僕は小説が好きな大学生part2#3

おはようございます。僕は小説が好きな大学生です。

前回に続き、小説に関してです。まだ話したいことがあったので、二回目です。


趣味

友達や初対面の人に、趣味は何かと聞かれたら、読書と筋トレって答えてます(読書と筋トレで話題を広げてほしいっていう願いと、その布教をしたいという動機です)。筋トレはいずれ書くとして、読書って言ったときのリアクションは大体「かっこいい」が多いです。

そこで自分が「そうかなー」って濁すと、大体、「どんな本読んでるの」とか「おすすめの本教えて」とかがたいてい返ってきます。

その時に僕はとても困ります。

なんでかというと、今読んでる本を正直に答えても、本に興味ない人からすると、どんな本でも「へー、知らないな」の一言で会話が途絶えてしまうからです(たまに誰でも知ってる本を読んでる時は、いいのですが)。

さらに「おすすめの本教えて」はもっと困ります。

僕は嘘は吐きたくないので、今まで読んだことのある本からおすすめするのですが、どれも読書初心者には重い本ばかり(例えば、村上春樹や湊かなえなど)。その時に相手が「俺(私)さ、読書してる途中で眠くなっちゃうんだよね」なんて言われると、なんでおすすめの本知りたかったの?って言う、皮肉が浮かんでしまいます。

でもその皮肉は口に出さず、「エッセイ集とかならいいんじゃない、数ページで物語が完結するものもあるし」と言うと、「そうなんだ、いいね」で、沈黙。

(心の中で)お前、この話興味ないんかい!!

ってなわけで、本の良さの布教は失敗して、その気持ちは下火になりました。

代わりにこの場で布教しようと思います。

『いなくなれ、群青』

僕は河野裕さんという作家さんが大好きで、ほとんどの作品を持っています。その中で「階段島」シリーズを推しています(これは読書好きに出会った時にイチオシ作品として紹介したいものです。でも、まだ誰にも紹介したことはないですが)。

「階段島」というのは、『いなくなれ、群青』に登場する架空の島です。ここに気がつくと立っていた七草と、小学校の時の同級生、真辺由宇が高校生の時に再会する物語です。

なぜこの作品が好きかというと、この作者が表現する絶望や諦念の書き方がとても優しくて、寄り添ってくれる作品だからです。その絶望を優しく包み込んでくれるような書き方に惚れたので、このシリーズは6巻分あるのですが、5周くらいはしました。

さて、今回は趣味が読書だったときのリアクションに困る話と『いなくなれ、群青』について話しました。次回のエッセイも読んでいただけると幸いです。

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