始まりの坂本龍一 あいてるドアから失礼しますよ
僕にとっての坂本龍一さんは
テクノでも映画音楽でも、偉大な音楽家でもなく
フォークソングの人でした。
フォークシンガー友部正人さんの初期のアルバム
「誰もぼくの絵を描けないだろう」に
若き日の坂本さんのピアノ演奏があります。
僕が高円寺のアパートに暮らしていた頃、
小さなスピーカーから流れたピアノが実に見事で印象深くて(このピアノは一体誰なんだろう?)とクレジットを見たら坂本龍一とありました。
多分これは彼の最初の公式音源で、この頃はまだ学生さんか駆け出しぐらいだったんじゃないでしょうか。しかも、一発録りだったようです。
動画のコメントには
「このような音楽があったから自分はここまで
生きる事ができた」とありました。
僕もそんな中の1人です。
坂本龍一さんが最後に発表したピアノ演奏は
素晴らしいものでしたが、聴いた時になんだか
最初に還ってきたような気がしていました。
ご冥福をお祈りします。
小さな喫茶店でひと休みを。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?