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心地の良い方を選ぶ、小さな勇気

今日は面接でした。
今までは、”冬もストッキングでないといけない。(コロナになってからは)マスクは白でないといけない。”そう思っていました。
なので、これまでは冬でも駅のお手洗いなどでストッキングに履き替えて面接に臨んでいました。(寒いので駅まではタイツで行きます)
マスクも外に行くときはカラーマスクをつけたいので、面接直前に白にかえて、また終わった後にカラーマスクに替えて、ということをしていました。正直マスクがもったいないなぁと思いつつ、でも仕方ないなと諦めていました。
私は毎年冬にしもやけができる末端冷え性で、冬が苦手です。なので転職の面接も極力冬を避けていましたが、失業手当が春に終わるので、今転職活動に動くしかない。そう思い、転職(就職)活動を始めました。


以前から、というか30代に入ってしばらくしてから、転職の面接を受けるたびに”こんなにかっちりした格好でなくてもいいのでは?”と疑問に思うようになりました。新卒ではないのだし、逆にかっちりしすぎるのも違和感を感じるようになってきました。(かっちりスーツ、ストッキング、冠婚葬祭用?パンプス、髪もきっちり結ぶ、自立型かっちり黒バッグ でした)
でも、”服装で落とされたらもったいない”とか、常識から抜け出せない自分がいました。
ネットで調べると、どうしても無難な回答がでるので(まぁ当たり前ですよね・・)「冬もストッキングの方がいい、マスクは白がいい、ロングヘアはひとつにまとめること」としか書いておらず、結局そこに合わせていました。

でも。最近は、”もうアラフォーだし、自分に無理強いさせるのは嫌だ。もっと力を抜いて、自分の思いになるべく素直になって行動したい・・!”と思うようになりました。
第一志望でないというのも正直ありましたが、服装で落とすような会社ならそれまでだ!と思い、今回はストッキングではなくタイツで、あとは普段使っている薄ピンクのマスクで面接に臨むことにしました。(数日間迷いましたが、今朝決定💦)
低めの高さですが、自分的にはバンジージャンプする思いでした。。

といっても、自分の勇気だけで選択できたわけでなく。これまでいくつかのヒントが重なったこともきっかけでした。
まず直近で参加した就活セミナーで、『今はだいぶ面接の服装もゆるくなり、女性はジャケットを羽織るオフィスカジュアルのような形でも大丈夫なところが多いようですよ~』という話を聞いたこと。
また、何度もネットで調べてもなかなか出てこなかったカラーマスク大丈夫論を今朝発見したこと!(無難は白ですが、ベージュや薄いピンクでもよいでしょう、とあったこと)
あとは前職の時に中途採用面接に来ていた女性がオフィスカジュアルで来ていて(ジャケットにふんわりロングスカート、確か髪も結わいていなかったような・・)え、それでいいんだ・・と衝撃を受けて強く印象に残っていたこと。笑
そして最後に、30代で初めて転職の面接を受けた時、一緒に受けた子(後の同期)の鞄がラフだったこと。私がネットで調べていたときは、”絶対に自立型のかっちりしたバックにすること!”と書いてあったので、実際にもっとゆるい格好で受かる人はいるんだ、とこの時も衝撃を受けました。
こういったことが色々重なり、今回の選択をする運びとなりました。

実際に面接に臨んでみて、今回の面接先は医療関係だったので、面接官含めスタッフは全員白の不織布マスクでした。最初に面接官お二人に会った時は若干焦り(ひるみ)ましたが、自身の経歴や思いをよくよく聞いてくださいました。
もちろんマスクについてはどう思われたかわかりません。もしかしたら非常識と思われたかもしれません。(そんな態度はもちろん取られませんでしたが)
でも、どう思われたかよりも、自分が自分の選びたい方を選んで行動できたことがとても嬉しく、満足でした。タイツも履いていて暖かく、安心感がありました。

自分の心地よさを選ぶことは、一般常識・マナーと比べてしまうと、良い印象を持たれないかもしれません。守っている立場の人からすると、失礼だなと思われる場合もあると思います。
でも、人に迷惑をかけなければそんなにガチガチに固めなくても良いのかもしれないと思ってきました。(冠婚葬祭などは除きますが)
何をやっても必ず反対する人、嫌悪感を示す人はいると思います。誰に合わせても、何の基準に合わせても、全員を満足させることはできない。仮に周りの人は満足でも、私の心は悲しんだり嫌がったりしている。
だからこそ、もう少し周りの目ばかり気にしたり、”こうじゃなきゃいけないんだ”と自分で自分を追い込むことをやめて、”本当はこうしたいんだ”という自分の願いをこれからは自分で叶えてあげていきたいです。

面接は行くまでが大変でしたが、天気に恵まれ、バスもあまり待たずに乗ることができました。面接官の方も穏やかな方で大変ありがたかったです。
まだまだ先のことは見えませんが、今までできなかった”今日一日を楽しむ、自分の本音になるべく生きる”という過ごし方を、一日でも一秒でも多く過ごしていけたらいいなと思います。


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