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体のメンテナンス②背骨と骨盤

おはようございます。ちこです。
本日は体のメンテナンス第二弾、背骨の土台である骨盤部分について書いていきます。
前回は足について書いたので上に向かって書いていくんですが…膝についてはちょっととばしてまたのいつか。

骨盤は体の中心になるような場所なので、背骨のことや股関節のこととは切り離して考えられない部分。うまく伝わるでしょうか…。

背骨と骨盤の仕組み

骨盤を構成するのは、寛骨(腸骨、坐骨、恥骨)と仙骨、尾骨。骨盤の後ろ側で、仙骨と腸骨がほぼ隙間なく繋がり、これらは仙腸関節と言います。
骨盤の上に、背骨(腰椎、胸椎、頚椎)と頭蓋骨が乗っていて(上半身と繋がるのは唯一仙骨だけ)、横には股関節があります。
仙骨と腸骨、坐骨は、靱帯で繋がっていて、特に仙骨と腸骨を繋ぐ靭帯は、体の中でも最も強い靭帯と言われています。
骨盤と上半身、下半身は、お腹側にある腹筋郡と背中にある脊柱起立筋、そしてお尻の筋肉で、インナーマッスルと呼ばれています。そのためこれらの筋肉が弱まるか、腹圧が高くなりすぎると仙骨は後ろにずれてしまう。顔を洗ったり、くしゃみをするときに腰を痛めるのは一時的に腹圧が高まるから。

骨盤の構造
攻めた髪型


仙腸関節は自由に動かすことができない関節ですが、動かないことで上半身や下半身が自由に動くことができ、上からの重さや下からの衝撃をうまく受け止めることができます。そのため土台である仙骨がずれると、全身の様々な部分に影響が出るということでもあります。
私はこの間腰を痛めました…とほほ。背骨や骨盤が歪んだ状態でも、安静や無意識の楽な姿勢で時間と共に関節の炎症が治まると症状は軽減しますすが、以前より少ない負荷でバランスが崩れ、その歪みもひどくなり、腰痛以外の症状も出てくる恐れが…。


骨盤と背骨の歪みをそのままにしておくと…
・肩こりや首の痛み
・四十肩、五十肩
・手根管症候群
・腰痛
・椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症
・内臓機能の低下(神経が緊張しすぎると、内臓の周りの組織や筋肉が硬くなり、内臓壁も硬くなってしまう)
・自律神経失調症
・めまい、頭痛、耳鳴り

などなど…

背骨と骨盤のメンテナンス

筋肉はたくさんの繊維が束ねられたもので、その上を筋膜(伸縮性のある網状の組織)が覆っています。全身の筋膜や筋肉は繋がっていると言えるので、どの関節も①ゆるめる、②矯正する、③筋力アップの方法で調整ができます。
骨盤では、歪んで硬まった腰椎、仙腸関節、股関節や神経を緩め、元の位置に戻し、筋肉でそれを維持させます。

①ゆるめる
背骨や骨盤周りのストレッチ。
丸めたタオルやストレッチローラーを仙骨と腰の間に敷いて、30秒経ったら上にずらして…というのも寝るだけで簡単。

②矯正
座った姿勢、立った姿勢で顎を引き、下腹部を1cm凹ませる。肩甲骨を寄せてお尻をキュッと締めることを普段から意識して脳に覚えさせる。

正しい姿勢はヨガの山のポーズ

③筋力アップ
インナーマッスルを鍛える。
スクワットや腹筋(腰痛がある人は腰の反りを維持したまま)、サイドプランク、片手片足を上げたプランクなど。


長くなってしまったので本日はここまで。
生活の中で体は屈むことが多いので、体の前側は短縮しやすく、後ろ側は引き伸ばされて血流不全から痛みが多発しやすい…など歪みやすい方向があり、人によっても姿勢の癖はさまざまです。
次回は、姿勢の癖(片足に体重をかけて休む癖、骨盤の傾斜、反り腰など)に合わせたストレッチを紹介する予定です。

最後まで読んでくれてありがとうございます。
いつも正しい姿勢でいることは難しく、時間と共に崩れてしまうものです。肩を後ろに引くと腰の緊張は緩むので、読書やパソコンの間に時々肩を回すなど姿勢をリセットすることが大切です。

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