第二外国語に対する考え方 (ビジネスパーソン向け)

環境調整と準備


"近頃、温水プールに行っていない
行くには、水着やゴーグルを点検しなくてはいけないし
使い捨てコンタクトを作り直さないと、プールサイドで何も見えないなぁ"


趣味の水泳の話をしたいのではありません

語学学習にも、
一定のモノや環境の準備時間が必要で、ひと手間かかること
スポーツと同じように「慣れ」のような部分がある、ということ

の2点をお伝えしたいと思います


もしあなたが普段から週1回以上、
ジムのプールで泳ぐ習慣があるとします
25メートルを20往復ぐらい、軽く流せるとします


そんなあなたが、
健康上の事由から医師に
「来月からは水泳は自粛し、
 水中ウォーキングがアクアビクスに変えた方がいいですよ」と言われたら

水泳が得意なあなたとしては不本意かもしれませんが、
水中ウォーキングやアクアビクスに切り替える上でのハードルは、
最近ほとんど泳いでいない私に比べて、かなり低いはずです。

ゴーグルが要らなくなるだけで、
タオルも水着も揃っているし
何より「着替えたり、水着を洗ったり」の動作が生活のルーティンであり
そこまで面倒な作業ではないからです。


同じ原理で
もし私が来月から
フィンランド語やイタリア語ではなく

「デンマーク語」と「スペイン語」
「フランス語」を
定期的に同時並行で勉強してください、と言われたと仮定します

今の興味や関心に基づいて
好きな言語を選んでいない点は、
非常に残念ではありますが
学習しようと思えば、
その方法やコツ、大まかな道筋が想像できます


辞書は最初から用意するべき言語なのか
音から吸収したほうが有利か
文法重視なのか、
文化面では、どこからアプローチするとモチベーションを維持しやすいか

などの点で

語学学習が習慣化していない方に比べたら
はるかに短い準備期間と予算で、学習にスタートダッシュがかけられます

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