タケ♠𝐓𝐚𝐤𝐞𝐬𝐡𝐢𝐒𝐚𝐰𝐚𝐝𝐚

Photographer | Portrait/Streetsnap/Document…

タケ♠𝐓𝐚𝐤𝐞𝐬𝐡𝐢𝐒𝐚𝐰𝐚𝐝𝐚

Photographer | Portrait/Streetsnap/Document 光の中に存在する影、影の中に存在する光に自身の思いを投影しています。其処にいた人間の軌跡を写真に記録することが好きです。 光と影、人間についてnoteしていきます。

最近の記事

一面の緑、パワーをもらった〜明治神宮御苑〜

明治神宮にお参りに行き、参拝の前に「明治神宮御苑」に寄ってみた。 初めて訪れた。こんなに緑が豊かな庭園があることを知らなかった。 場所は大鳥居から御社殿に向かう参道の途中にある。御苑北門に入り口があった。 入り口で入園料(500円)を払い、緩やかに曲がる小径を歩く。 御苑は、明治天皇がお身体のお弱かった昭憲皇太后の運動のためにと、遊歩庭園として明治36年頃に整備されたとのこと。 病気がちの皇太后のため、少しでも運動ができるようにと小径がくねくねとした回遊歩道を設けるなど

    • 朽ち果てるモノ、変わらないモノ、輪廻するモノが一枚の写真に同居していた

      サクガワサトル写真展「海、風、車」見てきた。 沖縄の青い空の下、放置され錆て朽ち果てた車が写っている。 草木が車に絡まり、長い月日の経過を感じさせる。 サクガワサトルさんは、朽ちた車が自然の長いに溶け込んで佇む姿の魅力に取り憑かれ、撮り続けた車は100台を超えた。 ノスタルジーや哀愁といった言葉だけでは言い表わせない朽ちた車達の魅力を、沖縄の海や風などの自然とともに感じ取って欲しいとのこと。 展示のメインビジュアルの写真が、個人的な私見であるが、この展示を一枚で見事に表し

      • 消えゆく葛飾・立石の呑んべ横丁~記録としての写真を撮る~

        独特な雰囲気の飲屋街と商店街がある街「葛飾・立石」。 1,000円でベロベロに酔える「せんべろの街」として有名だ。 遠路はるばる訪れる酒場ファンも多い。 京成立石駅は、京成押上線で東京スカイツリーのある押上から4つ目、普通電車しか止まらないこじんまりとした駅だ。 大規模な再開発が進行中で、タワーマンションの建設が予定され、いよいよ2023年9月から、京成立石駅の北口の工事が本格的に始まる。 その北口には、昭和がそのまま残ったような「呑んべ横丁」がある。 立ち退きが進み、

        • モノに刻まれた銀座の文化の芳醇な匂いが写真から漂ってきた〜記録と記憶と思い出の間を揺れ動く〜

          資生堂ギャラリーで石内都個展「初めての東京は銀座だった」を観てきた。 古びたレコードドーナッツ盤、銀座月光荘画材店の使い込まれた絵具、資生堂の初めての本格的な香水「香水 花椿」、銀座や新橋の芸者衆の着物の生地、芸者衆から愛された新橋ブルー色のスカジャン、銀座寿司幸の蛸引き包丁、ミタケボタンのアンティークボタン、銀座天一の天ぷら、銀座もとじの草履、壹番館洋服店の鋏、銀座ボーグの帽子、資生堂パーラーのオムライスなど、銀座の技術、伝統、誇りといった文化を象徴する品々の写真が並んで

        一面の緑、パワーをもらった〜明治神宮御苑〜

          蒲田レトロ喫茶チェリーの裏メニュー”プリンアラモード🍮“予想以上にデカくてお腹いっぱいになった話

          蒲田「カフェ・チェリー」に行って、裏メニュー「プリンアラモード」食べてきた。そして、蒲田の街スナップを少し撮ってきた。 「カフェ・チェリー」は、大田区蒲田で60年余の歴史を積み重ねてきたレトロ純喫茶。高い天井に赤を基調にしたちょっとうす暗い昭和感あふれる内装。 「カフェ・チェリーで注文すべきは、見た目といいボリュームといいプリンアラモード一択だ。」という話を聞いたので、メニューには載っていないけど、迷わず裏メニューのプリンアラモードを頼んだ。 目の前にやってきたのは、ど

          蒲田レトロ喫茶チェリーの裏メニュー”プリンアラモード🍮“予想以上にデカくてお腹いっぱいになった話

          1950年代に撮られた街と人のモノクロ写真展示、その時代の息づかいが伝わった

          キヤノンギャラリー銀座で佐野陽三写真展「父のまなざし」を見てきた。 1950年代に撮られた東京の街と人の写真。すごく好みだった。 ざらついたモノクロ写真に映る戦後の復興に向けた日本人の真摯な表情や元気あふれる少年たちの笑顔。 占領軍の人たちの写真も展示され、この時代の息遣いを感じてすごくいい。 俺は街スナップを撮るのが好きなんだけど、まさに「こういう写真が撮りたい」と改めて思った。(でも悲しいかな今の時代、こういう顔がはっきり写ったスナッププ写真を撮るのは難しいと思う、、

          1950年代に撮られた街と人のモノクロ写真展示、その時代の息づかいが伝わった

          展示「MON.jp」を見て、写真から立体感を消す難しさをオモイしらされた

          Sony Imaging Gallery Ginzaで、大野葉子写真展「MON.jp」を見てきた。 MON=もん【紋/文】物の表面に表された図形、あや。紋様。 大野葉子さんは、コロナ以降遠方への撮影がかなわなくなり、身近なものに目を向けるようになり、視点を変えるだけで美しい紋様があらわれてくることに気が付いたとのこと。 立体であるはずの対象物に繰り返しパターンを見い出し平面構成に落とし込むことであらわれる紋様が、不思議な違和感と新鮮さを伴って迫ってくる。 大野葉子さんは

          展示「MON.jp」を見て、写真から立体感を消す難しさをオモイしらされた

          熊谷のアメリカン喫茶「ニュートウゲ」を満喫してきた

          7月下旬、熊谷のアメリカン喫茶「ニュートウゲ」を満喫してきた話を少し、、、 「ニュートウゲ」は、1950年代のアメリカの田舎町のダイナー」をイメージしたポップで可愛らしいカフェ。熊谷市「佐谷田陸橋」東側の国道17号線沿いに3月にニューオープンした。 そして、キラかわダークファンタジーエレポップユニット「その名はスペィド(THE LADY SPADE)」のダンサーだったティファニーとご主人マーリーさんのお店。 広々とした店内にゆったりと50年代のビンテージテーブルが配置され

          熊谷のアメリカン喫茶「ニュートウゲ」を満喫してきた

          『モデルがどのようなポーズを取るかを決めるのは』アンリ・マティス

          東京都美術館で「マティス展」見てきた。 フランスの巨匠、アンリ・マティス(1869-1954)。 強烈な色彩で感覚に直接訴えかけるようなフォーヴィスム(野獣派)の中心的存在として、後世の芸術家に多大な影響を与えている。 フォーヴィスムは、感覚を重視し、色彩はデッサンや構図に従属するものではなく、芸術家の主観的な感覚を表現するための道具として、自由に使われるべきであるとする。目に映る色彩ではなく、心が感じる色彩を表現。 日本では20年ぶりとなる大規模展覧会。絵画、彫刻、ドロ

          『モデルがどのようなポーズを取るかを決めるのは』アンリ・マティス