朝焼けに水
たいして変わらないわよ
この街並みも貴方も
これまでどんな経験を経て、
皺を刻んできていたとしても根っこは早々に変わるものではないわ
それでもね、一度でも心地よい地盤から引っこ抜かれた苗木は諦めが早くなっちゃうの
たんぽぽになって、風と飛びたいとか
鳥のように自由に飛び去りたいとか
そんな思いだけが毎日頭の中の
中の中のほんのぽつんとした中心に
いつまでもいつまでも居座っている
別に悲観している訳でもないのよ
非難も悲壮感もそんな事も、ない
さほど変わらないのよ
私だってそう
最初から少しだけ才能があっただけ
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