見出し画像

誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「あなたが思うよりそれは少なく」

おしゃれにもレベルがあります。
毎日の平凡な、これといって何事もない日々のためのおしゃれ、
そして、非日常的な出来事のための飛び切りのおしゃれ。

24時間365日、同じレベルでおしゃれをしている人は、
いないことはないでしょうけれども、あくまでそれはごく一部の人。
ほとんどの人は、ごく普通の日常的なおしゃれと、
ごくたまに訪れる飛び切りのおしゃれの
両方、あるいはどちらかのレベルのおしゃれのためのルックを用意しているでしょう。

昔、それはお出かけ着と呼ばれていました。
大切なお出かけのための特別な服、靴、バッグ。
女性たちは、自分なりのお出かけ着を持っていて、
ここぞというときに、それらを身に着けて、特別な日に、特別な場所で、
大切な人と会うために出かけたものです。

それは、おしゃれとしては少々難易度が高く、
普段着には必要ない力を要求したりします。
着ていて楽な、とは正反対の、
背筋を伸ばして、歩き方や座り方に気を付けなければならない、
いつもとは違う緊張感を要求する最上のおしゃれです。

「何にでも合うからこれを着た」とか、
「カジュアルが好きで楽だからスニーカーとジーンズ」とか、
そんな普段着のための考え方とは全く別のもの。

しかしそれは、労力をかけても価値のある
経験や想い出をその人にもたらします。
きっとその人が死ぬ間際に思い出すのは、
そんなおしゃれをした日のあれやこれやの出来事でしょう。

けれども、そんな飛び切りのおしゃれができる日は、人生でそう多くはないのです。
暑すぎたり、寒すぎたりする日は、おしゃれより先に暑さや寒さ対策をしなくてはなりません。
大雨の日や雪の降る日は、とびきりのおしゃれのための靴は履けません。

それだけではありません。
飛び切りのおしゃれをするだけの体力や経済力があるとき、
また、それだけの気持ちの余裕があるときも、
振り返ってみれば、それほど多くはなかったと気づくでしょう。
仮にそれがあったとしても、おしゃれにふさわしい舞台に行けるかどうかはまた別問題です。
素敵なロケーションの街やお店、カフェやレストラン、
劇場や美術館や博物館など、近くにはないかもしれません。

例えば、暑くもなく寒くもなく、
雲一つない青空が晴れ渡る秋の一日。
並木道の銀杏は黄色く色づき、すぐ近くには港や公園、中華街がある
横浜の山下町あたりのホテルのラウンジで、
誰か大切な人とお茶をするのならば、
それはまさに飛び切りのおしゃれをするにふさわしい時と場所とシーンと目的と言えるでしょう。
そこで飛び切りのおしゃれをしないのなら、
一体いつするというのでしょうか。

今このとき、わずらわしい出来事からちょっとだけ離れて、
暖かい日差しの中、そこにふさわしいおしゃれをしたならば、
それはきっと、その人の大切な思い出トランプの一枚となるに違いありません。
それは人生の中のほんの数時間です。

あなたが思うよりも、飛び切りのおしゃれができる時は少なく、
それを逃したら、次はなかなか訪れません。

それならば、約束を守らない友人からの連絡など待つのはやめて、
世界情勢が気になるのなら、寄付や署名など、自分にできることだけはやっておいて、
どんなに遠くから何回も電車を乗り継いででも、
飛び切りのおしゃれでホテルのドアを通り抜ける、
それがいつか失う肉体の持ち主である自分に対する責任ではないでしょうか。

あなたがおしゃれでなくてもほとんどの人は気にしません。
あなたがいつもの何にでも合う楽な普段着でも、誰も気に留めません。
ただ単に、ホテルのラウンジで、人の目のつかないような壁際の席に通されるだけです。
それが嫌ならば、
チャンスを無駄にしないこと。
飛び切りのおしゃれをしてその日を過ごしたという経験を自分に与えるようにしてください。
それは自分しかできないこと。
大人になったら、もう誰も、あなたのおしゃれの面倒など、見てはくれないのです。


★zoomを使ってのファッションレッスンを始めました!
20代から60代の男女に受けていただいています。
・たくさん持っているのに着るものがない、おしゃれに見えないと感じる方
・被服費を節約したい方
・簡単におしゃれに見える方法を知りたい方
・服の枚数を減らしたい方
・過去の自分に決別したい方
こんな方々に最適です。

これまでファッションレッスンを受けた方々の感想としては、
・毎日のスタイリングが楽になった。
・被服費が減った。
・いろいろ値上がりしている中、本当に助かっている。
・おしゃれな人認定された。
・もっと早く知っておけば被服費が節約できたのにと後悔。
などです。

 詳細はこちらにあります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?