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堆肥づくりの目的

有機物を集めて堆肥を仕込みます。腐敗しないように好気的に切り返しを行い、発酵管理をして完熟堆肥を作ります。

仕込む量は少なくても3000リットル以上が発酵が長く続きます。また完熟までの期間は種類によって異なりますが、6ヶ月から15ヶ月間が必要です。

未熟有機物や堆肥を土に混ぜると、乾燥期を除き、土壌内で腐敗して、腐敗物質の生成や病原菌の発生につながり、野菜の病虫害となります。
またすき込む時は、表層施用が基本で、好気的に微生物分解が理想的です。深くすき込むと未熟有機物は腐敗するので注意が必要です。

気をつけないといけないのが、ぼかし肥料です。完熟を100とすると、ぼかしは40〜50%程度なので、土壌内で腐敗することが多く、病虫害の発生とつながっています、かつては私も大失敗したものです。

だから、生の雑草や野菜残さ、油カスやコメヌカなどをすき込むと、土壌は腐敗化します。この点は、有機農家は無知で考慮していない人が多いのです。
自然界では、有機物は表層から微生物やミミズなどによって分解して、だんだん腐植となっていきます。

完熟の判定については、後日説明します。

ところでどのような堆肥を作るのか?土壌の免疫力を上げる堆肥はどのように作るのか?
この2点について次回アップします。

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