恋愛においては、第一印象の相性と人気が潜在的な恋愛対象としての可能性に影響を及ぼすようだ、という米国カリフォルニア大学からの研究報告。

確立された恋愛関係における人気と相性は研究されてきたが、この種の初めての研究として、研究チームは、これらおよび別の種類の第一印象がのちの恋愛の転帰に影響するかどうかを検討した。

その結果、研究チームは、第一印象は長く続く傾向があり、それが潜在的な恋愛対象としてさらにコンタクトをとりたいと思うかどうかに影響することを発見したという。

「私たちは、人気が一つの重要な因子ではないかと予測していましたが、以前からの知り合いであっても、驚いたことに良好な第一印象は単なる人気コンテストではなく、相性も重要であることを発見しました」と共同研究者のアレクサンダー・バクスター博士候補生は語っている。「別の言葉でいえば、人気があることは2度目のデートをするのに役立ちますが、潜在的な相手とのユニークなコネクションを持つこともまた重要でありえます。」

研究チームは、男性とデートする男性を含む、550人以上を対象に、スピードデートによって出会った潜在的パートナーへの恋愛的な関心を評価した。2-3か月後に、出会った潜在的パートナーとデートしたかどうか、時間の経過とともに恋愛的な感情がどのように変化したかを評価した。

統計モデルを使用して研究チームは、第一印象の形成に影響を及ぼす3つの因子（選択性、人気、相性）によって後の恋愛的な天気が予測可能かどうかを検討した。

その結果、人々は人気のある人や相性の良い人と恋愛関係を築く可能性が特に高いことがわかったという。選択性はあまり重要ではなかったという。

出典は『米国科学アカデミー紀要』

http://dx.doi.org/10.1073/pnas.2206925119