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『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を読み途中…でももう感想を書きたいと思ったので書きます。

この本、なかなか面白いと思ったのは50ページくらいを超えたころ、むしろ前半は何となく好きな感じではなかった。

でもこの本は途中で投げ出せない理由がある。

先日転職をしたいと店長の私に言ってきた若いスタッフがいた。退職するのはいいが、その先の進路が空っぽ。。。それで大丈夫なの?と親心が沸いてしまった。

転職を店長が手助けするというのも変な話だが、とにかく転職の準備として本を何冊か読もうと提案、課題図書を自分で決めて期日までに読んでくるよう伝えた。

そしてそのスタッフが選んだ課題図書がこの本だった。とりあえず私も最後まで読んでみるかと仕方なしに読み始めた。ところがこれが面白かった。私の考え方がカチコチだということを思い知らされた。

私の中で「やりたいこと」はいつも明確だと思っていた。接客販売の仕事が好き、この仕事をずっと続けたい。この気持ちはもちろん変わらないが、私は【接客販売業】という言葉を表面的に頑固に守り続けていたと気づかされた。

「得意なこと」「好きなこと」を掘り下げる中で、私はなぜ接客販売が得意で好きなのかということを考える機会にもなった。

得意なこと→人の気持ちを察すること(多分出来ている気がする)
好きなこと→自分の良いと思ったものを誰かと共有すること

良い!と思ったものを誰かにも使ってもらいたいから買ってもらう努力をする。そのためにどうしたら人の気持ちが動くのか、これは教えてもらったこともないが、何となくわかる(具体的な努力をしていないので、人には詳しく教えられないことでもある)、おそらく得意という分野に入ると思う。

このことが分かっただけでも、私の考えはかなり広がった。

副業に興味はあるが、何が出来るのか分からず数年ふらふらしている。手先は器用だから何か作って売る?あまり現実的にイメージ出来ないのが正直なところだった。

でも今回私は「人と好きなものを共有するのが好き」と知ったことで、何か作るのではなく、みなさんと好きと思うものを共有する場所を作るということも良いかもしれないと思った。

私は刺し子が好きでコツコツ作るが、先生になるほど上手ではない。なので先生ではなくてもいい、手芸が好きな人が集まる場所を作るというのも(儲からないかもしれないが)副業として楽しんでもいいのではないかと感じるようになった。

他にも迷走しているインスタグラムを「私の好きなものの共有の場所」にしてみるのも楽しそうだなんて色々なわくわくが生まれるから面白い。

まだ今ちょうど100ページ、ここから質問に答えながら自分ともっと向き合う日々が続く。少し大変そうだが、読み終えたころにどんな私と出会えているか、なんだか楽しみでもある。

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