リリィミンツ

Vocalist / リアルと幻想のすきま / 並行世界をいったりきたり / SSM…

リリィミンツ

Vocalist / リアルと幻想のすきま / 並行世界をいったりきたり / SSMP (victor entertainment 渋谷区発music project / 映画『散歩時間』主題歌 / https://aboutme.style/ssmp

最近の記事

街のカタチに雨が降る

それは突然 delete ボタンを押すように わたしもキミも いつかこの世界から消える いまいれたコーヒーが 最後のコーヒーかもしれないなんて 誰も考えもしない わたしの立っていた場所にも ある日 雨粒がおち 地面を濡らすときがくる わたしという存在の on offは たぶんその程度のもの そう考えたら こころも軽くなる いばり散らしてる アノひとも いじわるな アノひとも 誰がエラいなんてこともなく ただの街のカタチの一部 雨は誰のうえにも平等に降る だからこ

    • 青の追憶

      名を馳せた 年上のムード系 女性歌手さんと プライベートで交流していたことがある きっかけはおしごとだったのだけど わたしの持ち物や なにげなくつくったものを いつもきにいってくれて もっと教えて わたしにもつくってと 音楽と関係ないことで親しくなった さんざんテレビでみていた方だったから ふたりでお茶をしてると 不思議なきもちになった 陽射しの柔らかなテラスで わたしね って いろんな打ち明け話をしてくれた ものすごいひととおつきあいしてたのよ なんて 少女漫画

      • 選ぶ基準

        なにかに迷ったら 後悔しないほう あるいは 創造的なほうを選ぶ 基準は ただただ それだけ 後悔しないほうを選ぶなんてあたりまえのようで 日常でも 大事な局面でも 勢いで きぶんで  時にはいいくるめられてしまうシーンもあり 流されることはもちろんあった 学生時代に なんとなくともだちと遊び歩き  いつもより遅く帰宅したとき かわいがっていたうさぎがしんでいた もしかしたらいつもの帰宅時間まで 待っていてくれたのかもしれない いつも通りに帰っていたら 最後の時間を 一緒

        • 待つ時間の意味

          携帯を持つのは遅かったのだけど、before携帯の待ち合わせでは、相手が大幅に遅刻してもなかなか立ち去れず、いまそこの角をまがってくるとこかも?って信じながら2時間くらい待ってたりした。 ばかみたいに。 なんていうと恋人を待ってたんでしょ?っておもわれるかもだけど、ただのともだちとの待ち合わせ。 なんであんなに待っていたんだろう。相手を信じたいきもち、そしてわたしへの誠意をはかる時間だったのかもしれない。 あとで事情を聞くと寝坊だったり、そもそも忘れていたり、途中で他の仲

        街のカタチに雨が降る

          生きてきた結晶

          むりに外国風に寄せたり クセをあとづけして個性のフリしたりせずに 等身大の声で 感覚で うたいたい たとえ多くのひとに届かなくても わたしがここでうまれ 生きてきた時間の結晶だから どんなにがんばっても 誰かには 外国人にはなれない かっこよくても すばらしく上手でも 永遠に 擬似で  ぜったいに本家を越えらないことに 安住するのはむなしい わたしが灰になったあとに ニセの結晶まがいだけが 転がってるのもいやだな ずっとそうおもっていたけど あるとき より強

          生きてきた結晶

          ヒミツのたらこスパ 

          たらこスパゲッティ🍝だいすき。 なのに、イタリアから帰国したらすっかりイタリアーナきどりで「たらこスパなんて邪道よー」なんて言ってたあの頃。 イタリアーナならそこはボッタルガだけど、日本ではまぐろのカラスミはそう都合よくは手に入らないし、お財布があっというまにスズシーナに。 凝ったパスタはちょっと横におき、ペペロンチーニ + α で、ささっとからめる程度の、かつイタリアっぽい日常パスタを模索していたある日、ひらめきがキラリと降ってきました。 そうよ。 てまひまかけてた

          ヒミツのたらこスパ 

          妄想の温度管理

          妄想 は 創造の原液 空想 ともいうけれど 原液レベルでは 劇薬でもなんでも 並べてあるから あえて妄想 と呼ぶ 1滴 を 表現に   1滴 を 日々に つかっても つかっても そのうちまた満ちる でも 管理をまちがえると ときに 手のつけられない猛毒に あるいは あっというまに分解され ただの淀んだ液体になってしまったり 妄想は その存在を深く理解し 向き合ってくれる相手にだけ応える 世間との距離に さじ加減をしながら ときにほかのこと

          妄想の温度管理

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          あしたは雪が降るって

          ふと、うたう すぐに消えちゃう 雪が降るでしょう、っていわれるとソワソワするね

          あしたは雪が降るって

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          眠れない夜 improvisation

          public sound source accompaniment / feat. lily mints

          眠れない夜 improvisation

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          「不在」の視点

          周囲から不意にもたらされる、「わたし なんでここに」という「不在」の瞬間。 そんな、他人に、場に、あわせることでうまれる退屈や疎外感は、タイムラインをじぶんに取り戻せば小さくなってゆく。 ただ、その場からどう消えようかをホクホク考えるだけ。 こっそり消えるならバッグとコートをさりげなくあそこに置いておこうかなとか、映画のシーンのように思いをめぐらせていると、疎外感からミッションにきもちが切り替わる。会場を出たときの心地いい後ろめたさと解放感で、ディメンター(*参照過去投稿

          「不在」の視点

          疎外感と妄想世界

          化け物っていわれたことはないけど (陰ではどうかわかりません) すこしひとと違う行動をしたり センサーが多すぎたり じぶんの思考を大事におもってたから 疎外感はいつも経験してた その分 映画や本の世界に浸り 妄想世界の密度はMaxに 妄想は創造的でたのしい遊び場 ポータブルなワンダーランド いっけん内にひきこもっているようで 外の活動や表現とも密接につながってる 映画も本も クオリティの基準や 呪文のかけかたを無言で教えてくれた あとは日々磨くだけ、だな till

          疎外感と妄想世界

          「わたし なんでここにいるんだろう?」

          わたし なんでここにいるんだろう? とつぜん訪れる空虚な瞬間。 疎外感、周波数が合わず退屈、無益で発展性がない、なのにしばらくその状態にいなきゃいけない…そんなとき、ディメンター༄ のようにそれはゆらーり冷え冷えと現れる。 いちばん強力な召喚トリガーは「尊重がない」ときづいたとき。 たたかうとか立ち去るとか、即反応できるようなわかりやすい悪意とは違い、配慮や尊重のなさが水面下から漂うような場では、アクションに迷いつつ待機状態になり、じわじわエネルギを吸いとられ…༄ ༄

          「わたし なんでここにいるんだろう?」

          note番外編。 とってもすてきなネオさん用アウトフィットをいただいたので、記念に✧*。

          note番外編。 とってもすてきなネオさん用アウトフィットをいただいたので、記念に✧*。

          リアル より リアリティ 〜作詞〜

          歌詞に書いたことはぜんぶ現実のこと? っておもわれがち。 たぶん他のアーティストもそうかな。リリースのたびに、ゴシップやプライベートと内容を関連付けられたりしてたいへんだなぁっておもったりする。 起こったことしか書かない書けない、というひともいるけれど。 わたしの場合は、起きたことだけを綴ると逆にうそっぽくなったりして、うまくいかない。じぶんにしかみえてない糸を、みんなにみえてると錯覚して書き進んでしまったり。表現が野暮ったくなったり。 現実の出来事って案外、偶発や当人

          リアル より リアリティ 〜作詞〜

          フィレンツェ ちょっと怖いハナシ

          ヨーロッパの夜はなぜだかアクマ的な闇を感じる。 アメリカの夜はクライム的に怖い感覚はあるけど、ヨーロッパのそれは歴史が漆黒に発酵したかのような、底知れぬ怖さがある。 もちろん根拠があるわけじゃなく、個人の感想だけど。 イタリア滞在では昼間であっても歴史ある建物の片隅にゾッとする気配を感じたりする。でもその闇のベースがあってこその美しいこともたくさんあり、そのコントラストに惹かれるんだろうなとおもったり。 少々の怖いもの見物は愉しみのひとつでもあるけど、葛藤しつつ、どうして

          フィレンツェ ちょっと怖いハナシ

          神と悪魔

          あるがままに置いておくのは神 奪うために与えるのが悪魔 かもしれない。 リリィミンツ SSMP * ずっとウタうシゴトしています*