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一般人のClubhouseの楽しみ方 一例

ここ数日で急に盛り上がっている音声SNS「Clubhouse」。どんなものなのか、何が魅力なのかということをまとめた記事も増えてきましたね。あるいは、実際にユーザーとなった有名人や芸能人のことが記事になったりも。

運良く招待してもらって始めて数日の、私のような一般人1ユーザーからみたClubhouseについて、感じたことを書いてみようと思います。

前提として、私のClubhouse利用実態は以下の感じ。

1/27 夜 招待してもらい参加 →23時ごろ 2時間くらいウロウロ
1/28 昼間12時ごろ 15分くらい
1/29 夕方16時ごろ 30分くらい  夜22時頃~ 1時間くらい
1/31 明け方03時(30日27時)15分くらい、夜22時~ 1時間半くらい

いずれも聞くだけ。発信は未経験。
育休中で、3歳0歳育児中のため、望むと望まないにかかわらず不規則な生活のため、いろんな時間帯を試せています。
子供が昼寝している間、夜中の授乳中、あとたまたまこの数日は夜泣きとか夜中寝ずに活動しだす・・・とかあって、その間イヤホンつけて聞いてたりしてました(育児書的にはNGでしょうね、、、)。

まずはざっくり感想

「音声版Twitter」と書かれている記事もあったけれど、それはピンと来ない。むしろTwitterの匿名性の真逆な感じ。
SNSというよりメディア。
今のところ、
有名人同士の社交の場(まさにクラブハウス)を勝手に盗聴している
または、
ちょっと気になる話題のパネルディスカッション(それも結構有名人が登壇する)にタダで参加できてる
という感じです。

Clubhouseって何するの?

Clubhouseへの参加パターンとしては、

1. 話す立場で参加する

(1)その場(=roomと呼ばれる)を自分で立ち上げる

(2)立ち上げた人(モデレーター)にスピーカーとして招待してもらう 

(3)聴いてる時に、挙手してモデレーターに認めてもらって発言する


2.聴いて参加する

の大きくは二択。
他のSNSにある、コメントとか、いいね!とか、リツイート的な機能は何もないので、シンプルではある。

実際どんな感じで参加してる?

それぞれの参加パターンについて思ったこと

1(1)roomを自分で立ち上げる

って、なかなかハードル高い。
私のような一般人が、話したいこと、ないかもです。

「呟き」って文字だから浸透した(Twitter)けど、
ほんとに喋る呟き(独り言)だったら成立しないという発見。

リアルな友人と会話してもいいわけだけど、見知らぬ人に公開するニーズってそんなにない。(一般人同士の会話を聞きに来る人もいないとは思いつつ、でも公開されていればその可能性はある)

リアル友人と会話したいだけだったら、LINEやZOOMで話せばいいか。

音声だけで映像ないから、気楽に話せるし、ZOOMなどのオンライン会より操作的なハードルの低さはあるので、今後自分の周りにもっとユーザーが広がっていったら増えていくのかも??

[2/1追記]roomの設定にはopen/social/closedの3種類あることが今判明。(たった一つ、start a roomをタップすればわかる話だった、、、なんか怖くて触ってなかったんだけど)。closedは自分でメンバーを選んで設定、socialは自分がフォローしてる人なら入れる、ということのようです。

1(2)スピーカーとして招待される

これがClubhouseの特徴になっていると思います。

セレンディピティーがあって、新しいことが生まれる場になる!
みたいな素敵な未来が、見えるとするとこの部分だと思われます。

私が盗聴してみたroomでも、その場はいくつか目撃して、
例えば、ピアニストの清塚信也さんと歌舞伎役者の片岡千之助さんが、初対面だったらしいのだけれど、(引き合わせたのは乙武くん)
ドビュッシーの月の光は歌舞伎の世界観だ!みたいな話で盛り上がって、
何か一緒に出来たらいいですねー
とか話していたり。

Twitterに漂う匿名性の空気とは真逆で、
「あー、ちょうど私の知りあいの〇〇さんがいるから紹介するね」というノリ。
まさにClubhouse! なるほど!名は体を表しているのねって感じです。

今のところ、一般人には関係ない話だったりはするんだけど。

ちなみに、
ホストする(1(1)のroomを開設するケース)のは自分の意思だからよいけど、この、突然roomに呼ばれる(「あ、○○さんが居ますね、呼んでみましょうかね、大丈夫かな?!」みたいなノリ)ケースでは、
ほんと地頭の良さとか、教養とか問われる感じだな、ときいていて感じた。

それが公開されているので、呼ばれる人にとっては結構大変な感じもする。それでいうと、上述の片岡千之助さん(若い人なの、ググっちゃった)なんかは、とても知性を感じました、突然振られてあの対応だったのか、と。
とりあえず、自分が突然呼ばれることないから、要らぬ心配なんだけど。

けど、これも身近にユーザーが増えていけば、私の周りでも起こりうることではある。
スマホで異業種交流会に参加するみたいな感じ?
で、突然知らない人としゃべって、自分の器(相手にとって有意義な話ができるか、会話のキャッチボールが成立するか)が試される感じに近いか。


1(3)挙手して参加する

パネルディスカッションで会場から意見や質問を受け付けるパターンみたいな感じでroomを運営しているケースもあって(これは機能的にという意味では常にできると思われ、運営のモードとしてそういう立て付けにしているroomもある(してないほうが多い印象?)という意味)、これだと一般人も参加できそう。参加したことはないけど。


というわけで、
私は今のところもっぱら 2.聴く だけの楽しみ方をしてます。

Clubhouseって何が楽しいの?

というわけで、聴くだけの私の今のところの楽しみ方は以下の感じ。

1.有名人の交友関係を知って楽しむ
この人とこの人って仲良しなんだー、へー。っていう知ってどうするわけでも、どうなるわけでとない、ミーハーなやつ。 

2.有名人を身近に感じて楽しむ
roomによるけど、有名人が、知り合い同士でかなりリラックスして話しているので(なので盗聴に近い感覚)、オフの感じが見られたりする。

だから、すごい好きなタレントとかいる人は、相当うれしいと思うなぁ。

あと、この人ってこういう声なんだ、こういう喋り方なんだ!っていうのもある。意外と文字でしか触れたことなかった人も多かったりする。この例としては、私の場合では、成毛眞さんとか。ジャーナリストの中野円佳さんとか。

3.どういう人が利用しているのかを見て楽しむ
これは黎明期だけの楽しみかもしれないけど。
友人しかり、有名人しかり、誰が使ってるのかなぁ?ということ自体に興味を感じる。

たとえば、芸人は、いまYouTubeに多数進出してるけど、クラブハウスにはまだあまり(と思っていたら、あっという間に増えてきている!さっき31日夜には、芸能人がめっちゃたくさん集まってるroomが登場してて、roomの最大収容人数5000人を超えていて、入れないときもあった。以下は一昨日くらいにメモってたもの。)

ロンブーの淳、タレントでは、こじはる、こじるり、たかみなを発見。ミュージシャンだと、サカナクションの山口一郎とか。
こじはる以外は自分の中ではなんか納得感高い。

利用者がどういう風に広がっていくか調べられたら(調べられないけど)、それこそ日本の人脈ネットワークが浮き彫りになって面白そう。
業界別の浸透度とか(プロフィール登録制でもないし実際は全然知るすべもないけど)。

4.(そもそもの楽しみ方である)興味あるコンテンツを楽しむ

入ってみて面白かったroomでいうと、
「河野大臣がオンラインダボス会議の報告をする」というのもあったりして(途中からしか聞けず、しかも途中で大臣は所用で抜けてしまい、私も聞くのやめちゃったんだけど)、コロナのワクチンのことを話したりしていた。益々、マスメディアの存在価値とかも問われちゃうよなーって思った。

あと、全然逆の路線だけど面白かったのは、
「RGが佐野元春さんの真似をして歌詞を朗読します」ってroom。
ほんとにroomのタイトルのまま!レイザーラモンRGが一人で佐野元春の真似で朗読続けてるの!夜中に。音声だけになってることを最大限活かしてる気がする!佐野元春なんだもん!笑!
ちなみに、授乳中に聞いてたんだけど途中でAirPodsの充電切れて、音が出てしまって焦ったけど、我が家の乳飲み子は、そのまま寝ました。寝かしつけによかったりして、RGの佐野元春。笑。


今後、多方面でもっといろんな試みがされるようになるだろうから、
しばらくはwatchしながら楽しめそう。


これから始める方へ(とりあえずClubhouseってどなんもんなのかを知りたい場合のプチアドバイス)


自分がフォローしている人が入っているroomがホーム画面に表示されるので(それ以外にもちろん検索もできるけど)
とりあえず有名人を何人かフォローしておくと、
あ、こんなroomがあるのね、ってのが見えやすくはなる。

その人がroomを立ち上げていなくても、聞いているだけのものも表示されるようなので、いろいろなroomに顔をだしている人をフォローしておくと、幅広く知る意味ではよさそう。

その意味で今のところの私のおすすめは、

乙武くん
小島慶子さん
林信行さん
メンタリストのダイゴ
ロンブーの淳
こじはる

あたりです。

感じたことあれこれメモ

以下、その他、思ったこと列挙。順不同。


アーカイブはされない(録音もルールとして禁じられているそうです)ので、リアルタイムということがポイント。
リアルタイムの価値については、紅白の一部が録画だったという話など聞いていろいろ思うところあったので、別の機会にちゃんと考察したいと思っている。

リアルタイムの意味というと、音楽とか相性良いのかなーと思うけど、
ピアニスト 清塚信也が弾き語りしてたのは、ピアノを聴くには音質がちょっと残念だった。私の環境の問題かも?!


今後どれくらい浸透するか?という点。アーカイブなし(=再生速度も変えられない)となると、結構暇じゃないとそうそうたくさんは聞けない。視覚の可処分時間がほぼ埋まっている中、これからは耳の可処分時間の奪い合いになる、だから音声メディアは可能性がある、ということは言われているけど、リアルタイムだけ、ってどうなんだろう。どこまで広がるかな、というのは見もの。

アプリのアイコンが特徴的。
みんなSNSにあげてるの自分のプロフィール画面だったりして、ベージュバックのシンプルな感じの画像が踊ってると思うけど、アイコンはなかなか特徴的。(思わず、この投稿のヘッドの画像にしてしまった。APP Storeのスクショです)
SNSに限らず、アプリのアイコンって、記号的なものとか、名称の文字から作ったアイコンとか多い中で、、、。
誰なんだろ、この写真の人。

招待枠のアルゴリズム
昨日あたりだったか、招待枠が4になりました、ときていた。どういう仕組みなんだろうか?

何故急に日本で広まり出したのか?
日本語仕様になってるわけでもなく、単に日本人に浸透し始めたのがここ数日ってこと?誰かアメリカのシリコンバレーにいる日本人とかで招待された人がいて、日本人の友達招待し始めてじわじわってことなのか?!(だから最初VCの界隈の人が多いということだったのか)。
だとしたら、アメリカでの広がりから、日本に到達するまで遅くない?!(アメリカでのローンチは去年の3月とのこと)


今後どういうビジネス展開が考えられてるんだろうか?広告?課金?
有料のトークセッションなんかは普通にあり得るよね。

映像がないほうが話しやすいし、アーカイブもされないから、ついつい本音が出ちゃうみたいなこと言ってる人有名人が多かった。書き起こしをする人とか出始めると変わるかもね。

ネットニュースって、テレビをはじめとするマスの番組はじめ、ブログやらYouTubeやら今や数多あるメディアを日夜チェックしてる人がいるのねぇ、ごくろうさんなこった。と思ってたけど、クラブハウスをチェックする仕事(というか人)が登場するのも時間の問題か?!

乙武くん(もはやそういう年齢じゃないけど、私は何故かずっとそう呼んでしまってる)とか、あちこちのroomで見かけまくる人がっていて、ギャラも発生してないのに生活(睡眠時間とか)や他の仕事大丈夫なの?!

AirPodsの充電がすぐ切れる、、、。音声メディアが浸透することと、素敵なワイヤレスイヤホンが世に増えていくことは、不可分。

以上、一般人からみたClubhouseについて、使って数日の記録でした。

まだこれからユーザーが増えて、違うフェーズになると
また違う楽しみ方ができるんじゃないかと楽しみにしつつ。


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