見出し画像

月報:むっくんだいすきクラブ 4月号



すっかり気温も上がり春かと思ったらすでに初夏という生き急ぎっぷりですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

新年度でわりと大いなるプライベートの変動があり本業のこちらがなかなか追い付きませんでした。加齢を感じます。いちおう試合はそこそこみてるけども、オンタイムで何か発信できるほどの精力が残念ながら出せておりません。

というふうに手をこまねいていたらばあれよれよと1ヶ月分たってしまいました...。というわけでまとめてのお送りです。28日のヴェルディ戦を30日までに書くとかできる気がしないので徳島戦までをば。GWから本気出すの精神。



■4月のファジアーノ岡山について


有馬監督のチームは4-2-2-2による前線プレスと繋げるし前にも蹴れるCBから裏に強いFWズor間に強い仲間と久保田と複数の選択肢を迫るポゼッションを戦況に応じて組合せ、どんな相手でも攻め込む形を作れるぞというところを見せることができています。まずチーム作りの手腕という第一関門は突破したと言えるでしょう。

3月末から5月にかけてJ1経験クラブとの試合が続くこの期間は力を示し上位を争えるかという試金石となってきます。4-4-2の完成度はもちろん、勝ち点という形で結果を出すことができるかということがポイント。

むっくんをはじめSBに求められると思われるものは柏戦の会報で見たとおりですが、実力のあるチーム相手には余裕のある対応というのは難しいので、ギリギリのところでチームに求められる部分や目の前の相手に勝る駆け引きが繰り出せるか否かという部分が見どころとなってきます。敦盛。



■4/3 vs.大宮アルディージャ@NACK5スタジアム ●1-2 フル出場


ミッドウィーク開催ということで仕事後ダッシュ。休日なら近い近すぎる十万石なNACK5なのだけど、キックオフ直前に急ぐには大宮駅もスタジアムのアクセスも地味に遠い。辛い。




走りに走りなんとか前半15分ごろ着。冬の寒さだったのだけど猛ダッシュ(ジョギング程度の速度)で身体が湯だっていたのでビール。なおすぐに身体の芯から冷えて無事震えながら観戦した模様。



疲れからかすぐにアルコールが回ってしまい、さらには猛烈な寒さに震えていたので細かい試合の機微についてはよくわかりませんでしたが、我慢我慢の試合展開で斉藤さんSHゴリゴリアタックという勝負手が冴え首尾よく先制。勝ちきれなかったこれまでの反省を活かす早い時間での5バック逃げ切り策を見せた…までは良かったのですが、今度は押し込まれ圧力に屈して逆転負け。宿題が積み重なってしまった厳しい敗戦でした。

まあ、むっくんがかわいかったのでよし!



■4/7 vs.アルビレックス新潟@シティライトスタジアム ▲3-3 出場無し


私事で死んでたのでみてない


■4/13 vs.ジェフユナイテッド千葉@フクダ電子アリーナ ▲0-0 出場無し




フクアリからこんにちわ

今節は心身ともにゆとりある観戦ができたので楽しめました。再びのむっくんベンチは残念ですが、廣木が良いプレーをしているので活発な競争というものでしょう。その上で出場権を勝ち取れるのであればそちらのほうが喜ばしいというものです。




養命酒(ギネス)がうまい。




カレーで有名なサマナラのチャパティ。チャパティが何かは知らんけどマイルドな味付けの肉に野菜たっぷりでうまい。





やや寂しかったスタンド。フクアリは一番好きなスタジアムなので盛り上がってほしいのですが、まだまだ厳しそうですね…




閑話休題。今回は試合の記憶が鮮明なので笑、記していきます。

前半立ち上がりから両者CBへのプレスを強めて中盤でつぶしあうという気持ちを見せていました。そのため、相手の激しい守備にも負けずボールをキープし前につなげる選手…岡山の上田と千葉の田坂が非常に目立つ展開。岡山も千葉もこの「司令塔役」にボールが渡るように、というチームの組み立てを見せており、お互いに右側のサイドをえぐる攻撃をめぐって駆け引きが繰り広げられていました。

しかしながら、激しい潰し合いの結果岡山も千葉もともに「司令塔」を失ってしまいました。上田は2か月弱の離脱ということで非常に痛い事態になってしまいましたね…。両者ともに相手の守備を潜り抜けるタイミングと精度の良いパスを出せる選手がいなくなってしまったことで試合はゴツゴツとしたぶつかり合いが続く膠着模様に。これはどちらかといえば前線にパワーのある岡山のほうに有利に働いたように思います。千葉がアランピニェイロを放ってこなかったのはなぜだったんでしょうね。





後半に加わったレオミネイロがサイドに開いて味方をも欺く(笑)ボールさばきを見せ、その間に3列目の関戸も加わって攻撃に厚みを出すことで岡山が敵陣で試合をする時間を増やすことができました。仲間隼斗のクロスにフリーで合わせる大決定機などレオミネイロのサイドからチャンスをいくつも作ることができたのですが、残念ながらゴールだけが遠く。金山から代わってゴールを守った一森を中心にセットプレー崩れのピンチも耐え抜き集中した守備で無失点と半分の結果は出たものの、苦手の千葉相手にまたも勝利はおあずけということになりました。

試合でむっくんが見られなかったのは残念でしたが、廣木もモリモリマッチョな守備の粘りと鋭い攻撃参加を見せておりかなりエキサイティングでした。むっくんも最後のあいさつでちょっと見れたし。内容的にも、あとはゴールだけといういい試合だったと思います。それだけに結果が伴わなかったことがもったいないというのはありますが、それもまた経験値にして誰かがブレイクするのを待つよりないのでしょう…




■4/20 vs.徳島ヴォルティス@シティライトスタジアム ◯2-1 フル出場


久しぶりにDAZNでじっくり90分見ましたが、DAZNの見にくさがすごい(思わずより大きいモニタを新調してしまった)見る方も継続できなくなるとすぐになまってしまうのだなと震えております。なんとか人目に堪える水準に戻していきたいものです。。

愚痴が長くなりました。試合の話ですね。

立ち上がりは徳島の3-5-2に対する岡山の守備がハマらない形。2トップは徳島のアンカー岩尾へのパスを警戒しているので、岩尾を使って逆に2トップの位置を操作して、ストッパーの前が空くのでそれを合図に前線と後方の選手が入れ替わってマークをはがすぞという状況を作っていました。この辺のボールの動かし方は流石うまいですね。

岡山の左サイド、徳島の右サイドからの攻撃が非常に多かったのですが、三村の守備の仕方が周りとあってなかったという岡山の事情と逆サイドの岸本や押谷がフィニッシュをするという徳島の事情が噛み合ったためでしょうか。むっくんもあちこち動かされ大忙しでかなりハラハラしました。それでも、前の久保田との守備の連係が優れており、ボールをうまく奪うシーンを作れたことで徐々に取り戻しつつあったのはよかった。

岡山が狙うべきは徳島がウイングやストッパーを動かして攻めたりボールを奪いに来た後の裏のスペースで、ヨンジェ、仲間が単騎で突っ込むことでその機運を高めていましたが(このあとヨルディ・バイスがめちゃくちゃ止めた)、むっくんも同点弾のフラグとなる抜け出しや前へのダイレクトパスを見せていましたね。

後半は両者それぞれがさらに加速させる手を打ってきたのでより盛り上がった形に。徳島は岩尾が敵陣に侵入するという最終形態が早くも出てきてじゃんじゃか決定機を作られました。岡山の方もレオミネイロ投入によっていつもの景色となり前線守備もカウンターも威力倍増。激しいつばぜり合いにむっくんもイキイキとえぐめの球際や切れ味鋭い裏抜け演出を見せており楽しめました。

決勝点の一発フィードはむっくんのスローインで時間をかけてサイドに選手を集めた裏をつくサイドチェンジが光った形。チェジョンウォンのフィード、仲間のボレーと全てが完璧にハマりました。それもむっくんの頭脳プレーあってこそ…称えよ…

最後のパワープレーで佐藤晃大にミスマッチを狙われていたむっくんですが、1対1で敢然とマイボールを確保したりと最後の最後まで熱いプレー内容を見せてくれました。ハイライトになるようなテレビ受けするプレーは少なかったですが、チームの中で必要なことを判断しそれを成功させるという戦術的な面ではベストに近い内容だったと思います。特に久保田和音との守備の連動は見てて気持ち良かったですね。攻撃面でもより効果的なコンビネーションを見せる機会が増えれば上位をうかがえるきっかけにもなりそうですので楽しみです。

チームとしても4月ずっと苦しんでいた「勝ちきる」という部分でやっと結果がでたので本当に大きい勝利でしょう。千葉戦で大チャンスを外してしまった仲間隼斗がヒーローになったのもいい流れを感じます。



■未来へ


元J1・超J2級の布陣を擁するチームを相手に対しても、相手に合わせて修正して自分たちの良さを出し試合を有利に進めることはできるものの、なかなか勝利という結果に結びつかないという「もどかしさ」と闘う一か月だったといえるでしょうか。そういう意味では4月も最後のほうになってようやく結果が出て昇格争いをうかがえるポジションを維持しているというのはポジティブなことです。

チームの闘い方ははっきりしているだけに選手個々のパフォーマンスの良しあしがとても判断しやすく、見ていて面白いシーズンになりつつあります。むっくん個人を見るだけでも3-4-2-1の時と比べてサイドにいる選手が多くなるので連携面の見どころが増えなかなか楽しいです。特に相方の久保田和音がなかなかのキレモノであるので毎試合驚きがあるのが良いですね。徳島戦でその良さが目立ったのは喜ばしい。ますます連携が成熟してくることが期待できます。特に崩しのところでもう少しお互いにタイミングがあってくるといい感じにJ1をアレできるのではないでしょうか。仲間だけじゃないというところを見せる必要がこれから出てくるでしょうし。

そういうわけで、平成最後の東京V戦、新元号最初の試合となる山形戦を楽しみにしたいと思います。天童の温泉も楽しみです。気が付いたら旅券を取っていたのでしょうがないな。やれやれ。