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「なんで自分の意見を言わないの!?」って言われても。

なんでいつも私の話に

「別にそれでいいんじゃない?」
「人それぞれだからね」

っていう返事なのか。

その言葉の先に続く会話はないので

「自分の意見はないのか?」と疑問に思ったり
ときには、イラッとしたり

そのうち
「ただこの話に興味がない、どうでもいいのか」
とあきらめていました。

でも、最近気づいたのは
子どものころに感じたそのままを、
大人になっても抱えている

ということ。

わたしは、ひとりっ子だったこともあり
専業主婦の母と
一人娘を溺愛している父(笑)が
「話を聞いてくれない」なんてことはなかった。

だから、私にとって
「自分の話を聞いてもらえるのは当たり前」。

(ただ、受け入れてもらえるかは別。
 ひとりっ子は「なんでもワガママを聞いてもらえてた」イメージがあるようなので、そこは強く否定したい。笑)


一方で
「自分の話を聞いてもらえないのが当たり前」
の環境で育った人もいる。

親が忙しくて、聞く耳を持てなかったり
他の兄弟が優先されるのがいつものパターン。

勇気を出して言ってみたところで、

ほら、いつもそうじゃん。
言ってもムダなんだ。

と無力さを感じるだけ。


だから、大人になった今も

「別にそれでいいんじゃない?」
「人それぞれだからね」

そんな無難な返事で済ませて
自分の意見を言おうという発想がないんだ、と。

もちろん、親や育った環境のせいだけではない。
大人になったら、自分はどうしたいのかを選べる。

でも、何かきっかけがないと
「自分の意見を聞いてくれる人がいること」にさえ
気づかないんだと思う。

そのような相手に意見を求めるとき

「なんで、自分の意見言わないの!?」
「ほら、言っていいんだよ!」

なんて詰め寄っても、

まったく、何も効果がないんだ。

と、ここ数年でやっと分かりました。

あなたの話を聞いているよ。
受け止めようとしているよ。

見せかけではなく
「この人は本当に私の話を聞いてくれてるんだ」
と実感してもらえるまで

「聴く姿勢」を続ける。

そして、あなたの話を受け止めることと、
こちらが受け入れる(言う通りにする)かどうかは別、ということも。

特に子育てにおいては
このバランスを、探りながらです。

長い道のりだけど
大切な人と、より良い関係を築いていきたければ、
こういう時間が必要ですね。


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