見出し画像

アメリカでのこと#11LionKingは日本の劇団のほうがクオリティが高かった話

すばらしい役者はブロードウェイに沢山いて、ほとんどの舞台は世界最高峰、、であるのを前提とした上、であくまで一個人の感想としての話をさせてもらう。

が、、表題の通りだ。ブロードウェイは10年前に1回しか見ておらずなので、比べられるほど見ては確かにないのだけれども。
外れに当たった可能性も高いと勝手に分析している。

さて。

ディズニーのミュージカルでライオンキングという有名な作品がある。日本では劇団四季がロングラン公演している。この作品を米国で観る前に、日本で複数回観ている。

当時はwebサイトでチケット購入したか?
いや、当日券を安く販売したりする専門の場所があって、そちらで購入したかもしれない。タイムズスクエア付近の観光客にはおなじみの場所「TKTS」だ。売れ残りのチケットにはなるけれど、かなり安く購入できる。
たまに掘り出し物もあるらしい。


今はブロードウェイの正規のチケットも日本語で気軽に購入できる。
翻訳技術の向上は素晴らしい。

本題に戻る。
舞台は一般的に一番役者と客席のボルテージがMAXに盛り上がるのは「初日」と「最終日」である。最終日は千秋楽ともいう。

日本でも人気演目の千秋楽や初日のチケット争奪戦は凄まじい。役者と観客の気合が違うのだ。必然的に舞台が本当に好きな人が集まり、役者は厳しい目線で批評にさらされる日となる。

生身の人間が演じるので、やはり慣れも生じるのかもしれないと感じた事がある。

NYでライオンキングを見た時。

特に、その日の群舞の動き、つまりそろって数十人の人が揃って同様の動きをすることで、舞台が1つになるところ、、はあまりプロフェッショナルという感じではなかった。演出の違い、もしくはそこでパフォーマンスをする事をよしとされた役者の個性の違いなのかもしれない。

素人の目からみてもアメリカのライオンキングはバラバラに見えた。プロがみたら狙ってやってたという判断を下すのか?そこはわからない。

もしかするとこの時の演出は、私の好みの演出でなかっただけなのかもしれないけれども。綺麗に揃った演技ではなかったという。

日本へ帰国してしばらくした頃、ライオンキングを観た。日本の劇団のほうがよっぽどギリギリのところを隣の人の動きに合わせていたような気がしたのだ。

アメリカで私がみたのは、マチネと呼ばれる昼の回、おそらく偉い招待客もおらず、厳しい批評家もその日には見に来てない回だったのかもしれない。

そうした人の目があれば、気合の入り方も違うだろう。そうした場合、演出するほうだって、キャストもその日の一番手を充ててくるはずだ。

自分で真偽を判断しないと。

いくら人が良いといったって、評判や名声があったところで、自分にとって良くないものは良くないのだ

TKTSを調べていたら
東京にいつの間にかできていた。

日本は夜遊びするところがないというのは外国人観光客がよく漏らす不満の一つだ。

TKTSが出来たことで、これが認知されれば夜を楽しくすごすためのエンタメチケットが外国の人にも手に入りやすくなる環境が整ったということだ。

舞台関連の関係者は、コロナで客足が遠のき大変だったはずだ。
世界中の舞台に出る事を生業としている人達が、これから沢山の人の前でパフォーマンスができる機会に十分に恵まれますように。