大久保小学校はオンボロでトイレが臭い。屋上には入れなくて、ブランコに座る所がついてない。

そこで六年間過ごした。1から３年生頃までの思い出は思い出せない。

４年生の頃はお調子者でクラスでも人気者だったと思う。その頃が写真では一番楽しそうに見える。

この頃ブランコでいろんな技をするのが流行っていて「アンパンマン」「サザエさん」とかよく分からなない名前をつけて遊んでいた。
友達だったトンくんが「サザエさん」をして怪我をしてブランコの座る所が外された。
その頃はそれに不満で先生の悪口を言っていたけど、今考えると正しかったな。

5、６年生になるといじめられた。
なぜかは思い出せないし、どのようにいじめられたのかもほとんど思い出せない。
だから、おそらくそんなに酷くはいじめられていなかったのかもしれない。
もしかしたらただの喧嘩で1週間とかだけのものだったかもしれない。
そんな曖昧な記憶でその「いじめてきたかもしれい人」を中学時代避けていた。

この頃に不登校だったかわそう(親友であった)とのクラスでの交換日記があってそこでドラクエをやっていることを知って、家に遊びに行った。
それから仲良くなり、ほぼ毎日かわそうの家に行った。
休みの間は朝8時頃に行っていたのでかわそうの親には申し訳なく思う。
自分の友達もかわそうの家に行くようになり、次第に保健室登校だが学校に行くようになった。

先述した「いじめてきたかもしれない人」もかわそうの家に来て、自分の好きな人を暴露されて嫌だった思い出がある。いまでもその人は苦手だ。

そして、卒業式の時だけはしっかり登校してくれた。これは本当に嬉しかった。

中学時代は恋と受験だけだ。恋は全くかなってないし、告白さえ一度もできていなかった。内気な性格だった。

中1になって軟式テニス部に入った。小学校の友達に下ネタを調べたことがバレ、いじられるのがいやで人間関係を一変させようと思ってだ。友達は小学校のときバスケやっていたから別々になると思っていたが、なぜか自分について来やがった。まあ、今考えれば縁を切る理由が下らなすぎる気もする。
この部活は中2で靭帯痛め夏休みに練習に行けず、遅れをとってからやる気が無くなって適当に過ごしていた。

このころにある子に恋をした。可愛く人気者でよく笑う子だった。自分は天パで「かわいい〜」とよくいじられていた。「かわいい」じゃなくて「かっこいい」になりたかった。けど話しかけてほしくてかわいくあろうとした。何度か遊んで彼氏がいることを知り、失恋した。バスケ部のMだ。付き合った報告をわざわざしてきやがった。

中2になるとかわそうと疎遠になった。
何かがあったわけでもない。
何かがあったなら謝れば済んでよかったのに。俗に言う陽キャラなろうとしていたのだ。
それで中間(陰陽師とかいう)だった自分と距離をとったのだ。
別に責めようとは思わない。
だけど切り捨てられたような感じがして寂しかったのを覚えている。

中3になり受験生になった。偏差値49から67まで半年で上げたのはいまでもよくやったと思っている。人生で特に努力とかしたことがなかった自分にとって初めての成功体験(受験には落ちたが成績が上がった)だったと思う。