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小1息子、毎朝遅刻でも登校してます

今年の6月ごろから登校渋りをしていた息子。
引っ張ってでも連れて行っていた私。
7月には「息子さん、教室に居るのが辛かったでしょうね…」というスクールカウンセラーの先生の言葉に私が辛くなり、無理に連れて行くのをやめ、昼から登校するという日もあった。


9月に入ってからの息子。
「学校行きたくない」と言いながら、ちゃんと行けている。
無理に引っ張っていくこともない。
なぜか。
理由はいくつかある。

①本当は8時15分までに登校しなければいけないが、家ルールを勝手に決めて「8時30分までに登校」にした

夏休み中に通っていた学童が8時30分登所だったため、息子の朝の行動時間が”8時半に出かける”になっているよう。
担任の先生には「お昼ご飯食べにくる感じでも良いです」と言われているので、8時半に行っても咎められることはない。

②何をしても先生は基本的には「叱らない」でいてくれる

遅刻はする。上履きズックは履かない。(はだしで過ごしている)
みんなが授業を受けている中、ひとりだけ本を読んだり折り紙折ったりしている。ふら~っと立ち歩くことがある。

それでも先生は基本的には「叱らない・注意しない」を通してくれている。
これって本当にすごいことだと思う。

8時半ごろに息子と一緒に登校し、「まだ帰ったらダメ」と言われるので、10分ぐらい教室に残っている私。
先生の様子や他の生徒の様子も見れる。

その中で、先生が話をしているときに立ち上がる子がいればもちろん即座に「座りましょう!」と先生から注意がある。
発言している子がいるのに他の子がなにか言おうものなら「◯◯さんがしゃべってます!誰ですか?話をしているのは!」と先生からお叱りがある。

かたや息子は自由だ。
ふらふらと立ち上がっても、急にしゃべりだしても、先生は何も言わない。
さら~っと無視してくれているのだ。

ただ。その「何かあったらすぐに先生が反応して注意をする」様子を見ていて思ったのは、こんな風に「ダメでしょ!ちゃんとしなさい!」とぎゃんぎゃん言われていたら、私だって「学校行きたくない」ってなったんじゃないかなと。

もちろん、学校生活だから、共同生活だから、合わせなきゃいけないことはあるのはわかる。先生が叱るのもわかる。
でも。「なんか、軍隊みたいだな」って思ったのも正直なところ。
少しでも列からはみ出せば、叱られる。怖い。ちゃんとしなきゃ。みんなと同じにしなきゃ。そう、子どもたちが思ってるんじゃないかって。

話がそれた。

とにかく、先生は息子には配慮してくれていることがよくわかる。
だから息子は学校に行けているのだと思うのだ。
おそらくこれが一番大きい。

③宿題もプリントも無理にはさせない

これは6月ごろからそうなのだが、今でも変わらず。
先生も、教室でやるテストやプリント、連絡帳の記入なども無理にはさせていないようだ。
家でも、一応「音読やる?」と聞くが「しない」というので、しない。

1学期の音読カードの表紙には「いつもやっていない←おんどくを」と息子が自分で鉛筆で書いていたが、何を思って書いたのか。


やるべきことはやる。規則は守る。我慢しなきゃいけないこともある。
それが学校であるのかもしれない。
でも、息子にはそれが本当にとてつもなく、辛かったのだと思う。
やりたくないことをさせられて、守れないことは叱られて。
(もちろん、人を傷つけるとかそういったことは𠮟るべきだが)

こんなこと、本当は通常学級じゃ許されないかもしれないのだけど。

みんなが英語の歌をうたっている中で、ひとり「かいけつゾロリ」を読む息子。
4月ごろの私だったら、「なんでうちの息子だけ」って嘆いたかもしれない。でも、今の私はその息子がたくましく見える。

"たくましく"なんて言い方は正しくないのかもしれないけど。
息子は自分で自分の居場所を作ったのかな、と思うから。

何が正解かはわからないけど。
来年度は支援級に行くことも考えているし、それについて息子本人がどうしたいか、というのもわからない。
通常級に行く、となった場合も、担任の先生が変わったら対応がどうなるのかもわからない。

ただ、今は。
息子が息子らしく学校に通えていることが、親としてはありがたい。

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