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あの素晴らしい海をもう一度な話し。



閲覧ありがとうございます。暑いですね!
暑中お見舞い申し上げます。今日は、夏ということで、「海」にまつわる思い出を書いておこうかなと
思います。

読んだ方に、誤解を与えてしまっては、いけないので、二回くらい書いておきますが、

わたしは、沖縄が大好きです。

わたしは、沖縄が大好きです。

二回くらい書いたので、わたしの本心は解っていただけたとして、書いていこうと思います。


わたしが学生のとき、仲良しの友人と2泊3日で
沖縄旅行に行こうという話になりました。別世界の海が見たかったのと、同級生の仲良しに沖縄(首里)の子がいたというのも理由にあります。

「チナミ(仮名)に、旅行の手配は任せてよね。泊まるところも心配ないよ~」
沖縄の人全員かは、知りませんが、わたしの知り合いの沖縄の女子は、自分を名前で呼びました。
気持ちの優しいのんびりとした女子で、わたしともう一人の友人も、「ここは、じもぴーにお任せしょう」と、なり、

出発当日は、一足先に帰った沖縄友人以外のわたしと友人が飛行機にて沖縄に向かいました。
沖縄が近くなると、海の青さが攻撃してくる。というか、やはり別世界だなと友人と、キャーキャー言いました。


こんな気持ち

空港に着き、沖縄友人を探しますが、その視線の先に、カレンダーの裏にわたしと友人の名前を書いた紙を前に掲げたおじさんが目に入り、慌て近寄ると、
沖縄友人は、あとで合流するので、おじさんが迎えに来たさ~とか言いながら、金城(仮名)商店と書かれたカレンダーをくるくると丸めていました。

せんだみつお、、じゃなかった、その友人のおじさんに付いて空港ロビーを出ると、タクシーがありました。「おじさん、タクシー運転手だからサー。乗って乗って」
レンタカーを借りるつもりだった私達は困惑しましたが、沖縄友人の好意だなと思い、乗り込みました。沖縄は、個人でタクシーをされている方が多いそうです。


車が走り出すと、

「その緑の紙袋の中の、開けて開けて」
言われたので、座席にあった紙袋を持って

「なんですか?(これ)」

「爆弾さー」

「え!!爆弾っ?!」

一気に観光気分がぶっ飛んだ私達に

「食べて食べて」と、せんだのおじさん。

(食べる?)

中身は沖縄名物のサンダーアンダギー(ドーナツみたいな沖縄の銘菓)でした。別名は「爆弾」。

「うちの奥さん、爆弾作りの名人さー」

物騒なことを話しながら、せんだみつおが車を走らせました。

「沖縄友人の家は遠いですか?(できるなら、先にホテルにチェックインしたい、、)」


「今から、なんと、なんと、蛇を巻いてもらうさー」

「は??へび?」


聞くと、なんとか洞という観光名所にて、大蛇を首に巻くと運気が上がるという催し物があるらしい。


ひっ!聞いてないよ

「おじさん、いつもお客さんを連れて行ってるからさ、今日は、特別にキング蛇を出してくれるように頼んであるさー」


いや、やめてくれ。頼んでねぇ。
蛇など、巻いてたまるか。おとなしく、沖縄友人の場所に案内しろ。と、うしろから、ペンで脅したくなりましたが、これも好意からだなと思い、黙ってわたしだけ、キング蛇を巻き付け、記念写真を撮りました。


そのあとは、半ば強制的にパイナップルを見に行き、琉球ガラスの工房に、行き、体験クラスは、辞退しましたが、
なぜか、わからないけど、職人さんの話しを30分くらい聞くはめになりました。琉球ガラスは赤い色が高価だということは、わかりました。
なんだか修学旅行みたいな様子になっていました。


わたしと友人は、、ただ、海のそばで、休日を過ごしたかっただけなんです。別に、スキューバしたい。とか、泳ぎまくりたい。とか、そういうのではなく、別世界に浸りたいという望みがありました。

それが、なせ、大蛇を首に巻き、パイナップルの収穫を見て、熱いガラス工房の話しを聞かねばならないのか、、

全部、沖縄友人の好意ですが、意識のズレがあったなというのは、悔しい事実です。


「海なんかいつでも見れるさー」

(あんたはな。)

運転しながら、せんだみつおが言ってましたが、沖縄の方は、海遊びはしますが、泳ぎに行くのは、あまり、無いそうです。


へとへとになって、やっと沖縄友人の家に着き、
おうちの人にご挨拶して、私達の泊まるホテルはどこかと聞くと

「お母さんが、泊まったらって言ってるよ」

非常に優しい思いやりで、ありがたいのですが、
そういうのは、気を使ってしまい、疲れるのが
解っているので、辞退したら、

「ホテルは取ってないっさ。うちに泊まったら」

とか、爆弾発言をかまされたので、友人と二人で
脱力しました。
しかし、好意からなんで、二泊目は、他所に行くからと断り、一晩、お世話になりました。


夜は、ステーキハウスに行くつもりが、友人宅で
赤や青い沖縄魚の料理を、「食わず嫌い決定戦」の気持ちでいただきました。グルクンは美味しかったです。


こんなの。

二泊目は、沖縄友人が、前から行ってみたかったというホテルというか、ペンションに行くさーと聞いて、すでに、嫌な予感がしていました。

私達は、海辺に行きたいのに、車は山の中に入っていき、山の木立の中にある建物に入っていきました。

もう、この旅は、違う方向だねと、友人と話して決着はしていたのですが、

そのペンションでも、もちろん、海は見えず、
ひげの生えたペンションオーナーが、本土からのお客さんは歓迎さーと、言ってくれました。

そして、嫌な予感は当たり、夜は、

「うちのペンションは、みんなで集まって楽しく過ごすのが楽しいっさー」

と、部屋に内線電話がかかり、

見知らぬ他のお客さんたちと、オーナーが弾くギターに合わせて、歌ったり、手拍子したりをする時間が夜更けまでありました。

沖縄友人は、純粋に楽しんでましたから、良かったなと思いましたが、私達は、本土に帰ったら、
違う海に行こうと決心していました。


あれやこれやと、違うベクトルが働いた沖縄旅行でしたが、「もてなし」の最大の気持ちをいただけて、とても、嬉しかったです。


帰りの飛行機の中から、見た海の青さに涙が出そうになったのを今でも覚えています。


沖縄は、人間も、南風のように、熱い方が多いです。
今すぐでは、無いけど、いつかまた、絶対に訪れたい場所です。


今日は長くなりました!
長文にお付き合いいただきありがとうございます。



いやはや、耳がいたい。

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