見出し画像

妄想の温度管理

妄想  は  創造の原液

空想 ともいうけれど 
原液レベルでは  劇薬でもなんでも
並べてあるから
あえて妄想 と呼ぶ

1滴  を  表現に  
1滴  を 日々に

つかっても   つかっても
そのうちまた満ちる

でも 管理をまちがえると
ときに 手のつけられない猛毒に   
あるいは あっというまに分解され
ただの淀んだ液体になってしまったり

妄想は
ひとりの時間に
知識と   記憶と    そして 秘密  を
吸収しながら 熟成される

妄想の基本性質  / リリィミンツ妄想研究室

妄想は その存在を深く理解し
向き合ってくれる相手にだけ応える

世間との距離に  さじ加減をしながら
ときにほかのことを犠牲にしても磁場をまもる

だから
へんなひと ってタグは  常につけられがち

つくるひとびと  は 多かれ少なかれ
そういうものなのかもしれない

つきあいがわるい と おもえる
あのひとも このひとも
妄想の管理人かもしれない

でも どれだけ守っても
作品としてカタチにするエネルギがなければ
日の目をみない ただのコレクション
表現に変換してこその妄想

自我にばかり夢中で  管理を怠り 
ひからびた 妄想の廃墟で 
さえないキノコが生えてるのをみかけると
もったいないっておもう


リリィミンツ
SSMP
* ずっとウタうシゴトしています*


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?