ツイステにハマりかけている
ついに始めてしまった。
ツイステを。
正式には「ツイステッドワンダーランド」、ディズニー公式のスマホゲームである。
そもそもの始まりは、2年前。
ムスメが「受験が終わったら、何か新しいゲームをインストールする」と宣言して始めたのが、ツイステ。
すっかりハマッてしまった彼女は、2年経った今も、毎日いそいそとゲームに勤しんでいる。
最初の頃は、自分の推しについて語ってはニヤニヤしている程度であったが、今では、全てのキャラクターについて一人づつ良さを語れるほど、ツイステ愛が高まり、ゲームそのものを愛しているのだそうだ。
熱い…。
一方、私はそれを横目で見ながらも、ツイステには距離を取っていた。
このゲーム、ハマったら大変そう…
そんな危険な香りがプンプンしていたからだ。
だいたいディズニーの悪役たち、ヴィランズの世界をベースにしているという設定だけで、ディズニー好きとしてはそそられるではないか。
やれ今日は誰それの誕生日だとか、限定イベントだとか、ついに欲しかったカードを手に入れた…などと楽しげに話すムスメを見ていると、ハマったら最後、ずぶずぶとツイステ沼に引きずり込まれていく自分の姿が、目に見えてくるようだ…。
私は別に生粋のゲーマーではなく、暇な時にちょいとスマホゲームをいじる程度なのだが、ハマって夢中になると、なかなかやめられなくなるという自覚がある。
昔、職場の先輩とゲームセンターに行った時。 いつもはスンとしている私が、ゲームに夢中になると目の色が変わり、第2の人格が出てくると言って面白がられ、その後も何度か誘われたっけ。
今でも、noteの記事を書くのに夢中になったり、本が面白くて閉じられなかったりすると、なかなか立てずに、ご飯やお風呂が遅くなったりして地味に迷惑行為を繰り返している。
そうだ。
私は、好きあらば、遊んで暮らそうとする怠惰な大人なのだ。
さらに、ここにツイステが加わったりしたら…
あ〜、ダメダメ。
やめておこう…
そう思っていたはずなのに。
なぜか自分でもわからないが、先日、突然魔が差して「ママも、やってみようかな」と口走ってしまった。
それを聞いたムスメは、大喜び。
ツイステ仲間が、この世にまた一人誕生するのだ。
嬉しそうに「友だち登録しようね」などと言われたら、もう逃げられない。
その日のうちに早速インストールされ、私のスマホに鎮座することとなった。
実際に始めてみると、なかなかよく考えられたゲームである。
まずは世界観からして、ワクワクするではないか。
学校の7つの寮は、それぞれヴィランズにちなんだ名前がついている。
例えば、『ふしぎの国のアリス』のハートの女王からハーツラビュル寮。
『ライオンキング』のスカーからサバナクロー寮、といった具合。
制服や寮内の様子なども、物語に合わせたデザインになっていて、気分を盛り上げる。
生徒たちも単なるキラキラ男子ではなく、ヴィランズの魂を持っているので、ひと癖あったり、闇や秘密を抱えていたり。
どこか、影のある生徒が多い。
時おりギャップを見せたり、お茶目な部分をのぞかせたりして、ついついキャラクターに愛着を持ってしまうように、上手〜く作られているのだ。
そして、まんまと、その罠にかかる私(笑)
基本はストーリーを読み進めていくRPGゲームで、バトルやリズムゲームの要素もある。
今まで、放置するだけのほっこりゲームや、パズルゲームなどでしか遊んだことのなかった私。
なんだか複雑で、最初は何をどうすればよいのかわからずポカーン…
といった感じだったので、ムスメに教えを請いながら進めていった。
特に慣れないリズムゲームは苦手で、ノーマルモードでもついていけない。
ああ、悲しきアラフィフ。
速くて混乱してくると、やみくもに連打し続けてやり過ごし、なんとかクリアしている(笑)
先日は、ムキになって何度も練習していたら、早速、ご飯の支度が遅くなってしまった。
ほらね。
やっぱり、こうなるよね。
ところで。
いちばん最初にゲームを始める時、まず「手を取り合う」キャラクターを1人選ぶのだが、「誰を選ぶのか、すごい気になる〜」と、やたら食いつくムスメ。
これは、真剣に選ばねば。
母の直感とセンスが試されている!
何度もプロフィールを見比べること、数分。
ついに心を決め、ハーツラビュル寮のエースくんを選択。
どうだ、ムスメよ。
母の目利きは?
「いいねぇ。いいキャラ、選ぶね~。エースくん、いいヤツだよ」と、気に入った様子。
どうやら、ムスメのお眼鏡にかなったようだ。
よし、勝ったぞ。
(何に? 笑)
エースくんは陽キャで、要領のいいタイプ。
言いたいことははっきり言うので、トラブルを起こすこともあるけど、なんだかんだ憎めないキャラだ。
早速、第一章で活躍するので、エピソードを追うごとに日々愛着を増している。
しかし、彼にはまだ謎の部分もあるようで。
魔法学校の生徒たちは、それぞれ「ユニーク魔法」というオリジナルの魔法が使えるのだが、エースくんだけ、どんな魔法か未だ明かされていないそう。
さらに、エースくんの姓であるトラッポラには、「罠」「裏切り」という意味があるそうで、今後何かしらの急展開があるのでは?とか、エンディングにエースくんのユニーク魔法が関わってくるのでは?などと、ファンの間では噂や考察も。
まぁ、ムスメからの又聞きなので、耳半分で聞いておいていただきたい(笑)
こうしてnoteの記事を書いてる何日かの間にも(遅筆ゆえ…)、毎日のようにツイステを立ち上げ、家事の合間に、せっせとお気に入りの生徒に授業を受けさせ、育成に励んでいる私。
タイトルに「ツイステにハマりかけている」と書いたが、実はすでに「ハマっている」の間違いではないか…。
そう、心の中のもう一人の自分がささやいてくるが、聞こえないフリをしている。
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