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ゲーテの家とイチョウの詩

博物館や美術館の類いは事前に予習をしてから行くスタイルを私は好む。フランクフルトにある、ゲーテの家は観光地となっており、ここに行くことに決め、行く前に事前に展示物に関する詳しい解説をwebで確認してから来訪した。数年前のことだ。

そして帰国後にやはりまたwebで展示物について確認した。

レーマー広場のほうから徒歩で行き、オープカフェをいくつか、、これらを横目でみながら、奥に少し入ったところにあった。最初は
入り口を見逃し、とおりすぎてしまった。

この建物自体は、大きな通りには面していないので、わかりにくく思っていたよりひっそりとそこに佇んでいた。

まず、建物に入ると、受付で荷物を預けた。冷房がちゃんと聞いているのは当時はこの付近のみだったような。今はどうなのだろうか。暑い日でその他のところは空調が効いておらず、階段登るだけで汗だくだった。

ここではお土産としてイチョウの葉グッズが色々販売されていた。緑色のイチョウのマグネットを購入した。

ゲーテはイチョウについて詩を書いている。

詩を味わうにはタイミングが重要なこともあると思う。当時は解決せねばならない様々な重たい問題を片付けながら、そんな時にこの詩をみたので、だから何なのだとしか思えなかった。

詩のようなものを味わう、その感性を自身の深いところから井戸水でも汲み上げるように引き出すことは、年々難しくなっていく。心がかたくなる。面倒を避ける為に水を枯らしてきたのかもしれない。

2人で1つ的なモチーフは
繰り返し繰り返し用いられてきている。

本当に1たす1が、1になることは、起こるのだろうか。文字通り解釈すればゲーテはこれを諦めていなかったように見えるのだけれども。だがしかし、心の内側では、さてどうだっのだろうか。

秋になったら暇ができるので、イチョウの葉を見ながら気が済むまで考えてみたい。