新米パパコーチ〜「アオアシ」を通じて息子と話したいサッカーのこと〜

サッカーは大好きだが競技未経験の父。少年サッカーを始めた息子の成長を見届ける。上達のた…

新米パパコーチ〜「アオアシ」を通じて息子と話したいサッカーのこと〜

サッカーは大好きだが競技未経験の父。少年サッカーを始めた息子の成長を見届ける。上達のためにいろいろな情報を参考にするも、アオアシほど本質に迫るものはなかなかないと思う。アオアシを一緒に観ながらの息子との会話や、会話前の自分の頭の整理をここに書いていく。

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自己紹介とこのnoteについて

自己紹介まずは私の自己紹介。 小さいころは野球少年。 野球大好きでありあがら、サッカー含め、観る方はいろんなスポーツに興味を持つ少年だった。 特にサッカーはJリーグ開幕以降、当時住んでいた近くのレッズやアルディージャの試合をよく観たものだ。 代表戦は欠かさずテレビで観て、世界との差が縮まっていくのを追いかけている。 学生時代にはメキシコに留学。 そこではラテンアメリカのサッカーへの熱狂を目の当たりにした。 滞在先がスタジアムと近かったこともあり、毎週のようにPUMASと

    • 「俺たちがこの場で見たいのは、思考力(インテリジェンス)なんだ」

      https://alu.jp/series/アオアシ/crop/kDgKqM5DYa5eXfqnKKnY 福田監督によるセレクションの評価ポイント。「どうしても身体能力と技術力に目が奪われがち。もちろん大事な要素だ。」と前置きしたうえで「この不自由なフィールドで自分は何をすべきか」という言葉が続く。 マルセイユルーレットの思い出 君が、マルセイユルーレットをやってみたいと思い、 はじめて教わったときのことを鮮明に覚えている。 コーチの足がボールを踏んだりまたいだり、前に

      • 「お前、・・・・・・・ユースに来たらなんとかなると思ってただろ?」

        アシトに対する阿久津の言葉。 どこでサッカーをするか?君は今、去年の夏に続いて2度目のメキシコサッカー体験中だ。 日本とはまた違った環境でサッカーができることを、君は心から楽しんで見える。 日本とは違ったサッカーへのアプローチ、日本とは違ったチームメイト、日本とは違ったサッカー場、いろんな違いをたくさん楽しんでほしい。 サッカーは世界中いろんな国で人気のスポーツだ。 ここメキシコでも例外ではなく、街を歩く人たちが自分の応援するチームのユニフォームを着て歩いているし、 テレ

        • 「わかんねえなら仕方ねえ。代わりに俺のことを話す」

          入学式の日、黒田、朝利に歩み寄りを見せるアシト。 見て聞いて学ぶということサッカーを始めて間もない君は、毎日のように新しいことを学んでいることだろう。 練習では監督から新しいことを教えてもらい、仲間の新しい技をまねてみようと思う…。 スタジアムでの試合や動画でのテクニックや戦術解説でも、たくさんのことを学ぶだろう。 パパと話すときにも、パパが君に話し、新しいことを覚えたり学んだりすることが多いよね。 君はスポンジのようにいろんなことを吸収できているはずだ。 新しいこと

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          「“大いなる俯瞰”のイメージ」

          アシトの視野の広さを見た月島コーチの言葉。 テクニック全盛期今、SNSを見ていると、たくさんの動画が目に入ってくる。 試合での有名選手の切り抜き集の時もあれば、プロ選手以外でも、 誰でも練習の成果を多くの人が動画であげて、 君はそれを参考にいくらでも学べるいい時代だ。 また、「サッカー教室」と言ったらどんな教室を思い浮かべるかな? マーカーや1対1でひたすらテクニックを磨く、 「テクニック教室」や「ドリブル教室」のことが大半じゃないかな。 そんなテクニック、とっても大切

          「今日できないことは今日できるようにならんといかんのや!!」

          アシトのサッカーに対するマインド。 サッカーは負けが伴うスポーツこの前の試合、結果的には残念だったね。 格上相手に意気込んでいた試合前のようにはいかず、 気合が空回りしたのか、実力差を痛感して足がすくんだのか、 君はなかなか実力を発揮できなかった。 大友の話の時に出てきたように心の持ち方を考え直して、 また、実力を付け直して、次はベストを尽くして勝てるよう準備をしていこう。 サッカーをやっている限り、どれだけ強いチームにいてもいずれは負ける。 プロリーグでも無敗優勝なんて

          「今日できないことは今日できるようにならんといかんのや!!」

          「試合前と試合中で全然人格違うよな!」

          試合前は緊張でガタガタなのに試合ではサッカーを楽しめる大友に対するアシトの言葉。 試合で緊張?緊張感を持って楽しみにしていた試合を終えた君は気が抜けたのか、熱を出してしまった。 はじめて主力として迎えた公式戦、初めてのゲームキャプテン、歓喜と落胆…いろんなことがあったからね。 今はゆっくり休んで、また回復して来たら栄養と休養をしっかり取りながら体力を少しずつ取り戻していこう。 今日は試合と心の関係について少し話してみようか。 試合は、君だけでなくすべての選手にとって特別

          「サッカーは…オフ・ザ・ボールの動きがすべて」

          セレクション時の福田監督の言葉。 試合のハイライト君の昨日の試合、公式戦初ゴールおめでとう!! 味方からのパスを受けて、自らゴール前まで持っていってシュート。 一度はキーパーに防がれたものの、相手DFやキーパーよりも先に追いついて豪快に決めたね。 努力が結果に結びついたことはパパとしても、コーチとしても、心からうれしいしよ。 終盤の攻防は見ごたえがあったけど、最後は追加点を決められてチームの初勝利はお預けとなった。 ゴールの悦びと勝てなかった悔しさを胸に、また日々の練習を

          「人間は考える葦である」

          スーパープレーをしたアシトに対する花の言葉。 フィジカルやテクニックも大事だけど布団の中に留まりたい欲求と戦いながら、 毎日頑張って起きて朝練を行っている君。 夜も欠かさず毎日身体を動かすことが完全に習慣化したね。 練習を日々頑張っている君は、どんどん瞬発力とか敏捷性が成長しているし、 体幹で筋力が増え、ストレッチでは柔軟性もよくなっていっていると思う。 君はサッカーの上達ために必要なフィジカルがどんどん成長していっているのがわかる。 また、対峙する相手に勝つためのテク

          「格上の相手とはサッカーできないのか?むしろサッカーの醍醐味なんじゃないのか?」

          セレクションチームの試合の相手を聞いて不満を漏らす選手に対しての一言。 サッカーの醍醐味いよいよ今週末から市の秋のリーグ戦が始まる。 Bチームに属することになった君は、周りのチームのレベルの高さにもしかしたらショックを受けるかもしれない。 そんなときのことを思って、今のうちにサッカーの醍醐味について少し話をしようか。 君の思うサッカーの醍醐味って何かな? ゴールの瞬間の高揚感は燃える。 ドリブルで相手をかわしたときの爽快感もいい。 レベルの高い連携のパス交換も美しい

          「格上の相手とはサッカーできないのか?むしろサッカーの醍醐味なんじゃないのか?」

          「よくそんな食えるな…青井。」

          セレクションで緊張する大友を尻目にガツガツ食べるアシト。 身体は君が口にしたものからできている君がたまに隠れてお菓子の棚を漁り、好きなお菓子をこっそり食べているのを、実はパパは知っている。 甘いお菓子は美味しいし、ついこっそり食べてみてしまう気持ちはわかる。 そんなパパも、小さいときには同じようにお菓子を隠れて食べて、パパは君のばあばに怒られたものだ。 そんなパパだから強くは言えないのだけど、それでも今日は食について少し君と話したい。 君の身体はどんどん成長しているよ

          「ボールにへそを向けるな。」

          福田監督による「コントロールオリエンタード」の説明。「ボールにへそを向けるな。パスを受ける瞬間にはすでに自分が走りたい方向にへそが向いている。自分の視野を確保するために、ファーストタッチからすでに体をひねっている。その流れで走り出す」 サッカーってどんなスポーツだろう?君も、世界中の人たちも、愛してやまないサッカーというスポーツ。 世界には何百というスポーツが存在する中で、サッカーとはいったいどんなスポーツなのだろう? 他のスポーツの特徴との違いを比べてみると、上達への近

          「反骨心。逆境を跳ね返す力を持った選手。のどから手が出るほどほしい」

          セレクションでの評価点を花に問われた福田監督の言葉。 うまくいかないこと 今年に入ってやっとサッカーに向き合って、スタート地点に立った君。 まだまだ周りや相手に敵わないこともたくさんあると思うし、 うまくいかないこともたくさんある。 Bチームに割り振られる 運動会のリレーで抜かされる ロングキックがうまく飛ばない やりたいポジション奪われる チャンスに抜け切れず点を取れない キーパーの時も形を作れず点を取られる 先制点を取られてそのまま負けてしまう ここ数か

          「反骨心。逆境を跳ね返す力を持った選手。のどから手が出るほどほしい」

          「誰も見ててくれなんて言っていねぇだろ、オッサン…」

          中学最後の大会を終えたアシトは東京エスぺリオンユース監督の福田に「コントロールオリエンタード」を教えてもらうが、なかなかできず「へっただなー」とバカにされてこの一言。 やらされる練習一言に練習と言っても、その心の持ち方はいろいろある。 サッカーをはじめてからというもの、なかなか(2年以上も!)エンジンがかからなかった君も、ようやく3年生になって前向きに練習をするようになってきた。 特に最初の2年は、監督やコーチ、それからパパやママにやれと言われてイヤイヤやっていたのは近

          「誰も見ててくれなんて言っていねぇだろ、オッサン…」

          「万全のこいつらと、サッカーができる」

          テスト生がモチベーションを高めてセレクションに臨んでくると分かったときの言葉。 大友からは「変なやつ」扱いを受ける。 もし相手が100%の力を発揮できなかったら…君が大好きなサッカーにはほかの多くのスポーツと同じで、勝ち負けが伴う。 勝てばうれしいし、負ければ悔しい。 プロサッカー選手くらい高いレベルになると、みんな負けず嫌いだ。 勝ちへの執念が上達や継続に繋がるし、試合中のここぞという時に力を発揮させる。 サッカーには相手がいる。 その相手よりも少しでもよい結果を得られ