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黄金に狂う

ミダス王 ―― 触れるものすべてを黄金に変える男。

ある朝起きると、ふれるものすべてが
黄金に変わることに気づきました。

王は狂喜し、城中のあらゆるものに触れては
黄金を増やしていく。
なにもかもまばゆくきらめく黄金の城。

ある日「お父さま」と走り寄ったかわいい王女を、
思わず抱きとめてしまう。

刹那、キンと乾いた音が響き、
黄金の少女像が立っていた。

黄金という欲望に狂った王と、
一瞬それを忘れさせた清楚な王女。

黄金らしいといえば、黄金らしい伝説。

熱に強く、変質するどころか
純度を増すほどなので、
永遠と不死の象徴とされています。


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