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闇の腐女子の創作技法・01「あなたに書く才能はあるか?」

のっけから禍々しいタイトルですみません
この記事シリーズは……

普段、作品を素で作ったら
「あまりにも一般的でない」ために
困った編集担当者に新作発表時は大抵
「鬼才」とか煽りを入れられてしまう
※本人は不本意
naked apeの原作担当・逢川が送る……

「血・死・赤・廃墟・軍服・錆etc」とか

中二闇ワードに未だにウフウフしてしまう
闇をこじらせてしまった
「闇の腐女子属性」の方に向けた
創作技法について書き記していきます。

なので
基本的な創作技法には触れていますが

「努力・友情・勝利・感動・成功」をテーマに
作品を作りたい!みたいな
「光属性」の方にはあまり参考に
ならない部分もあるかもしれません。

以下の様な方にオススメです

・自分で何か作品を作ってみたいけど
何から手をつけければいいかわからない
・物語の作り方の基本が知りたい
・自分の闇を思う存分作品に反映させたいが
どうしたらいいかわからない
・闇が深すぎて書ききる自信がないが
なんとかしたい
・そもそも言語化できない思いが
渦巻き過ぎて生きるのがツライ

そんな方の少しでも参考になれば幸いです

第1回目はまず
そもそもあなたが
「闇の腐女子属性」の方として
作品を書く「才能や適正があるのか?」を
判定するテストをしてみたいと思います
このテストの結果
「何にも当てはまらない!」という方は

「光属性タイプの作家」の可能性が高いです

それでは判定テストを始めます
いいですか?いきますよ?

Q:以下の質問にいくつ当てはまりますか?

1・「血、死、闇、黒、サイコパス、廃墟、錆、
人形、軍服、荒廃、銃器、破壊、ゴシック」などの
ワードに興奮してしまう

2・死にたい、消えて無くなりたいと思うことがある

3・自分の弱さがクソで、周囲が眩しすぎる

4・どうして悲観せずに生きられる人がいるのか
理解出来ない

5・人や大人が怖いと思うことが多い

6・この世界はどうしてこんなにも
汚いのかと嘆くことがある

7・自分の中で湧いてくる醜い感情を素直に
吐き出したら嫌われたりひかれるに
違いないと思うくらい
自分の中で色々渦巻いている

8・自分は繊細すぎてこんなタフな世界を
サバイブ出来る気がしない

9・誰かに言われた否定の言葉を
何日でも何ヶ月でも反芻して死ねるし
実際そうしてる

10・世界は自分を傷つけるために
存在してるんじゃないかと思う事がある

以上、10問のうち
当てはまるものが1つでもあれば
あなたは立派な「闇の腐女子属性」タイプです
※あくまでも当社比

数が一つ増えれば増えるほど
才能がありすぎてやばいです
そんな才能アリアリなあなたには
さっさと何か作品を
書き始めて頂きたいものです


そして、こんな上の質問の多くに
当てはまってしまったあなたに
言っておかなければならない
大事なことがあります

繊細すぎる感性も
強すぎる美意識も
低すぎる自己肯定感も
何も問題がないということ

今まで上手なアウトプットの方法を
知らなかっただけで
自分の中で渦巻いてしまった
黒々とした泥の様な感情も

自分のどこかに風穴を開けて
いざ体の外に垂れ流すことを「許せば」
「個性的な作品」になってしまう
可能性がある、ということ

あなたにとっての「普通」は
誰かにとっても「普通とは限らない」
ということ

私事で恐縮ですが
私は作家としてご飯を食べ始めて
かれこれ20年近くになりますが
コンプレックスは
「才能がなく、普通過ぎること、
 個性がないこと」でした
正直、今もそう思っているのですが

これを言うと「は?」みたいな
顔をされることが20年近く続いてやっと

「ひょっとして……普通でつまらないと
思っていた私の作品には、
個性らしきものがあるのかもしれない?」

と疑ってみると
なにやら「どうもそうかもしれない」
と思えることがあったので

「自己認識と他者認識はこんなにも
相違があるのか」と驚いたものです

人は誰しも何かしらの個性を持っていて
それはあまりにもその人にとって
「当然」過ぎて
「個性」とまで認識するのが
難しいということ

その「個性」を自分で客観視して
知ることは難しくても
知ることの出来る方法の一つが

「なんでもいいから作ったり自己表現
してみたりしたもの」を
自分の外の世界に投げてみること

そしてその反応を見てみること、です

つまり
何か書き始めたり作り出してみないと
始まらないし
しかもそれを「誰かに見て」もらわないと
わからない、ということ

なので、この記事では
「まず作品を一つ創り上げてみる」ことを
目的に掲げ

創作を通じて自分の個性を知り
それを楽しく継続していくために
有用であると思われる心構えや
技術について、書いていきたいと思います

◆第1日目の宿題

心の中で渦巻いている様々な感情や感覚、
出来事を「ノージャッジ」でひたすら
紙やノートに書き殴る
誰かに見せるわけではない
自分だけのものなので何を書いてもいい
ポイントは「自分の中にあるもの」
「次々と湧いてくるもの」を捉える様に
書いてみること

単語、文字、文章、絵でもなんでもOK
とにかくまずはアウトプットしてみましょ
話しはそれからだ!

例:↓逢川のノート



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