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換気VS室温

 最近後輩の件に関して遠慮がなくなってきている私だが、さすがに控えめにしようかなと思う物の、やはり思う事があって今回想いを綴っていく。

 読者の皆様は知っての通り、私と後輩社員との相性はすこぶる悪く、考え方が本当に真逆の水と油のような関係である。

 その中で今回また意見が食い違った話をしたい。

 巷では武漢から渡ってきたウイルスで騒ぎになっているのだが、皆様何か対策をされているだろうか?

 私の店舗ではフロントをアルコールで清掃したり、換気を行ったり、湿度の調整を行ったり、出来るだけウイルスが蔓延しないように心がけている。それが万全とは到底言えないが、何もしないよりはだいぶマシである。

 特に今は武漢からの負債が蔓延しており、国民はピリピリしている最中だ。そんな中で上記の対応をしない訳にはいかないのである。

 が、私が出勤してくると、入り口はまず閉め切りになっており、開いていても半開き。95%ぐらいは締め切りで、開いていた時の記憶の方が少ない。というか思い出せない。従って私が出勤して最初に行う業務は、入り口ドアとエレベーターホールの窓を全開にすることからだ。

 そもそも私の考えでは、ウイルスとか関係なく、入店した瞬間に臭いと感じるお店はもうその時点であり得ないと思っている。

 しかし、後輩は空気よりも入店した時に寒い方が来店したくないという意見だ。

 あぁ、もう退職を決めた職場だけど、店長権限で他店舗に飛ばしたい。

 言いたいことは分かるんだ。寒いのは嫌だろうから。しかし、室温と換気でどちらかを潰さないとならないのであれば、間違いなく換気を取らなければならない。

 寒さで風邪を引くことはあるかもしれない。が、寒いだけなのだ。席を移動したり、暖房の近い場所へ移動してもらったり、ブランケットを渡したり、防寒対策は暑がりよりも寒がりのほうが行いやすい。行いやすい方が対策を取って然るべきなのである。服を脱ぐには限界があるので。

 では実際換気を辞めて室温を優先するとどうなるか?まず店内は暖房により常に乾燥するでしょう。ウイルスも感染しやすくなるでしょう。何より臭いが籠るし、お世辞にも綺麗なお客様は少ない。というより臭い人が多すぎるので体臭が店内を覆ってしまう。特に喫煙席のフロアであればもう最悪である。

 寒いのを我慢してもらうだけで、これらのデメリットは回避する事が出来る。しかし、室温を優先してしまえばこれらのデメリットを、暖かさの為に被らなければならないのだ。議論になる事すらあり得ない話なのだが、後輩には一切この想いは届かない。

 時々換気をすればいいという考えのようだが、時々閉める時間を作るに思考をフォーカスすべきであり、締め切り前提で物を考えているから基本的に店舗が臭くなるのさ。

 そして後輩の考え方を全否定したくなる理由が、その後輩自身である。この後輩は月に1度はほぼ早退、最悪欠勤するのだが、その理由は体調不良である。私の店舗に異動となる前も同じように早退と欠勤を繰り返している。結論から言えば、換気の足りない店舗にずっと籠っているから体調が崩れてしまうのだ。あんな汚い場所を締め切りにする選択をする時点で、具合を悪くする物質だらけになるに決まっている。

 私は今まで一度も早退をしたこともないし、欠勤も一度もない。それは日ごろから換気は徹底しているし、手を触れる部分はアルコール消毒を徹底している。その差ではないだろうか?

 同じ店舗に居て、体調を崩しているのは事実後輩だけである。これはお客様すら危険に晒しているという事にまだ気づいていない。

 お願いだからもう、正しいサービスを分かっていない人は黙っていてほしい。というか、私が出勤した時点でねじ伏せているのだが、ねじ伏せなければ制御出来ない人を抱えるメリットは一体何処にあるのだろうか。

 後輩の気持ちを汲みたい想いはあるのだが、汲んでしまった後のリスクが大きすぎて、どうしても仕事の評価をしてあげられない。

 確かに他のスタッフよりも仕事はだいぶ出来るようになっただろう。しかし、貴方はまだイレギュラーな状況になったその時に、目の前で起きている事柄を確認して状況を精査して、その時出すことの出来る最適解を導く力はまだ弱い。なぜなら想像力が欠如しているから。リスクの重さの判断力が弱すぎるから。

 私の考えが決して正しいとは思わないし、結構偏った意見であることは確かだ。が、その時に軌道修正をする力は長けている。なぜなら、リスクになりそうな事は全て事前に想定する力が貴方よりあるので、トラブルへ発展する前に潰すことが出来るから。

 私が自分の意見を折って、相手の意見を受け入れる時というのは、これらの状況判断が、私の判断よりも優れていることが分かる時だ。しかし、貴方の考え方はまだ一つもそのハードルを越えてきたことはない。

 だから全面的に否定してしまうし、全力で止めてしまう。その意見を正しいものというのであれば、正しさと打開する力を身に漬けなさい。

 まあ、無理だと思うけど。

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