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身体活動を奨励して生活の質を向上させる

筋力トレーニングと有酸素運動は生活の質を向上させ、日常活動を行う能力を向上させる可能性があるようだ、という米国テキサスA&M大学からの研究報告。

研究チームは、以前の研究 (SHHC-1.0) 結果に基づいて構築された「ストロング ハート、ヘルシー コミュニティ 2.0」 (SHHC-2.0) 介入プログラムを実施した。

「最初の試験では、結果と行動の大幅な改善が見られましたが、プロセス評価を通じて、有効性と実現可能性を最大化するにはプログラムへの適応が必要であることがわかりました」と主任著者のレベッカ・セグィン=フォウラー博士は述べている。「そこで、これらの適応の影響を厳密に評価するSHHC 2.0試験が行われました。」

SHHC-2.0 は 24 週間のプログラムで、週 2 回の 60 分間の体験型グループ身体活動と栄養教育クラスで構成され、社会的および環境的変化に関するセッションが含まれていた。

健康教育者によるクラスが、さまざまな地域の図書館、市庁舎、教会などで開催された。参加者には、運動器具、有酸素運動ビデオ、参加者ガイド、健康ジャーナルが提供された。

クラスには漸進的な筋力トレーニングと有酸素運動(ウォーキングやエアロビクス ダンスを含む)を含み、低強度から中強度へと進行した。参加者はまた、クラス外での身体活動に従事することを奨励され、悪天候で運動するための戦略と推奨事項が提供された。

アップステートニューヨークの11の農村地域から182 人の女性(40歳以上)が試験に登録された。そのうち70 人が 60 歳以上だった。ランダムに6地域を介入群、5地域を対照群(遅延介入群)としてプログラムを実施した。

データ解析の結果、介入群は対照群に比べて、12週目および24週目における、客観的指標と自己申告の指標による身体活動レベルが有意に高いことが明らかになった。この知見は、60歳以上の70名においても一貫して観察されたという。

「生涯を通じて身体的に活動的であることは、健康に不可欠です。これらの結果は、人々が活動的になり、それを維持するのに役立つ、「ストロング ハート、ヘルシー コミュニティ 2.0」プログラムの有効性を約束するものです」と筆頭著者のジェイ・マドック教授は述べている。

出典は『International Journal of Behavioral Nutrition and Physical Activity


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