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理解されない経験が多い私はイノベーター?

はじめに


周りから理解されない経験が多い私は、それが自身がイノベーターである証だと認識し始めました。私自身、元々はマジョリティの一員でした。しかしながら、周囲で挑戦する人々を見て、自分も一歩を踏み出すようになったのです。

周囲の多くはマジョリティであり、その視点から見れば、私の提唱するアイデアや行動は異質に映るかもしれません。しかし、私はこれを「イノベーターの孤独」ととらえ、理解を求めるよりも同じ志を持つイノベーターたちとのつながりを深めたいと思うようになりました。

優秀なイノベーターとは、新しいアイデアを生み出し、それを具現化する勇気を持つ者を指します。この道は容易なものではなく、多くの挑戦と困難が伴います。それでも、それらを乗り越えた先に、真の革新が待っています。

イノベータ理論

本題に入る前にイノベーター理論について説明します。

イノベーター(革新者)


最初期に製品、サービスを採用するのがイノベーター(革新者)という層です。
イノベーターは情報感度が高く、新しいものを積極的に導入する好奇心を持った層です。
「新しい」ということに価値を感じて、市場にまだ普及していない、
コストが高い製品やサービスであっても、そのユーザーの価値観に合致したモノであれば支えてくれます。
割合にして市場全体の約2.5%がこのイノベーター(革新者)であると言われています。

アーリーアダプター(初期採用者)


イノベーターほど急進的ではありませんが、これから普及するかもしれない製品やサービスにいち早く目をつけて、
購入するユーザー層のことをアーリーアダプター(初期採用者)と呼びます。
割合にして市場全体の約13.5%がアーリーアダプターだと言われています。
アーリーアダプターは世間や業界のトレンドに敏感で、常にアンテナを高く張って情報を判断し、これから流行りそうなものを採用するので、
世間や業界のオピニオンリーダーやインフルエンサーになりやすい層です。
アーリーアダプターはこの後の層に対する影響力も大きく、
5つの層の中でもアーリーアダプターの攻略は特に重要だと
言われています。

アーリーマジョリティー(前期追随者)


 情報感度は比較的高いものの、新しい製品やサービスの採用に慎重なのが、アーリーマジョリティー(前期追随者)という層で、
市場全体の約34%を占めていると言われています。
アーリーマジョリティーはアーリーアダプターの意見に大きく影響を受けるので、アーリーマジョリティーを開拓するためにはアーリーアダプターをきちんと攻略することと、製品やサービスを導入する合理性をきちんと説明できなければなりません。

レイトマジョリティ(後期追随者)


新しい製品やサービスについては消極的で、なかなか導入しないのがレイトマジョリティ(後期追随者)です。アーリーマジョリティーと同様に市場の約34%を占めていると言われています。この層は、多くのユーザーがこの商品やサービスを採用している、導入側が多数派だと確証を得てから採用するユーザー層です。この層を攻略するためには、まず普及率を高めなければなりません。

ラガード(遅滞者)


最後に紹介するのがラガードという層で、市場全体の約16%を占めると言われています。ラガードは市場の中でも最も保守的な層で、その製品やサービスがただ普及するだけではなく、伝統的、文化的なレベルまでその商品を採用することが一般的にならないと採用しない層です。ラガードを攻略するためには、すでにその製品、サービスが世間の定番になっていることを訴求し、その次のトレンドとなりそうな新商品よりも安心できることを訴求する必要があります。

マイノリティとマジョリティ

イノベーション理論におけるマイノリティとマジョリティは、
新しい製品やサービスを採用するタイミングに基づいて分類されます。

マイノリティ(少数派)は、新しい製品やサービスを早期に採用する
グループを指します。
これには、イノベーター(市場全体の約2.5%)とアーリーアダプター(市場全体の約13.5%)が含まれます。
これらのグループは新しいアイデアや製品に対して最も開放的で、最初に採用する可能性が高いです。

一方、マジョリティ(多数派)は、新しい製品やサービスを採用するのにより慎重で、早期採用者の経験や意見に基づいて決定を下すグループを指します。これには、アーリーマジョリティ(市場全体の約34%)とレイトマジョリティ(市場全体の約34%)が含まれます。

ラガード(遅滞者)は、市場全体の約16%を占めると言われています。ラガードは市場の中でも最も保守的な層で、その製品やサービスがただ普及するだけではなく、伝統的、文化的なレベルまでその商品を採用することが一般的にならないと採用しない層です。したがって、ラガードはマイノリティでもマジョリティでもなく、その後の独自のカテゴリーに分類されます。

あなたも隠れイノベータかも?

人々は安全で予測可能なマジョリティに身を置くことを好む傾向があります。しかしながら、その一方で、マジョリティの中から一歩を踏み出し、マイノリティとして新たな視点やアイデアを持つ勇気が必要です。なぜなら、新たな視点やアイデアは往々にしてマイノリティから生まれるからです。

マジョリティとマイノリティの違いは、「知っているかどうか」と「飛び込む勇気があるかどうか」によって決まります。これこそが、イノベーターの本質を体現するものです。マイノリティであることを恐れず、新たな可能性へと踏み込む勇気があるなら、それはあなたがイノベーターである証拠なのです。

最後に、


私たちイノベーターは、理解されないことが多くとも、
それは新しい道を切り開いている証です。
その道は困難かもしれませんが、それこそが我々が進むべき道なのです。我々の前進により、新しい可能性が開かれ、新しい世界が生まれます。
理解されなくとも、我々は進むべき道を進み続けましょう。

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