。

う~~ん。なるほど。よくわからないけど、なんだかエキサイティング!

いよいよ、私たちの番がきた。
キリッとした毒舌コメンテーターみたいな雰囲気と、全てを包んでくれそうな綺麗な笑顔の占い師さん。

まずは、私から。
生年月日と、生まれた時刻。(私は分からなかった💦占い師さんがなんとかしてくれる)
提供した情報はそれだけ。
私は、これからの人生、どうするのがベストか聞いてみた。

そして、「時々辛口だけどいい?」と言って

「韓国式四柱推命によると、まずは、
あなたの特徴からね。
えー。男か女か、といったら男!
天使か悪魔か、といったら悪魔!
自分の好きなようにする人!
上司がいても上司の言うことは聞かない!
そして、いい?言うよ?
…あなたはドS!どう?あってる?
この先は…仕事、死ぬまでやる。
機械とかが相手じゃないよ。
人!一生、人と繋がる。それがいい!
○○師と、師のつく仕事がいいよ。
美容師?マッサージ師?なんでもいいよ。
専門職ね!
2024、25と何か大きく変わるよ。土台ができる。26、27で解決、実現あります。必ず良い方になるから、それまで諦めずがんばって!」と、
私が何も話さないうちにここまで占ってくれた。矢継ぎ早に話す様子はまるで韓国ドラマを見ているようだった。

ドSに私は気づいてなかった。
私、ドSだったんだ~…
それ以外は「その通り!」と合いの手を入れたくなるくらいだった。
上司の話しは、へーへー、ふーん。と聞いてはみても自分の理解と合わなければ実行はしない。現在も、私は接客のプロフェッショナルだと思って仕事をしているから、経営の
数字のみのオーナーの意見は納得できない。だから言うことは聞けません。
悪魔も男も頷けた。天使の純粋で美しいであろう心だけでは生きていけない。ならば、ちょっと良い気持ちを持ってる悪魔を選ぶ。
女らしさだけでも魅力が物足りない。(と思っている)

何より嬉しかったのは今後の在り方のベストが私の思いと重なったことだ。
今後を考えた時、なんの根拠もなく、
『2025年になにかしらある。』と思っていた。そこも占ってもらったことで自信になった。

ハッピーハッピー。これからの人生に向かう勇気をもらった!

その後も娘と私は前世から親子だった!と占い師さんと3人で鳥肌をたたせ、その時の私はお父さんだったことに笑った。
娘と彼も驚いたことに前世、双子だったそうで、(彼と娘、生年月日が同じなの)
良い時、悪い時が重なりやすいから、結婚には向いてないよ。と言われていたけど、それ以上に、相性はいいから楽しく恋人関係ではいられる。と安心させてもらっていた。

辛口でエキサイティング。
終わった後は、妙にスッキリ爽快だった。

見渡せば、どの人もニコニコしてる。
時間の経過と共に、どの占い師さんも行列だ。

充実してたなぁ。この一日。
満足感でいっぱい。たくさん笑って、
第三者だからこそ話せることも色々しゃべって、笑ってる人をたくさん見て。
占いってこんなに求める人が多いんだ!と
体感した。

さて、私はどんなキャッチコピーにしようか。考えるのもまた楽しそう。

エキサイティング先生は、6月に一度韓国に帰るらしい。また会いたい!


※イトーダーキさんの
「世に出すまでもない創作欲」という記事を読ませて頂いた時、「喫茶店」とか
「2025年」とか、なんだかちょっとシンクロを感じてしまい、下書きに収めていた記事を読み直し慌てて完成させ投稿しました。
もちろん、内容も違いますし、ダーキさんの文章力や展開、発想には到底およばない私ですが、ダーキさんの計画に刺激を受けました。ダーキさんの記事はいつ読んでも面白いです!大好きなクリエイターさんの一人です!勝手にお名前を出してしまい失礼致しました🙏💦



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