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201210|母、抗がん剤投与ができるかの回答。

いよいよ、という日がやって来ました。
母の抗がん剤投与が肝臓の数値的に危ういという話をされてから1週間。
1週間長いなとも思うし、この日が来てほしくないとも思うし、仕事に忙殺されると一瞬で時間が過ぎてしまうし、いろんな葛藤を抱えながら過ごした1週間でした。

腫瘍内科の先生との面会時間が近づき、母からのハンズフリーの電話連絡を待つこと小一時間。母から電話が入りました。

先生から、「じゃあ抗がん剤どれ使いましょうか?」という感じで話が始まり、母も、手足のしびれの薬ではなくて、脱毛や下痢吐き気の方の薬でお願いしたいです。と話をし、私は「???」と。

私:「あ、先生、それってつまり抗がん剤は打てるという判断ということですか?」

先生:「そうですね。ギリギリの瀬戸際ではありますが、なんとかやってみましょう。」

と。

抗がん剤を試すことができるということに。

ということで、前回の先生との話の中で、手足の痺れが強くなる抗がん剤か、脱毛、下痢吐き気が強くなる抗がん剤か、副作用で決めてもらってます。という話があり、それぞれオキサリプラチン、イリノテカンであるということを聞きました。その中でイリノテカンを私たちは選択し、Sー1(TS-1)と併用するIRIS療法という形式での投与を行うこととなりました。

なんと翌日12月11日から投与開始。肝機能の数値のまずさ。

そして、先生からの計らいで、翌日から投与開始することになりました。おそらくイレギュラー対応。看護師さんに、明日で時間取れる?と言ってくれてなんとか時間を見つけてくださいました。戸惑いつつもありがたいなと思う一方、それくらい逼迫している状況なのだろうとも心の中では感じていました。

その後母が帰宅してから薬と一緒に入っていた血液検査の結果を見て、
ALP(基準値 106〜322)
・11/23 → 726
・11/25 → 964
・12/02 → 1333
・12/10 → 1653

γ-GTP(基準値 9〜32)
・11/23 → 343
・11/25 → 518
・12/02 → 745
・12/10 → 1034

という数字を見た時、ゾッとしました。。本当に1日おきにみるみる悪化しているのだと。これは大腸というよりは、肝臓がもたなくなる手前なのだと強く理解した数字でした。

ここからが「闘病」

これが10月にガンの診断を受けてから初めて「闘病」をするという意思決定の瞬間でした。

根治は難しい、と言われている以上、ガンに勝つ、というよりはガンとの共存。いかにガンをコントロールしていくことができるか、なのかなと考えています。

SNSで繋がってくださるみなさんへ

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