高村颯志

漫画原作者になりたい26歳です。 脚本を書いたり、テレビCMのナレーションをしたりして…

高村颯志

漫画原作者になりたい26歳です。 脚本を書いたり、テレビCMのナレーションをしたりしています。

最近の記事

家のカギ⑱『TICKET』上演に寄せて

お世話になってます。 高村と五十嵐で、家のカギです。よろしくお願いします。 もう間もなく、家のカギの次回公演 家のカギ⑱『TICKET』 が開幕することに寄せて、少し文章を書きます。 家のカギはこの秋で7周年を迎え、8年目に突入する演劇ユニットです。 ジャンルや形式に縛られず、幅広く演劇作品を作ってきました。 ターゲティング的にもブランディング的にも不利になりやすいと分かっていてもそうしてきたのは はなから自分たちが最も向いているジャンルや形式を見つけられるわけがないし、

    • 「手毬唄じゃないんだから」あらすじ

      苦労人の刑事・岩橋とその上司・片桐はとある別荘で起きた殺人事件の捜査をすることになった。 省エネ主義の片桐は、個人の権限でしばしば捜査協力を依頼しているミステリー作家・葛西林子に今回も依頼をするよう岩橋に指示を出す。 ちょうど執筆活動に退屈していた葛西は、担当編集・若林茶子との打ち合わせ中に舞い込んだ捜査協力依頼に一も二もなく飛びつくが、今回の事件が自身の執筆している小説の内容と酷似していると告げられる。 捜査協力依頼でもあるとともに、葛西は今回容疑者の1人でもあるというのだ

      • 「手毬唄じゃないんだから」第3話

        【3-1】@ホテルロビー 片桐、岩橋が椅子に座っている その傍に茶子が立っている 駆け込んできた警官が言い放つ 警官「いえ…葛西先生が…遺体で発見されました…」 茶子の唖然とした顔 他の面々も強く動揺している 岩橋、驚いて立ち上がる 岩橋「今、なんて…?」 警官「葛西先生が、遺体で……」 茶子、遮って 茶子「いやいやいや待ってください…!だって先生は、別荘を見に行くって…!」 片桐「茶子さん落ち着いて」 茶子「別荘にいたんじゃないんですか!?」 警官「4、50

        • 「手毬唄じゃないんだから」第2話

          【2-1】@別荘横、仮設テント 大きな長方形の机に別荘の平面図等が置かれている 片桐と岩橋が立っていて、その他は座っている 不敵な笑みの葛西 葛西「その密室トリックは簡単だよ」 茶子「なにか分かったんですか…!?先生」 葛西「茶子ちゃんさぁ。私の原稿読んだんだよね?」 茶子「読んだんですけどしばらく前なのであんまり覚えてなくて…」 葛西「はぁ~悲しいなぁ。そんで警部」 片桐「なにか」 葛西「私の小説と似てるなんて言うんだから、この密室トリック分かってるんでしょ?」 片桐

        家のカギ⑱『TICKET』上演に寄せて

          「手毬唄じゃないんだから」第1話

          【1-1】@別荘らしき場所 別荘の中を恐る恐る歩く女性の足元 女性は血まみれで倒れる男性の遺体を発見する 女性「きゃーー!!」      @小説家・葛西林子の書斎 場所が分からないように口元や顔のみを映して 葛西「んー。もっと滅多刺しにした方がよかったかなぁ」      @別荘らしき場所 男性の遺体を発見してパニックになる中、携帯を取り出して電話をかける女性 女性「お願い…!出て…!」 相手が電話に出た様子 女性「あっ!もしもし!もしもし!聞こえますか…!

          「手毬唄じゃないんだから」第1話