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【誰が会社の利益を生み出してるのか?】② - 更に利益を上げるためサピエンス全史を参考に考えてみる

前回のブログでは、「誰が会社の利益を生み出しているのか?」という問いについて、スティーブン・R・コヴィーの「七つの習慣」を参考に解説しました。今回は、ユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」を基に、組織の利益をさらに向上させる方法について考えてみます。

サピエンス全史では、人類が嘘を上手く使って統率する力を持ってきたことも指摘されています。これは、共通の目標やビジョンに基づいて、物語や信念を作り出し、大規模な協力を実現してきたという意味で捉えることができます。企業においても、従業員が共通の目標やビジョンに向かって努力することで、一体感を生み出し、生産性を向上させることができます。

しかし、嘘や虚構の物語に頼りすぎることは、組織の信頼を損ねる恐れもあります。そのため、嘘を使うことは適切なバランスが重要であり、企業の運営においても、誠実さや透明性を大切にすることが求められます。

サピエンス全史で語られるように、人類は数千年の歴史の中でさまざまな統治や組織の形態を経験してきました。そこからわかることは、組織の中で気分良く仕事をさせることが、従業員の生産性や組織の利益に大きく寄与するということです。

では、どのようにして気分良く仕事をさせることができるのでしょうか。以下にいくつかのポイントを挙げます。

  • 共通の目標とビジョンを持つ

「サピエンス全史」によれば、人間は物語や共通の信念を通じて大規模な協力を実現してきました。企業も同様に、従業員が共通の目標やビジョンに向かって努力することで、一体感を生み出し、生産性を向上させることができます。

  • 柔軟な組織文化を築く

歴史上の成功した組織や文明は、変化に適応し、柔軟に対応することができるものでした。同様に、企業も柔軟な組織文化を築くことで、変化に対応しやすくなり、従業員がストレスを感じずに働くことができます。

  • コミュニケーションを大切にする

歴史の中で、人類は言語や文化を通じてコミュニケーションを行ってきました。企業においても、従業員同士のコミュニケーションが円滑に行われることで、チームワークが向上し、生産性が高まります。また、経営陣と従業員の間のコミュニケーションも重要であり、意思決定や方針についてオープンに議論することで、従業員が納得しやすく、積極的に業務に取り組むことができます。

  • 従業員の成長を支援する

サピエンス全史では、技術や知識の進歩が人類の発展を牽引してきたことが語られています。企業においても、従業員の成長を支援することで、スキルや知識が向上し、組織全体の競争力が高まります。研修や教育制度を充実させ、従業員のキャリア開発をサポートすることが重要です。

  • 働きやすい環境を整える

働く環境が良ければ、従業員のモチベーションも高まり、生産性が向上します。適切な労働時間や休憩時間を確保し、福利厚生や労働条件を整えることで、従業員が気分良く働くことができます。

以上のポイントを踏まえて、組織の利益をさらに向上させる方法を「サピエンス全史」を参考に考えてみました。歴史から学ぶことで、組織運営やマネジメントに新たな視点を持ち込み、経営効率を高めることができるでしょう。これらのポイントを意識し、組織全体で利益を最大化する取り組みを続けていきましょう。

最後に、サピエンス全史はかなりボリュームがありますが、幸いにも、多くの人がYouTubeに書評動画をアップしています。これらの動画を利用して、YouTubeラーニングを行うこともおすすめです。動画を通じて、サピエンス全史の要点を把握し、組織運営やマネジメントに役立てることができます。

組織の利益を最大化するためには、「七つの習慣」や「サピエンス全史」などの知識を活用し、柔軟で効果的な経営を行うことが重要です。これらの知識を活かして、組織全体で利益を追求する取り組みを続けましょう。

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