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保護者編 ASDと子育ての悩みの実態2

今回も、ASDの子どもの保護者が「子どものASD特性に関する困りごと」について、どんなことに困っているのか具体的にお話します。

【発達障害をひとくくりに捉えられてしまい、個々の特性を見てもらえない】

子どもの数だけ違いがある発達障害への理解が得られず、それぞれの特性に合ったサポートが得られにくいという意見ある。発達障害という言葉でまとめるのではなく、一人一人と向き合って欲しいと思っている。
例)発達障害は全部1つに考えてる人が多くそれぞれの特性を理解せず、腫れ物に触るような感じで関わらないようにする人が多い。
【グレーゾーンの子どもには、ASDの診断がないための特有の問題がある】

活用できる福祉サービスに制限がある中で、典型発達の子どもたちと同じように過ごすことが難しいは難しい…。そんなグレーゾーンの子どもの保護者にも特有の悩みがある。
例)療育手帳が取得できないレベルの発達障害の子どもは、進学先・就職先・福祉サービスの幅が狭い。一見普通の子どもに見えるので、手帳がないと健常者の底辺、というポジションから抜け出せない。それが子どもの自己肯定感の妨げになっていると思う。
【本人の困りごとをケアするような周囲の対応をお願いしたい】

コミュニケーションが苦手なことについてまだまだ周囲の理解が進まず、どこに困りごとがあってどうして欲しいのか、周囲に理解を求める声も。
例)ことばの裏の意味を読み取ることが苦手なので具体的にはっきりと話して伝えてほしい。自分から発信することや新しい事、新しい環境が苦手なので無理じいをするのではなく根気よく付き合ってほしい。
【本人から周囲に助けを求めるのが難しいので、適度に声かけしてほしい】

自分から助けて欲しいと意思表示をしたり、誰かに頼ることがどうしても難しいので、やはり周囲からの適度な声かけが必要になってくる。
例)助けを求めるのが遅いから、適度に声掛けをして欲しい。
【一方で「普通に接してほしい」という声も】

ASDの子どもを特別扱いせず、他の子と変わらず普通に接してもらう方が気楽、という複雑な気持ちを抱えている保護者もいる。
例)障害児を受け入れている統合保育の園に通わせている。周りの保護者は優しく理解はあるが、子どもの事を話す時は「腫れ物を触るような気遣い」を感じ、自然と距離を取ってしまう。私は健常児も障害児も、それぞれの子育てに大変さがあると思っているので、普通に話してくれた方が気楽で良い。
ASDの子どもの保護者にとって、子どものASD特性そのものよりも、社会や周囲の理解や対応についてのものが多いということ。ASDの子どもや保護者を取り巻く周囲の人たちや社会全体が、正しくASDに向き合っていくことが大切。
実際に、ASDの子どもの保護者はどのような支援を求めているのか。次回は、ASDの子どもとその保護者のために周囲ができることは何かということを考えていきたい。
障害児教育に興味を持っている方ぜひ『いいね❤️』
よろしくお願いいたします。

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