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誰がために茶の湯はあるのか


雪が降ったり、花粉がブンブン飛散したり、寒かったり、昼は暖かかったり夜は寒かったり。

体調崩されたりしていませんか?

私は激しく崩しております(エ



①まずは御礼

先日は茶碗の見方講座 国宝や逸話の残る茶碗編でした。
ご参加くださいました皆様誠にありがとうございました。

堅手茶碗 銘朝陽
唐津焼 皿
千歳船橋東宮さん 菜の花
姫みずきと椿と茶碗達
花入 唐津焼徳利

今回の講座で茶碗の見方は一段落でした。

聞いてみたかった、参加したかったという方是非茶の湯体験会へお越しください( ⩌⩊⩌)✧

②さてさて。

「茶の湯面白い!!」とnote担当者の私が茶の湯の世界に足を踏み入れ1年弱。
色々と知りたいと思い美術館や講座、講演会、茶事や茶会へとせっせと足を運ばせていただいておりますが、そんな私。
色々な場所へ勉強には行っておりますが所謂「流派」というものに所属はしておりません。

「茶道」を習ったのも3ヶ月くらいです。
つまり未経験者も同然。

何故かこの話をするとき「すいません…」という気持ちになるのですが
何に、誰に対して謝らなければいけないと思ってしまうのでしょう??

日々精進したいと色々な場所へ足を運び、お話をお伺いさせていただき
本を読み、調べ、考える。
学ぼうと思う気持ちは恥じるべき事ではないし恥じてもいないというのに。

何故なのだろう……

茶道を長く習い、深くその道に精通していなければ茶の湯には関わってはいけないのだろうか??

学んでいなければ、作法を完璧に知らなければ楽しんではいけないのだろうか?

作法を完璧に知らない自分が恥ずかしいのか
「そんな事も知らないの?」と思われたくないからなのか??

敵は私の中の先入観にあり!!!

八代坂倉新兵衛萩焼茶碗
梶原靖元さん 小皿

③先入観は私だけ??

さてここで面白い研究結果があるので是非見ていただきたいのです。

文化庁地域文化創生本部事務局さんによる茶道に関する
報告書より引用

リンクがうまく貼れないので詳しく読みたい方は
グーグル先生で探して見てください🥲

色々面白い調査結果なのですが
Q10の茶道に対する印象からも私と同じような先入観を持っているのではないかなと感じます。

ワタシダケジャナキハズ……

お茶会や茶事に参加する度自分の不甲斐なさに激しく凹みます。

本で学んでも、YouTubeで学んでも
何か超えられない見えない壁を感じてしまうのです。

茶の湯を楽しみたいと学んでいても茶道を習っていない後ろめたさ

それと。
たとえば作法。

ここに扇子を置く意味。

拝見するときの歩き方、躙口、広間での襖を開けた時の所作の意味。
拝見する時の見方。何故決まった拝見の仕方でなければいけないのか?

なんでそんな独特の見方するのか。

本で学んだだけではそこまではわからない。
教えていただいたけれどストンと納得する答えにはたどり着いていない。

こうだからこうではわからない。

では茶道を習っていれば腑に落ちるのだろうか。
習っていないから腑に落ちないのか。
そこからくる「すいません」なのかなと。

でも。
茶の湯って習わない人には扉を開かないものなのだろうか?

桃山時代茶の湯が確立されたといわれていた時代
お茶をしていない人は茶会に呼ばれなかったのかなどと思ってみたり。

学びたい、楽しみたいと思っているけれど
茶道を習っていなければ楽しめない、所作の意味などわからなくてもこうだからこうするのが常識としか教えられない世界線じゃないと思っていますが、先の報告書ではそうと捉えられる部分も見られるように感じました。

日々多くを学びたいと想い学ぶのは大前提としてそんな事を思ったりしました。

川瀬隆一郎さん 崎陽高麗井戸楽茶碗
岩瀬健一郎さん 青磁皿

④どんな方にも楽しんでいただける場所になりたい

まぁそんなこんなで(どんな?)
経験不足勉強不足で申し訳ないです……という想いを持ちながらもお茶会や茶事に参加し続けているのは

私が疑問に思ったこと感じたことわからないと思ったことを

茶の湯を楽しみたいけれど楽しむことが出来ない、参加するのを躊躇するという方の何かお役に立ちたい、茶の湯を諦めないでほしいという想いが80%ほどあります(残り20%は好きで知りたいです(`・ω・´)=3フンス)

そして私たちみんなの茶の湯ORIがそのような場所になれば良いなと思っております。

未経験者も長く茶道に携わって来られた方も、どんな流派の方も。

楽しかったね!来てよかったねと笑顔で帰っていただける場所になりたいしなります( ‘ᾥ’ )

この先何十年経っても
今のこの気持ちを忘れずに
茶の湯の楽しさを多くの方に伝えていきたいと思っております。

これからも「あぁ不作法ですいません」という気持ちと「学びたい!知りたい!」という真っ直ぐな心一つで茶会や茶事へ突撃していき、学ばせていただき共有させていただきますのでその際はよろしくお願いいたします┏○ペコリ





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