毎週木曜はアニメ/映画の日! 今回も『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

こんばんは! リルカです。これを書いている現在、木曜の23時19分。帰りの電車の中で、元気に記事を書いていきますよー!

さて、今回取り上げるアニメは、先週に引き続き『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』です。
たった今、電車の中で最終話を観終わりました。
とにかく最高のアニメだったので、どの辺りが最高だったのかについて、時間の許す限り書いていこうと思います。現在23時22分。

さて、このアニメの最高だった部分を一言で言うなら、ズバリ、脚本です!!
特に9話と10話は白眉であり圧巻であり集大成とでも言うべき、このアニメ魅力がパンパンに詰まったストーリーとなっています。現在23時24分。

ここでは10話について語りたいと思います。ネタバレします!完全にネタバレしますので、これから観る予定の方は回れ右でおねがいします!

10話の舞台はとある大きな屋敷です。そこに住んでいるのは、病弱な母親と、幼い娘です。父親は昔に他界していました。母親は、病状が進行し、あまり先が長くありませんでした。

そこに、母親の依頼で、自動手記人形のヴァイオレットがやってきます。

母親は、幼い娘に内容を知られないように、ヴァイオレットと二人で、「ある手紙」を書く作業に入りました。23時30分

当然、母親に甘えたい年頃の娘としては面白くない。ヴァイオレットは自分と母親の仲を切り裂く「悪い人」でした。
しかし、他に遊び相手がいないので、娘は仕方なくヴァイオレットと遊びます。誰かに甘えたいという気持ちがヴァイオレットにも向き、ヴァイオレットは仕事に支障がでない範囲で娘の相手をこなします。23時32分

そして一週間後、ようやく手紙が書きあがりました。ヴァイオレットは仕事を終え、その屋敷を後にします。
別れ際、幼い娘はヴァイオレットに抱きつきます。そして、本当は母親と遊びたかったと偽らざる本音を吐露します。ヴァイオレットはその気持ちに理解を示し、屋敷を去ります。23時35分

そして季節は巡り、母親は亡くなり、娘はひとりぼっちになります。あまりに辛い別れを経験した娘はの元に、一通の手紙が届きます。
それは当然、亡くなった母親からの手紙でした。内容は遺書……ではなく、娘の誕生日を祝う手紙でした。
それからシーンは一年後に飛び、娘の元にもう一通の手紙が届きます。それも誕生日を祝う手紙。
また一年後、再び娘の誕生日を祝う手紙…また一年後、また一年後、と、毎年、母親から手紙が届くのです。23時40分

「そろそろ恋なんてする年頃かしら」
「大人になって、いい人がいたりするのかしら」

そんな思いやりに満ちた手紙を読みながら、娘は成長していきます。やがてその隣には結婚相手がいたり、子供を抱いていたり…

なんと、母親はヴァイオレットといた一週間のあいだに、娘の未来に宛てた50通もの手紙を書いていたのです。実に50年に渡って、それらは娘へと届けられるのです…。

シーンは現在に戻り、50通もの手紙を抱えて会社に帰ったヴァイオレットは、その大仕事を同僚たちから労われる中で、こらえきれずボロボロと涙が出てを流し始めます。
これから娘に降りかかる試練と、母親の尊い優しさを想い、涙がこらえられなくなってしまうのです。感情なき人形だったはすのヴァイオレットは、自分の境遇と照らし合わせて、「残される者の悲しみ」を想い、深く共感するのです。23時49分

以上が10話の筋書きです。僕はその時も電車の中にいたのですが、本当に涙が止まりませんでした。こんなに美しくて、哀しくて、しかも予想を越えてくるストーリーがあるのか…と、仕事どころではない放心状態になってしまいました。23時52分

そんな感じで、とにかく『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は心理描写が丁寧で、かつ、わざとらしくなく、非常に高品質な感動を届けてくれます!

他の話も基本的には1話完結タイプの回が多いです。本当に本当に本当に本当にオススメなので、気になった方はぜひ観てみてくださいね!

ではでは、今日はここまでとします。
明日は金曜日なのでおやすみです。次回は土曜日の『毎週土曜はゲームの日!』です!
こちらでは先週語りきれなかったアナログゲームについて語りたいなーと思ってます!
それではまたあさって!!23時59分

#コラム #日記 #レビュー #エッセイ #アニメ

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