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臭い物には蓋をし続ける企業文化

こんにちは、しがサラです。

最近、働いている中でよく感じることがあります。


それは、高学歴な人ほど、本質を見抜く力が優れていること。


まあ、考えてみればその通りだと思います。

しかし、本質を見抜いているにもかかわらず、蓋をし続ける人が多いと感じます。

仕事柄、社内の色んな部門の方と接点を持ちます。
その中で、頭が良い方は本質の捉え方が抜群に高い一方で、「〜なんですよ。〇〇しないといけない。」と評論するだけ。

いわゆる、評論家現象です。


この記事でも触れていますが、ただ評論するだけで実際に行動しない評論家になってしまいます。

では、なぜそのような事態に陥ってしまうのか。

答えは簡単です。

自分にメリットがないから。
むしろ、貧乏くじを引いてしまうから。

これだけです。

本質的な課題を解決すれば、様々な波及効果によりプラス要素が大きいのですが、彼らは行動しません。

本日はそのような内容で、解説していきます。


封じ込められる問題の蓋

特に若手ビジネスマンにとって、企業文化は重要な要素です。

しかし、ある企業では問題が発生してもそれを隠すことが美徳とされ、その問題に対処せずに蓋をし続ける傾向が見られます。

組織全体で広がるこの慣習は、単なる一時的な対応ではなく、根深い影響を及ぼします。

要するにルールよりも伝統を守ってしまいます。

この問題が浮き彫りになる原因として、リーダーシップ層の過度なコントロールや情報の絞り込みが挙げられます。


問題を蓋し続ける文化は、従業員にも悪影響を与えます。

頭が良いビジネスマンの方々は、問題を指摘することがリスクや職場での評価に繋がると感じる可能性があります。

本質的課題であったとしても、誰も改善へ向けて取り組んでいない、日の目の当たらないことをやって、

・日々の成績が少しでも下がる
・時間外労働が増える
・上司の仕事が増える


こんな要素が1㎜でも見えると、社内の人達からマイナスイメージを植え付けられます

そんなことよりも、上司が求めていることをやっておけば評価も良いし、面倒くさいこともないので、現状維持

だから、行動しません。

この状況下では、従業員の声が抑制され、組織内でのイノベーションや新しいアイデアが育まれにくくなります。


情報の遮断とコミュニケーションの欠如

この慣習が招く主な弊害は、情報の遮断とコミュニケーションの欠如です。

問題が上層部で隠されると、従業員は必要な情報を得ることが難しくなります。

隠すと言うと大げさですが、
情報を降ろさない上司は山程います。

こちらが聞かないと教えてくれない、というような。

私も以前の職場で、そのような上司に出会い非常に苦労しました。

聞いたら教えてくれることもあるけど、はぐらかされる。
この状況が続き、次第に私も話しかけなくなっていきました。

その結果、提供された情報だけを頼りに仕事を進めることになりました。

結果的に作った企画書は、情報が充分に織り込めていないので、二度手間三度手間となる。

このように、組織内での情報が制限されると、従業員は目の前の課題に対処するだけでなく、ビジョンや戦略を理解するのも難しくなります。

これが続くと、組織の全体的な目標に対する理解が希薄化し、当時の私のようにモチベーションも低下する可能性があります。

また、コミュニケーションの不足はチーム全体の協力を妨げ、プロジェクトの進捗や品質に悪影響を及ぼします。

情報が制約されていると、従業員は自分の仕事に集中しすぎ、他の部署やメンバーとの連携が不足することがあります。

これにより、効果的なプロジェクト管理やアイデアの共有が難しくなり、結果的に企業の成果に悪影響を与える可能性があります。


このように、臭い物には蓋をし続ける企業文化は至る所に蔓延しています。

本当の優秀層は自己犠牲を伴いながら、失敗することなく改善していきます。

そのような方は本当に上場企業の生え抜き層として、経営に携わることもあります。

しかし、ハードルが高い上になかなか芽が出ません。

私も子どもが小さいこともあり、プライベートも優先に考えているので、自分が出来る範囲でのチャレンジしか出来ていません。

大きな改革はできませんが泥臭く、1つずつ今後もやっていきたいです。

今日の記事は、そんな最近の私の葛藤を解説した内容でした、、

皆様からコメント頂けますと、励みになります。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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