映画かよ。批評家HASECCHOが斬る。ep40「ファムファタール」
「映画かよ。Like in Movies」ep40「ファムファタール」のレビューを早速Hasecchoさんが書いてくれました!
Haseccho、恋について語る!!というか、Hasecchoさんのようにスズカファンにはたまらない一作となったようで、作った甲斐がありました😭
皆さん、是非是非 ep20.1「花とスズカ」もみてみてねー!
そして改めてep40を見ると、キュンとするはずっす!
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映画かよ。-Like in Movies-
シーズン3、ep40
「ファムファタール」
恋愛映画かくあるべき。
恋愛は人を狂わすよなー。
さ、その前に今エピソードではep34でヤキモキした視聴者が解放されるエピソードでしたね。
ep34のラストで亜美とすれ違う、仲睦まじく腕を絡めるスズカと樹里。
今回はその後の2人が描かれています。
そして唐突なんですけど、個人的に大推しなシーンがあるんですよ。
スズカさんが出るシーンでよくあるカメラ目線のシーン。
これがすっごく好きなんですよねー。
「フェリスはある朝突然に」のフェリスみたいな。
ep20.1の「花とスズカ」というモキュメンタリーから続くこのカメラ目線。
是非今後とも続けてください、監督。
スズカさんと距離が近づけている気がして楽しいです!
観たことない方はep20.1を是非ご覧ください。
スズカファンになること間違いなし。
さて今エピソードの話に戻りますが、ここまでしっかり恋愛を描いたエピソードってこれまでなかったのではないでしょうか。
恋愛映画はかくあるべきと最初に書きましたが、途中から最後にかけてグワーっと盛り上がっていくこのストーリー。
最高です。
今回の題材であるブライアン・デ・パルマのファムファタール。
映画について何かを言うことはないんですが、このファムファタールで使われる坂本龍一作曲の「ボレリッシュ」というボレロらしき曲。
これがくせものですよね。
緊張感漂う涼しい妖しい曲。
濃厚なアントニオバンデラスを涼しげに緊張感を高めあう曲。
しかし今エピソードではアントニオバンデラスの代わりにスズカさんがしっかりと熱く濃厚に感情豊かに進めてくれます。
ここまで感情を全面に出したスズカさんって初めて。
これまでの少し冷たいスズカももちろん好きですが、今回みたいなスズカも最高ですねー。
今回、登場人物の感情に幅があるエピソードですがそこの脇を固めるシネマドモアゼル。
彼女は誰なんだ。
そしてこの番組はどこで聴けるんですか!
こっちのメンタルを極限まで落としてくるラジオチャンネルがあるなら聴いてみたい。
そしてこのメンタルを落とされてから始まる盛り上がり。
ラヴェル作曲ボレロがこのストーリーをより強く押し進めてくれます。
ボレロは1番好きなクラシック音楽。
世界一長いクレッシェンドと言われるこの音楽と共にスズカの気持ちもストーリーも佳境に入ります。
いやー!ほんとこのラストのシークエンス。
ドキドキしました。
樹里とスズカの行く末。
人間模様の交差点。
恋愛映画かくあるべき!
……
いや!!
いやいや!!
実と亜美ー!
そこ邪魔なんよー!
実と亜美の日常が挟まっただけでこんなにコメディ色強くなるの凄くないですか?
スズカ&樹里、亜美&実の人間交差点。
ユーモアとロマンティックのお洒落なシーンでしたね。
あの角度で撮影するの大変だったでしょうねー。
そう、そしてここまで人間模様が交差すると「愛の哀しみのボレロ」かな?とも思ったりも。
しっとりとした色気があって、刺激的でかつ甘味のある大人なエピソードでした。
それにしても街中にはKISSの誘惑が多いですね。
あれだけKISSシンボルを探し出した駒谷監督に脱帽です。
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