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【SS】バイリンガルギョウザ②|#毎週ショートショートnote

学会が近づき、発表資料の準備で夜遅くまで作業をすることが多くなった植物学者の木下と助手の井上だった。菓子パンやコンビニ弁当などで食事を済ませる日が続き、さすがにそんな食生活も飽きてきた。

「今日は外食でもしませんか?博士。」

「うむ。久々にビールを飲んで焼きたての餃子とかつまみたい気分だ。どこか良い店は知らないか?井上。」

「そう言えば、隣町に新しい中華料理店ができたそうですよ。本場の餃子が食べられると人気だそうです。」

二人は仕事を早く終わらせて、新しい中華料理店を目指した。その店は大きな公園のすぐ隣にあった。

「おや、隣の公園の梅林が良く見えるじゃないか!」

「まるでお店の梅林みたいですね、博士。」

梅林がある餃子バイリンガルギョウザ屋…だな。井上。」

「「「歡迎、イラッシャイマセ〜」」」

店員は全員バイリンガルだった。


[381字]

いやぁ、もう駄洒落ですね😅
先週のお題、未だ引きずってます。

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