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王子さまがいっぱい

おはようございます。ちこです。
王子さまといっても星の王子さま。世界的にも名作でファンが多い作品ですが、私にとっても大好きな本です。今まで読んだ作品の中で、年に一度、はたまた数年に一度、読み直したくなるものってありませんか?小説に限らず漫画でも。私にとって星の王子さまはそんな作品の一つ。他にもスラムダンク(今話題の)やすごいよ‼︎マサルさん(一番好きな漫画です)、いしいしんじさんのトリツカレ男(世界観がたまらない)などいくつかありますが、それはまたの機会に紹介するとかしないとか。
星の王子さまを知ったのは高校生の頃。友人に勧められて本屋さんで見つけた時の衝撃は忘れない。表紙の王子さまを見て、スーパーサイヤ人を思い起こし、「もしや元ネタ…?」と疑えば、翌日友人に「違う」と即否定されました。もちろん話の内容は全く違って「いい話だな〜」と思ったけれど、その頃の私にはあまり響かなかったのが正直なところ。でも本は手放さずに、一人暮らしを始めた時もダンボールにホイと詰め込みました。
働いてしばらくしてから読んでみると、特に王子さまがいろんな星を旅するところがグサグサと自分に刺さっていく。キツネと出会ってアイタタタ…と胸が苦しくなる。どうしてこの仕事をしたかったんだっけ、どんなふうに人生を送りたいんだっけ、と考えさせられる。時間をおいて読むたびに、自分の中に新たな気持ちが芽生えてくる。だから何度も読み返したくなる不思議な作品で、昨日もぱらりと読み始めたら、出かける時間になるまで読みふけってしまいました。
さて、そんな星の王子さまは我が家になんと8冊も揃っています。

今はもうサイヤ人に見えない

もともと持っていたのは内藤濯さん訳のハードカバー。一昨年、他の方が訳された文庫本6冊を、さらに去年もとびだす絵本を夫からいただきました。さすがに6冊もらった時は一瞬固まってしまったけど、次の瞬間には声を出して笑いが込み上げた。好きな本だけど、好きな本なんだけど……!読んでみると、翻訳の仕方で王子さまの口調が荒めだったり、児童向けにわかりやすい言葉で書いていたりとそれぞれの違いを見つけるのも面白い。特にとびだす絵本は子どもと一緒に読みやすいですし、開くだけでもワクワクします。でも私の一番のお気に入りは、一番最初に手にとった本かな。

最後まで読んでくれてありがとうございます。この間息子が星の王子さまを見て「サイヤ人みたいだね」と言ったのには、血のつながりを感じました。

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