見出し画像

「自分でもわからへん」重なるトラブルに翻弄される日々

5才の頃に友達とのトラブルが増え、
何かがおかしいと感じたことを
前回のnoteで書きました。

お友達とのトラブルはその後も
絶え間なく続きました。

おさまらないトラブル

お迎えに行ったときに保育園の先生から
トラブルの報告を受けるたびに
落ち込みました。

家に帰ると、
つい子どもを感情的に責めることも
増えました。

あるとき、
前にけがをさせてしまった
お友達のお母さんから
小さな封筒に入った手紙を渡されました。

そのお母さんとは
トラブル以前は世間話もできる仲でしたが
トラブル後はあまり話さなくなっていました。

でも、送り迎えで会うことがあれば
「うちの子、何か迷惑かけてませんか」
とか
「何かあったら言ってくださいね」
となるべく声をかけるようにしていました。

手紙に書かれていたのは

さて、そのとき手渡された手紙には
次のようなことが書かれていました。

「私は口下手なので
手紙で言わせてもらいます。

たー君のお母さんが言われていることと
たー君がやっていることは、ちがうと思います。

たー君の言動は変わっていません。
うちの子はたたかれたとか押されたとか
しょっちゅう私に言っています。

今後はああいうことが起きないように
子どもに言い聞かせると
お母さんは言われていたけれど
実際はそうなっていません。

それに、あのとき押されてぶつけたところが
その後、後遺症として出てきたらどうしようと
心配な毎日です」

読んでショックでした。

やっぱりトラブルが
頻繁にあるんだということも
ショックだったし、

そのお母さんから
こんなふうに言われることも
ショックでした。

謝罪の返事

私も、お話しするのではなく
手紙で書いたほうがよいかと思い、
謝罪の気持ちをしたためました。

「たー君のせいでお子さんが
いやな思いをしていること
本当に申し訳ないと思っています。
心からお詫びします。

これまで以上に子どもとよく話をして、
お友達に手を出したり
いやがることをしたりなど
しないように言い聞かせます」
と。


私には謝ることと
子どもに言い聞かせることしか
できないですから・・・

そして、念のため保育園に
ことの経緯を伝えました。

保育園の先生は、

「そうだったんですね。
園で起こったことは
園が責任を持ちますので。
何か後遺症があったりしても
それは園の責任として
対処します」

と言われました。

少しほっとした気持ちに
なりました。

でも、子どもには
なかなか優しくできなく
なってしまいました。

子どもにきつくあたる毎日

保育園から帰ってくるたびに

「今日は誰と遊んだの?
お友達とケンカしなかった?」

と問い詰める日々でした。

少しでもトラブルがあると、

「どうしてそんなことするの!
たたいたり手を出したり
したらいけないって
何回言ったらわかるの!」

と大声で叱ることも増えました。

ぴりぴりしていて
自分の精神状態を保つことが
難しい状態でした。


あるとき、
またお友達に手を出したと聞いて
「どうしてそんなことするの?!!」
と私が怒鳴ったときでした。

たー君は私を見つめて

「どうしてそんなことしてしまうんか
自分でもわからへんねん」

と言ったのです。

その言葉は私の心に
突き刺さりました。

たー君もコントロールできない自分に
とまどってる。

でもどうすればよいのか
誰に支援を求めればよいのか
私には考える余裕もなく

イライラと怒りと悲しみの感情に
押しつぶされそうな毎日が続くのでした。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?