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お母さんになっても好きな仕事で生きるLiveReport

これまでの仕事歴と、結婚・出産してからの仕事観、そしてこれからどんなふうに働いていきたいかを、スピーチコンサルタントのNorikoさんグラフィックデザイナー/ビジョンクリエイターのNamiがお話しました(2023/7/29)

Norikoさん:スピーチコンサルタント @true_voice.nori
(聞き手)LINEN 代表 Nami: グラフィックデザイナー/ビジョンクリエイター @linen_graphic_design


それぞれの家族、仕事

Nami:今日はよろしくおねがいします。お互いに働いていて、子供もいて、LSC Academyという起業塾で出会ったときから姉妹かな?と思うぐらい近い存在のNorikoさんです。息子さんが食物アレルギーを持たれているなどの偶然の共通点がありました。お仕事は全然ちがうんですけどね。私は、現在中学2年生、小学6年生の男の子の母です。

Noriko: 私は、高校1年生の娘、小学6年生の息子がおります。

大学を卒業してアナウンサーを5年やりました。その後、結婚や出産、海外生活もあり、専属の仕事ができていなかったんです。ニュージーランドで保育園で働いたり、ワーキングホリデーのサポートなどもしたことがありますよ。

ずっと子育てに専念していたのですが、4年ほど前に仕事に復帰しました。

Nami:  私は最初は憧れの場所に就職したのですが、クリエイティブなお仕事ではなくて。クリエイティブなことが好きなのに、自分に嘘をついて入ったのかもしれない、と思ってしまったんです。

そのあとデザイン会社に就職し、アルバイトから社員になってずっとこの仕事をしています。

子育て中も1年だけ休止してましたが、ずっと働いています。子育てをしながら仕事をするというのはこんなにも大変だったと思うことばかりですよね。自分の気持ちに蓋をしがちじゃないですか?

Noriko:お母さんになったステージでセーブすることってありますよね。アレルギーも大変でした。

Nami: どうしてもセーブしていたと思います。会社員だったら時短勤務もあるとおもうけれど、両立していくって本当につらかった・・

Noriko:私は専業主婦でも大変だったと思うので、仕事との両立も大変ですよね。ただ、今は環境がどんどん変わって、選択肢も増えていますよね。

ライフオーガナイザーと、起業塾という共通点

Nami: Noriちゃんは、教える場、学ぶ場に吸い寄せられていくってお話してましたよね。

Noriko: 実は、小学校の出張授業もやっているんですよ。それぐらい、子育てにも興味があったので、専業主婦だし子育て絶対成功させるぞ!という気合を注ぎすぎて、返って良くなかったかなと思うところもあって。それで、模索してライフオーガナイザーという資格を取りました。

Nami: 私も!保育園に預けながらなんとかやっていたけれど、涙が出てくるぐらい苦しくて。家を片付けないとアクションできない。家が片付かないと心も片付かなかったんです。

通っていたパン教室の先生が子供も生徒もいるのに片付いていることに驚き、片付けに興味が湧いてライフオーガナイザーになりました。

ビジョンクリエイターNamiの場合

Nami:そこでバリバリ働いている人に引き寄せられて、ライフオーガナイザーとしての仕事をしつつ、デザインは受け身でした。デザインは依頼があったらやる、というスタイルだったんです。

ただ、コロナでデザインの依頼が来なくなり慌ててしまって。片付けもやりがいがあったけれど、、、という思いから起業塾に入りました。

起業塾では、片付け半分、デザイン半分の気持ちの二刀流で行くつもりだったけれど、どちらか一つ極めないと!と思い始めたんです。

とはいえ、私はこんなことをしていて、これが得意で、お問い合わせはこちら、という仕組みがなかった。看板もメニューもないお店にどうやってお願いすればいいの?と言われて、ハッとしたんです。

Noriko:起業塾でデザイン1本に決めたんですね。

Nami:自分がやりたいことを探すワークがあるんですけど、それに取り組んでみたら、私がやりたいことはデザインだったんということがわかりました。

スピーチコンサルタントNorikoの場合

Noriko:自分が仕事に復帰したときは、子どもたちが小学校に上がった頃だったので、送り迎えがなくなって自分に向き合う時間になって、今から何しよう?と思ったときに、片付けなどいろんな資格にチャレンジしました。

派遣の仕事にも登録したんですけど、全然連絡がこなくって。

Nami:行動も勉強もしてるんですよね。今ほど発信が簡単な時代でもないし、ビジネスも知らなくて受け身だったから、自分の内面は磨いてるものの、外に出していないという状態でしたよね。

Noriko:子供がいると優先してしまいますよね。

私はコロナをきっかけに海外で暮らすことになったんですが、その時に「また私は家族の為に我慢することになるのかな。せっかく日本で始めた仕事をやめないといけない」と、思ってしまったのが嫌だった。それで、自分でできることがないだろうかということを考え始めました。でも、やったことがないことだったので、話し方を教えるということをどういうカリキュラムにしたいか全くわからなかった!

コロナのときにオンラインのスピーチのお仕事が入っていて、そこで出会った通訳さんに発声練習を教えることになったので、知っていることをお伝えしたことでとても喜んでくださって。

Nami:きっかけは身近な人からの声がけだったんですね。ニーズがあるとおもったんですね。

Noriko:「ニーズ」ということかどうかもわからなくて!でも喜んでもらう事が嬉しいなと思いました。

でも、声を出すって、発声練習という方法もあるけれど、話すのが苦手な方には苦手を克服するところにたどり着けないので、どうやって伝えたらいいか迷いがありました。

Nami:私は人前で緊張して声が震えるタイプで、人前で喋る場では頭の中が真っ白になるんですけど、Noriちゃんが開催されたTrue Voice Programを受講して、とても楽しかったんです。

3ヶ月、話すことにしっかり向き合って、発声練習や伝えたいことのポイントを学んだおかげで、わかりやすくて自信が持てるようになりました。天性の先生です!!

Noriko:思いを形にするというのがずっとできなかったけれど、起業塾でできるようになったり。私もNamiさんのサービスをうけて、自分の思いをロゴマークやバナーにしてもらえて。


家族の反応は?

Noriko:Namiさんは好きなことを仕事にして、家族はどうですか?

Nami:家族は自分のことは自分でできるようになってきたと思います。

これは、家を片付けていたことも大きいです。どこに何を戻すか、何が入ってるかがわかりやすい仕組みだと自分でやれる。小学生になってくると、自分でできるようになる。食事も手の込んだものじゃなくても頑張ってると、家族も協力してくれるようになりました。

今ママが頑張り時だからとわかってくれて、家族が応援してくれるんです。

こんな変化が待っているとは思っていなかったので、とても嬉しいです。

Noriko:私も、ずっと私が専業主婦だったので子どもたちに120%注ぎ込んでいたけれど、仕事復帰してからは子どもたちが変わっていったと思います。

消極的で恥ずかしがり屋だった娘が留学を希望したり、シャイで静かなタイプの息子が英語の環境になじめるようになったり。娘がデザインを手伝ってくれていて、Namiさんのお仕事にも憧れてるんですよ!

Namiのデザインは思いを形にすること

Noriko:今はAIでもデザインが提案されることもあるけれど、ウェブデザインに憧れている若い子に、Namiさんがやっているデザインの捉え方を伝えてほしいと思う。

思いを聞いて、それを形にしていくのが、これぞ本質だと思う。そういうことを伝える人になって欲しいと願ってます。

Nami:これまでに出しているホームページや発信ツールなどをヒントにして、それを元にデザインをご提案しています。発信だけではなくて、都度Zoomでお話をすることでいろんなことが知れることもいいですね。

これからデザインがやりたい人は、自分が作ったものを作品として買ってもらうこともいいけれど、思いを形にして対面でやっていくこともとても素晴らしいので、いろんな手段をつかてやっていくといいと思います。

Noriko:思いを汲み取って形にする、ヒアリング力を活かしてほしいです!

起業は、手漕ぎボートから、日本丸のように

Noriko:起業って、個人で何かを始めること。自分でボートを漕いで海に出ていくイメージで、自分で漕ぎ出すのが難しいと思うんです。

私も、どんなふうにどこに行っていいかわからない迷子ちゃんだった。
大きな会社にいるときは組織の中で大きな船にのっている。

ただ、自分だけで漕いで出て行くのは怖いけれど、私はそれでもいずれは人生100年時代、自分のボートで出ていかないといけない場面が来るんだと思います。それだったら早めに漕ぎ出した方がいい。

私も、航海地図もなければ海に出たこともないので何もわからない状態だったけれど、先行く方の後をついていくことで、ボロボロのボートからNamiさんに出会えて、ブログの背景や発信ツールを整えたことでかっこいい豪華なボートになったと思えているんです。マグロ漁船の日本丸に魚群探知機がついたみたいな!笑

Nami:私達も、起業塾でナビ設定がやっとできるようになりましたよね。
そんなボートじゃ沈むよ、って教えてもらって。

年齢が進むと体力もなくなっていくと思うから、一日でも早くボートを作って漕ぎ出したいですね。

Noriko:人生100年なんだから、いつだっていいですよね。得意な仲間にお願いできると、モーターがついた感じですね!仲間がいれば勇気を持ってすすめますよ。

Nami:苦手を誰か得意な人に頼むとこんなに早く事が進む。一人で起業していると孤独で自分でやらないとと気負っていたけど・・・
得意な人を巻き込んでいって、どんどん船が強くなってますよね。
もっと加速しましょうね。今日はありがとうございました!


挑戦する人をデザインの力で応援します!
グラフィックデザイナーLINEN(graphic design)代表Nami
お問い合わせはこちら
blog: LINEN GRAPHIC DESIGN 


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