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"望む未来をつかみ取れ" ゼノブレイド3 Xenoblade DLC追加ストーリー 新たなる未来を遊び終えて キズナビリティコンプリートプレイレビュー【画像あり】


はじめに

こんにちは、ご無沙汰しております。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

執筆時点ではゴールデンウィーク後半へさしかかったところで、とても天気の良く暑い日となっています。
東京の新幹線乗り場は改札・ホーム共に満員だとニュースで報道されているのも印象的です。

さて、それはさておき今回は2023年4月26日配信開始となったNintendo Switch「Xenoblade3 エキスパンション・パス」第4弾「新たなる未来」追加ストーリーをキズナビリティコンプリートまで遊んだ上でのプレイレビュー(感想・振り返り)となります。
※以後DLCストーリーは新たなる未来、ゼノブレイド3自体は本編と記載。

毎回お約束のお断りとしてこちらの記事はゲーム紹介や普及を目的とした販促記事でございません。あくまで個人で楽しみ、遊び終わった際にその時抱いていた思いを形として残すことを目的としています。
「こんなところが楽しいからおススメ!」といった記事はお金をもらっているライターさんが様々なところで書かれていると思うのでそちらをご覧下さい。

また、今回は珍しく新たなる未来でとても丁寧にストーリーを説明されていたので、頭の整理も含めましてストーリーの振り返りを行った上でこのようなゲームであったと結論付けさせていただく予定です。
※今までゼノブレイドシリーズでは基本的にユーザーへ説明せずに雰囲気でストーリーを展開させていたところがあったので意外でした。
最後なので雰囲気よりも理解度重視なんでしょうかね、有難いです。

つきましては、新たなる未来ならびに本編のネタバレが前提での記事となりますのでご覧いただく際はあらかじめご了承いただいた上での閲覧をお願いいたします。
今回は例外でストーリーが気になるけど実際に遊ぶ時間や活力がない方にもお勧めできる内容となっています。

プレイ概要

新たなる未来の総プレイ時間は約30時間、難易度ノーマル

ストーリー進行に15時間、キズナビリティコンプリートの為の活動時間が15時間といったところです。
黄金の国イーラと同程度のボリュームを持ちながらストレスであった要素を抑え、シンプルにするところはシンプルに、やりこむ部分も多少用意しているモノリスソフトさんの開発力は流石ですね。
ゲームシステムに関しては国内1面白いと感じています。

達成内容はストーリークリアにキズナビリティコンプリート+α

達成内容については以下の通りです。

  • ストーリーの完遂

  • 全クエストのクリア(最後は住民の脱出準備クエストでした)

  • 全ジェム最大強化

  • 全武器最大強化

各キャラクター各10段階 必要素材は同じ
  • キズナビリティコンプリート

キズナビリティコンプリート

※これには全マップ踏破、ユニークモンスター(ボス)全討伐、キズナグラムコンプリート、コレペディア全埋めなどが含まれています。

ちなみに、キズナポイントは全て制覇してキャラクター強化に必要なポイント数ピッタリでした。一切の余分がないので全キャラクターの強化を終える為にはエクスプローラー、エネペディア、コレペディア、キズナグラムを完成させる必要があります。

キャラクター強化の達成度

遊んでみて印象に残ったポイント

やりきったと感じたストーリーの完成度

ゼノブレイドシリーズを1から始めてクロス、2、3と遊んできた筆者からすると、なんといってもやりきったなぁと感じる圧倒的ボリュームのストーリーの内容です。

新たなる未来ではこれまでよくわからなかったストーリーの内容に関して、わかりやすくシュルクやレックスが語ってくれる場面があります。
せっかく語っていただいたので筆者もそれにならってゼノブレイド全体のストーリーの流れに関して記載させていただきます。
少し長くなりますがお付き合い下さい。

  1. まずはじめに、ゼノブレイドという世界はクラウスというシュルクに似た学者の実験によって生まれた世界です。

  2. なぜそのような世界を求めたのか。それは人々の争いによってクラウスの暮らしていた世界が滅ぶから。

  3. 実験によって世界が生まれたものの、完全な実験ではなかったので世界が2つに分かれて生まれてしまうことに。

  4. 2つの世界はそれぞれ、巨神界とアルストという形で各々独自の進化を遂げていく。 ※ゼノブレイド1の世界が巨神界、2の世界がアルスト

  5. そうした中、2つの世界が1つに戻ろうと動き出す。これは神などの意思ではなく不完全な実験の結果によるものだと認識しています。

  6. ここで発生する問題が、2つの世界がぶつかり合ったとき、異なる物質でできている世界の為に世界が消滅してしまうという問題。これが元となって起きる現象が3の消滅現象であり、2つの世界が1つに戻ろうとした世界こそ3の世界であり舞台となるアイオニオン。

  7. それぞれの世界に住む1や2の登場人物達が協力してその問題に対して画期的なものを作り出す。それがオリジン(顔のついた球体)。すべての物質の情報と記憶と魂の場。これによって世界が消滅した際にオリジンがバックアップとなって世界を再生するらしい。とんでもないね。 ちなみにオリジンを管理するのがトリニティプロセッサ(ウーシア、ロゴス、プネウマ)言い換えればアルヴィース、メツ、ホムラヒカリ。原則としてトリニティプロセッサは1つで意思決定をしない。

  8. これで解決かと思いきや、そこを邪魔してきたのがメビウスとトリニティプロセッサのアルファ(ウーシア)。メビウスは世界が停滞することを望んでオリジンを奪って管理しようとする。これが3のストーリーの軸。

  9. 一方でアルファは新たなる未来で登場し、1や2の登場人物は新しい世界には必要ではないと判断して排除しようとする一連の動きが新たなる未来のストーリーの軸。アルファが容認したのはシティーの住民のみ。この思惑が合致してナエルを取り込むことになる。

ストーリーの流れに関してはこんな感じでしょうか。

さらに踏み込んだ完全攻略本のようなストーリーの流れについて語ると、

初代ゼノブレイドは巨神界という世界で繰り広げられるシュルクを主人公とした復讐の物語。最終的にアルヴィースと協力してザンザ(巨神界の神)を倒して束の間の平穏を手に入れる。
・DLC追加ストーリー「つながる未来」はゼノブレイド1の後日談。
束の間の平穏の中で発生した新たな問題である霧乃獣に対して立ち向かうメリアとシュルクを描いたお話。
言い換えればここで発生した霧乃獣こそが世界の歪みの示唆であり、シリーズの鍵となる新たなる未来にまで繋がっていく、まさにつながる未来。

ゼノブレイド2はアルストという世界で繰り広げられるレックスを主人公としたボーイミーツガール(レディ)の冒険物語。世界樹を目指し、最終的にトリニティプロセッサのロゴスであるメツを消滅(ダジャレじゃないよ)させて束の間の平穏を手に入れる。
・DLC追加ストーリー「黄金の国イーラ」はゼノブレイド2の前日譚。
ホムラヒカリが長い眠りについてレックスと出会うまでを描いたお話。

ゼノブレイド3はアイオニオンという世界で繰り広げられるノアやミオを中心とした未来を掴み取る為の物語。自身達の死の連鎖を止めるべくメビウスへ立ち向かっていき、最終的にメビウスを倒し世界の停滞をやめさせる。
停滞が終わったことで世界が再び動き出し、世界の衝突直前へと戻ったところでエンド。
・DLC追加ストーリー「新たなる未来」はゼノブレイド3の前日譚。
どうして3のような世界が生まれたのか、それまでに何があって3に繋がったかを描いたお話。

2最後にムービーでホムラヒカリが戻ってくるものの、個人的な見立てとしてはその後子供を残して消滅(死去)したのではないか、もしくはオリジンに同化したのではないかと思っています。
ただ、同化したのであればウーシアの暴走を止められそうなので消滅じゃないかなぁ。
3最後の映像内でホムラヒカリ2人がそれぞれレックスの子供を抱えている問題のシーンがあるのが答えが確定しない曖昧な要素だと感じます。

こちらが問題の3エンディングの1シーン

このオリジンに同化というのがすごく便利で曖昧な表現なんですが、世界に対して強い意志を持っていない場合にオリジンに取り込まれ世界から脱落するといった形のようで、取り込まれると現時点での世界に存在しなくなります。1や2の登場人物で新たなる未来時点で存在しない人物は寿命によって亡くなったか取り込まれたのかなと思っています。

逆に3時点で存在するのはメリア・ニア・ハナあたりでしょうか。
メリアは混血ハイエンターで長命種、ニアはブレイドなので寿命なし、ハナが人工ブレイド(ロボット)なので寿命なしなので頷けます。

新たなる未来の時点で存在するのは1の主人公シュルクと2の主人公レックス、そしておそらくカルナ(1)の娘となるパナセアとサイカ(2、ジークのブレイド)の娘となるリンカ。
そこへ新たなる未来主人公のマシューとナエルとエイと、争っていたアグヌスのカギロイとケヴェスのニコルといったところ。
見た目からも明らかですが、カギロイはレックスとホムラヒカリの娘であり、ニコルはシュルクとフィオルンの娘です。
カギロイは赤髪で髪型がプネウマ、性格がヒカリなので両方の子に見えます。では先程の問題のシーンでそれぞれ子供を抱えているのは一体…?
やっぱりあの写真はファンサービス的な意味合いが強いんじゃないかなぁ。

そして、新たなる未来で生き残った登場人物こそ3で銅像であり、始祖となる六氏族です。

  • マシューはヴァンダム家

  • ナエルはドイル家

  • カギロイはローディス家

  • ニコルはオーツ家

  • シュルクはリイド家

  • レックスはカシィ家

そうです、マシューこそ2や3で世界を救う為に現れるヴァンダムの始祖だったのです。新たなる未来最後の旅立ちシーンでマシューが自身のことを「マシュー ヴァンダム」と名乗るシーンは鳥肌ものでした。

ここまでストーリーをなぞりながら長く語りましたが、こうしてシリーズ全体を通してしっかりと辻褄を合わせ、最終的にやり終えたという充実感と満足感を与えてくれる作品がゼノブレイドの最大の魅力なのかなと思います。


【画像で見る新たなる未来のストーリー】

しかし完成度とは裏腹な暗さしかないストーリー

ただ、ストーリーの内容については素晴らしいものであったとは思いません。

先程ハイライトしたように、この物語には救いがありません。
1や2で彼らが手に入れたのは束の間の平穏ですし、3で展開される10年の寿命話はあまりにも惨い。
そうしてシリーズを通して頑張って戦ってきた彼らに与えられる最終的なものが世界消滅のカウントダウンへの回帰なのだとしたら悲しすぎます。

ゼノブレイドにはたしかな冒険感があってPRG(ロールプレイング)がありました。でも、その最後がこんな終わり方だなんてやりきれません。

新たなる未来で描かれるものが前日譚だろうということは3を遊んでいたユーザーであればわかります。

だからこそ、最後だからこそ、3の行く末を見届けたかった。
彼らの本当の幸せを見たかったという気持ちが拭いきれません。

ゼノブレイドはNintendo Switch専売のシリーズタイトルです。
となれば主なターゲットは子供や子を持つ親になってくると思いますが、こんな救いのないストーリーでは純粋に評価されないよなぁと感じずにはいられません。

たしかにゲームとして広大な冒険感はありますし、先に述べたようにゲームシステムは日本国内では圧倒的なクオリティがあると思っています。

しかしストーリーはどうなんでしょう。
率直に言って悲観主義で面白みのない暗いストーリーでしかないと思います。
刹那的な希望はあっても、最終的な希望はない。
ストーリーさえ違ったものになっていれば違った評価が得られたのではないかなぁ…
少なくとも、Nintendo Switchで流行るようなストーリーではないです。
逆に言えば、ストーリーを完全に外していても流行るほどにゲームシステムをはじめとしたキャラクターデザインや音楽、背景が優れているのだから残念と言わざるを得ません。
これでは子供が遊び終わった際に嬉々としてこんなゲームだったよと親や友達に語ることもできないでしょうね。

完成形とも呼べる戦闘システム

ストーリー内容に関してははっきりと良し悪しがありましたが、こちらは手放しで拍手したい戦闘システムの完成度についてです。

戦闘システムはゼノブレイド3のシステムを踏襲しています。
これが一体感があって楽しいんですよね。

今回はDLCなので本編のようにキャラクターのロール(役割)を変更することはできないんですが、それでも本編同様の一体感があります。
シリーズ最大の7名キャラクターで戦闘をする姿は新鮮で情報量が多く、リアルタイムバトルなので緊張感もあります。

しっかりと盾役であるディフェンダーがターゲットを保持し、アタッカーがダメージを出しながらヒーラーがサポートする。
オンラインゲームで多数の人で行う役割を1人で完結させるこのシステムにはやりがいしかなく、これだけで楽しめました。

少し残念だったところは、一部の敵が設置型攻撃を行う際に操作していない仲間のNPCがその設置型の範囲内にずっと平気で立っていること。
これによって不要なダメージをもらってしまうあたり、少しNPCのレベルが低くてストレスは感じました。
もちろん、プレイヤーの指示で集合をかければ立ち位置を修正できますが移動中は無防備になるのでマイナスであることに変わりありません。

余談ですが、ゼノブレイド2のDLC追加ストーリーである「黄金の国イーラ」では2本編の戦闘システムとは別のシステムが組まれました。
この開発、DLCでそこまで変更するなんてどれだけ余力があるのか、末恐ろしいと感じたのを覚えています。

広大なマップ

これ追加ストーリーで本編じゃないですよ…?
と思うほどには相変わらず広大で端まで歩く価値のあるマップでした。
新たなる未来では4マップ構成ですが、全て1大陸という扱いになっているので本編ほどのロード時間がないよう工夫されていたのもポイントが高いです。
後にその広大なマップを行き来する為に生まれたジップラインとエーテルタワーが張り巡らされた光景はかの和風モンハンと呼ばれるWILD HEARTSを思い出しましたね。完全に配置後の景色が一緒。

世界観を完全に表現した音楽

元々、音楽面では世界観にあった音楽が素敵だなぁとは感じていました。
それが新たなる未来では特に感じられたのが印象的です。

とにかく世界観に音楽が寄り添っていて聞きほれてしまうような魅力がありました。
普段こんなもんだよねと自然に聞き流していた音楽が、無視できず素敵だなと感じてしまう、そんな感じです。(語彙力)

でも結局最終的に一番聞く音楽は新たなる未来でもチェインアタックなんですけどね~。

魅力あふれるキャラクター

ゼノブレイドシリーズでは、作品を重ねるごとにキャラクターが魅力的になっていると感じています。

1は世界観の兼ね合いからメリアやノポン族くらいしか印象に残らなかったのですが、2になると少年の心を鷲掴みにする典型のようなホムラとヒカリが現れ、そこはちょっとな…と思う層に対して猫耳ニアや中性的なメレフ、ロボットのハナがいるといった中々にキャッチーなラインナップでした。

そして、3では世間で鉄板とも呼べる猫耳の女の子の2代目、ミオが登場します。
しかもこの猫耳少女、髪の長さまで選べるようになる親切設計。
新たなる未来でもさらに新たな猫耳少女であるナエル(CV鬼頭明里)を追加して盤石です。
男の子も中性的で優男のノアに、呪術廻戦を彷彿とさせる真っすぐで裏表のない好青年であるマシュー(CV榎木淳弥)が登場。
ニコルはシュルクの生き写しでカギロイはプネウマそのもの。
シリーズを通して得たフィードバックをしっかりと反映した魅力的なキャラクター達は見ていて幸せでした。

余談ですが2023年4月時点で声優の榎木淳弥さんと鬼頭明里さんがペアのように主役を務める作品は同時期アニメーションで2つ*もあり、この新たなる未来を含めると同時期に3つとなります。
この二人の相性は業界の多くが認めるところなんだとほっこりしました。
*トニカクカワイイと神無き世界のカミサマ活動

ゼノブレイドの同窓会ここにあり

新たなる未来は完全なファンディスク作品であることも印象的です。

1や2で登場した主人公達が3の世界で再び冒険する、これに尽きます。

また直接的に同じ人物でなくとも、演じた声優を同じにすることでその関係者をにおわせるような人物が多々います。

先程別の項目でも触れていましたがおさらいの意味も含めてこんな感じです。

  • シュルク (初代ゼノブレイドの主人公)

  • レックス (ゼノブレイド2の主人公)

  • カギロイ (CVはホムラヒカリと同じ下地紫野さん)

  • パナセア (CVはカルナと同じ渡辺明乃さん)

  • リンカ (CVはサイカと同じ広橋涼さん)

新たなる未来の時点で存在するのは1の主人公シュルクと2の主人公レックス、そしておそらくカルナ(1)の娘となるパナセアとサイカ(2、ジークのブレイド)の娘となるリンカ。
そこへ新たなる未来主人公のマシューとナエルとエイと、争っていたアグヌスのカギロイとケヴェスのニコルといったところ。
見た目からも明らかですが、カギロイはレックスとホムラヒカリの娘であり、ニコルはシュルクとフィオルンの娘です。

「やりきったと感じたストーリーの完成度」より

このラインナップが懐かしく感じるだけでもゼノブレイドを遊んできて良かったなと思うポイントではありました。

その他小ネタなど

色々と語ってきましたが、項目にするほどでもない小ネタ要素に関しても印象的だったシーンを覚え書きしておきます。

まず、新たなる未来でマシューやナエルのおじいちゃんと呼ばれる人物こそ初代ゴンドウであり、3本編で逃避行した際ノアとミオから生まれた子供です。
新たなる未来冒頭ではそのゴンドウを親である執政官エヌが殺すのですから恐ろしい話です。
ちなみに執政官エヌはノアの闇落ちした姿で世界を救えなかった為にミオだけを生かすためにメビウスの執政官として生き続けている姿です。
ではなぜノアが二人いるのかと言えば、停滞した世界でノアの魂が一生をループし続けているせい。
この人格はオリジンにあるようで、3ではこのループが物語の鍵となっています。

また、3本編のケヴェス側ノポンとして登場するリクは皆さん薄々感じていたであろう初代ゼノブレイド勇者ノポンリキの子供です。
勇者のお父さんの想いを引き継いで終の剣、ラッキーセブンを携えてノアの誕生を待ち続けるに至るまでが新たなる未来で語られます。

なお、リクが度々口に出すシショーはメリアです。
メリアが未来の危機を思ってラッキーセブンを用意していたことを考えると本当に長いこと頑張ってきたということがわかります。
3本編のキズナトークではその孤独と昔を懐かしむ姿が見られるのでお勧めです。

おまけとしてシュルクとレックスがなぜ負傷していたか。
レックスは片目、これはわかりやすいですがシュルクも右腕が義手でした。
それは新たなる未来冒頭でアルファと戦った際に負けた傷になります。
これがファンディスクらしい面白いポイントで、シュルクは片腕がないことで左手だけで剣を振るいます。それもロールは回避型ディフェンダー。
言うまでもなく1のフィオルンのお兄さんであり、後の義兄となるダンバンさんを模して作られています。
レックスは直接的なモデルは定かではありませんが、傷という点は尊敬する人と同じなので気に入っているという描写がありました。

それと小ネタとは関係ありませんが、ゲーム中にやたら必要素材とされながら対象モンスターの数が少ない「ポールの彩色板」は色んな意味で印象に残っています。
ターキンポールって…モンスターですらない…
それを何個も何個も。勘弁して下さい…

チラ裏 (高レベルユニークモンスターの倒し方)

この項目は自身が苦戦した高レベルユニークモンスターの特徴について備忘録として書き残しておくものです。
しばらくすれば他のサイト等で立派な攻略方法が記載されると思いますので個人の感想としてよろしければご活用下さい。

夢幻の角竜ゴットハルト 60Lv
とにかく硬い。そしてブレイクが入らない。
途中から取り巻きを召喚するので長期戦必須。
戦闘は長引くものの、ベースアップさえできていればこなせます。

青光の麒麟チュムババ 70Lv
回避が高く攻撃が当たらない。そしてブレイクが入らない。(2度目)
チェインアタックとガード封じで基本攻撃勝負を強いられる。
ベースアップしても苦戦する場合あり。総力戦で挑むべし。
このモンスター限定の素材は武器の強化素材で各メンバー分、計6個必要。
つまり2周以上はしなければならない、面倒だね。

轟雷の龍魚トゥナ・ロア 80Lv
天候雷限定。硬めでブレイクが入らない。(3度目)
範囲攻撃が多く苦しい。このあたりから大攻撃でメンバーが落とされるので要注意。ベースアップしても苦戦する。
このモンスター限定の素材は武器の強化素材で各メンバー分、計6個必要。
つまり2周以上はしなければならない、辛いね…

瞑目の恩赦王ディバロウと剛腕の鉄槌王ドガ 90Lv
2体セットのモンスター。どちらかを攻撃すれば両方アクティブに。
当然ブレイクが入らない…もう回数数えるのやめます。
ディバロウは遠距離型、ドガは近距離型。
いずれも硬くはないがドガはガード率が高い。
問題はこの2体がニコイチな点。先に1体を倒してしまうと確殺攻撃を始めて壊滅するので両方をバランス良く削って最終的に同時に倒す必要あり。
特にドガが怒り状態になってから使う設置型範囲攻撃でNPCが壊滅する恐れがあるのでケアをしながらビジョンとチェインを温存して一気に決めたい。
このモンスター限定の素材は攻撃力と回復力のジェム素材で必要。

闇霧の雪竜アバーシ 100Lv
霧乃獣のドラゴンなので光輝の指輪の出番。
これが最大レベルのボスだと思われる。ブレイク?今更聞かれます?
最後にふさわしい強さでとにかく攻撃力が高い。怒り状態になってからは彼がかみつくだけでディフェンダーをはじめ、メンバーは一撃で落ちる。
おまけにチェインアタックを封じたり、設置型範囲攻撃をしたりと何でもござれ。毎秒固定ダメージの全体デバフのようなものを持っているので隙を見てチェインアタックをしようものならチェインアタック中にゴリゴリ削られ体力が1になることすらある。ベースアップしたところで相手のレベルが上なので苦戦は確実。こいつを倒してゲームクリアを目指そう。
なお、このモンスターの限定素材はなし。もらえるのは名誉だけ。
そんなのってないよ…

ちなみに、高レベルユニークモンスターになるとさすがにユニオン構成を変えましたが、ストーリー進行においてはマシューとシュルクの通称マシュルクによる範囲バースト「モナドクラッシュ」がすごい便利でした。
このユニオンコンボ、ユニオンスキルに戦闘開始時100%リキャストがあるのでフィールドの敵集めて開幕にライジングから打つだけで大量のドロップと吹き飛ばしダメージで幸せになれました。
もう開幕モナドクラッシュなしでは生きられません、最高です。

まとめ

それにしてもゼノブレイド3のDLC追加ストーリーである「新たなる未来」のレビューであると言っておきながら、ストーリー内容からゼノブレイド全シリーズに関してお話することになり長くなってしまいました。

まだまだ思うところはありますが、うまく文章に起こすことができる自信がないので今この瞬間にできることとしてはこのあたりにしておきます。

ゼノブレイドも1、クロス、2、3と経て今回完結となりました。

ただ、本来完結であるはずの3の終わり方は決して終わりではなく、これからが始まりだという内容を示唆する形となっています。

いわゆる 俺たちの戦いはこれからだ! ですね。

たしかな終わりを求めて遊び続けていたら実はそれがプロローグか中盤であったなんてミリしらのスターウォーズか何かでしょうか。
こればかりは楽しいという感情とは別で残念な気持ちが残ります。そんな構成にしなくてもしっかりと終わらせてくれたほうが良かったのになぁ…

始まりがあるものには終わりがある。
物語には終わりがあるからこそ楽しめるといった形であってほしかった。
それがこの作品に対して感じた1ユーザーとしての率直な感想です。

これだけの規模の作品となったからには今後似たような形で新しい作品がリリースされることは間違いないでしょう。
そのときもまた楽しむことができるよう、いつまでも変わらずひたむきにゲームを遊んでいきたいなと思いながらゼノブレイドシリーズのレビューとさせていただきます。

ここまで長く拙い文章をお読みいただき、誠にありがとうございました。
より良いゲームライフをお過ごし下さい。

次回のゲームは現時点で未定です。何かございましたらTwitterまでお願いいたします。

最後のムービー 1つとなった世界に何やら小さな光が向かう姿が…?
ストーリークリア後のトップ画面 (新たなる未来)
ゼノブレイド3本編のトップ画面 消滅現象がよく分かる同じ構図ですね。

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