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「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章第3話 長い夜だったけどあんまり死ななかったな

いやとうとう来ましたね、ウィンターフェル城の戦い。

ビクついているサムはどうでもいいから、みんな位置について早いとこ始めちゃってちょーだい。ところがなんと、最初にやってきたのは赤の魔女メリサンドラひとり。ヴォランティスに戻って魔女仲間つれてくるのかと思ったのに。

ドスラキ軍団の剣に着火ファイヤー!ビジュアル的にいい感じ。でもやっぱコイツ、可愛がってたシーリーンちゃんを燃やしたやつだと思うと、ダヴォス的には許せないわけだが。

炎の鎌剣をもったドスラキが先攻隊…だけどだんだん火が消えていく〜。馬がパラパラと帰ってきたけど、ゴーストはどうなったん? 帰ってきたのはジョラだけ? いやもう死者の人海作戦にドラゴンの着火ファイヤー!が一番効果的なのはわかるんだけど、敵味方入り乱れた後じゃ、みんな黒焦げだよ? っていうか、画面が暗すぎて何が何やらw

せっかく後方のホワイトウォーカーを見つけたけど、雪嵐。そうかWinter is coming.だもんね、死者は嵐をも連れてきたというわけか。

そして最初に殺られるのは…サムをかばったエド!まぁ想定内だわな。

ドラゴンのシーンは…何がどうなっているのか、視界悪い感を出すためにこっちまでなんも見えないw ジョン・スノウはデートの時だけじゃなく、もっとドラゴンに乗る練習しておいてもよかったんぢゃw

アンサリードも形勢不利なんで、みんなで城の中に退却。アーリャがクレゲインを守って矢を放つ。そっか、クレゲインは基本、火が嫌いだから矢がそばをかすめるのも怖いんだろな。

退却の時は溝に火を付けるはずがダヴォスの合図もわからず、矢でもムリ。そうだ、メリサンドラを出せ〜、ってこいつは人間ジッポかい。ギリギリ間に合った。

その頃地下では、ヴァリスが「少なくとも我々は地下です」At least we are already in a crypt.と言っているのは、少なくとももう墓にいるんだから死んでもその後始末はラクよね、という皮肉が入っている。

ここでのサンサとティリオンの会話が秀逸。
「結婚したままでよかったかも」Maybe we should have stayed married.
「一番マシな旦那だった」You were the best of them.
「考えたくもない」What a terrifying thought!

そしてカラスの群れに混じってブランが飛んでいってしまう…のはナゼ? なにやってんの?

最初は火を前に突っ立っていたゾンビたちが人柱になって溝を渡ってくるってのがカミカゼっぽくてやだ。そして壁までよじ登ってくるなんてゴキよりしぶとい。助け合う新米騎士ブリエンとジェイミー。サムを助けるジョラ。あとはもう何がなんだか。

アーリャの戦いっぷりがイイね!そっか、ゲンドリーに特注した武器は両側にドラゴングラスが付いていて、2つに分けて両手でも戦えるのね。いやいやブラーボスの白黒館でトレーニングした甲斐があったじゃないか。

すっかり怖気付いたクレゲインにベリックが声をかけるも、アーリャ危うし!

一方、もう1人の少女、リアーナ・モーモントは死者となった巨人に跳ね飛ばされとるし。なんかこのシーンが進撃の巨人っぽいんで一瞬リアーナが食べられる!と思ったけど、捻り潰されながらも相打ちで、2番目の死者はリアーナたん。まぁそうなる気はしたんだが。そしてドラゴン同士の空中戦も混乱を極める。味方同士でぶつかっててどーすんの? これはちゃんとチームのゼッケン付けるとか、イエローベスト着てるとか、目印が欲しかったw

ウィンターフェルの図書室にひとまず逃げたアーリャ。最終シーズン予告編のシーンはこれですな。息を潜めていてもおでこの傷から滴る血の音で気づかれる。逃〜げ〜て〜。危機一髪のところでtwo old shitsと呼んだベリックとクレゲインが助けにくる。ベリックがここで犠牲に…と言ったところで逃げ込んだ部屋にメリサンドラが…グダグダ言っとらんで、生き返らせてあげれば?

「死神に言う言葉は何?」What do we say to the god of death?
“まだ死なぬ” Not today.
これ、まちがってないんだけど、個人的には「おととい来やがれ」って訳がよかったんだけどなぁ。だって、このセリフ、最初にアーリャに教えたのはブラーボスいちばんの剣士、シリオ・フォレルなんだもん。

ドラゴンの空中戦も噛みつきあいになってエグい。そして夜の王とジョン・スノウが落馬、じゃなくて落龍。デネーリスが渾身の「ドラカーリス」をかますんだけど、夜の王ったら不燃ゴミだった!しかも笑ってるし。んでやっとやっつけた死の兵たちがまた立ち上がるし、リアーナもエドも今度は敵だし、いやもうゴキよりしぶとい。しかも死者を蘇らせたら、とうぜん地下墓地で眠ってたスターク家のご先祖様たちまで起きてきたよ。

しかもジョン・スノウがゾンビドラゴンに手こずっている間にシオンもジョラもやられてスローなピアノ曲が流れてくるってラスト。ブランももうダメ!ってところで…アーリャが夜の王を仕留める。いやそうだよね。もうラストで意外性を狙うにはまたジョン・スノウが丸く収めちゃいかんのだな。

もうセリフないんで、書くこともないんだが、ひとつ、ジョラが最後に呟いたの、「痛い」じゃないと思うけど? 英語版では聞き取れなかった。せめて「カリー(シ)…」とかじゃないの?

ラストは赤の魔女がチョーカーを外して浦島太郎みたいな展開で老衰。

うーむ、やっぱり今までのバトルと違って、視聴者は敵側になんの思い入れもないから難しいよな。だったら元の誰かがわかるようにした方がドラマチックだったかも。例えばHardhomeの威勢のいい野人の女性(名前忘れた)がトームントを襲うとか、ナイツウォッチのピップがサムを襲っていよいよサムがチビルとか。あ、でも焼いちゃったから無理なのか。

それと、夜の王に付き従っているホワイトウォーカーたち、何の役にも立ってなくない? これがそれぞれヴァリリア鋼の剣もってるのと戦えばよかったんでないの? 

でもいちばんの感想は「あれ? みんなあんまり死ななかったな」です。ごめんなさい。だってジョージ・RR・マーティンの原作の方向で行くならもっと死亡率高いと思ったんだけどな。テレビの最終回まで引っ張ろうという魂胆か。

お口直しに、舞台裏の写真でもどーぞ。

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