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小川さやか「時間を与えあう」

 東大受験の帰り、ラーメンを食べながら息子が「現代文はこういう内容の文章が出た」と教えてくれ、夫と3人でひとしきり話した。

 その内容はタンザニアにおける商習慣に関するもので、とても興味深かったので、その後筆者の小川さやかで検索し、ご本人が出演のYouTubeを見たりしてみた。

 さらに後日、福岡伸一が週刊文春のコラムで取り上げていて、自身の回答案とともに「東大入試は男性の著作ばかり採用してきていて、今回女性の著作を採用したのはとっても遅いぞ」というかんじのことを書いていた。(※うろ覚えで書いています。)
 へーそうなのかと、息子にそのことを知っているか聞いたところ、「知らないしどうでも良い。筆者が男女どちらでも関係ない。重要なのは内容。」と返事され、息子のまだ若く純粋な感性に気付かされた。
 私は著者紹介とまえがき・あとがきを読み、先入観を持ってから読み始めるほう。著者の背景も重要だから。
 今後本のほうも読む予定で、「東大入試に採用されたありがたい内容」というミーハー先入観たっぷりで読むつもり。